福音館書店から(第54回)
「こどものとも50周年記念ブログ」は、2005年6月からはじめた50年分のバックナンバーすべての紹介を2006年6月で終了し、それからは関連イベントについてお知らせするほかは、更新を休んでいる状態がつづいておりましたが、このたびまた、新たな場所を得て、新たな話題を毎週お届けすることになりました。
それは「こどものとも傑作集」の古い作品群を新規製版することについての話題です。この4月より、『ぐりとぐら』『おおきなかぶ』『しょうぼうじどうしゃじぷた』などの「こどものとも」初期の作品について、その輝きを永遠に保ち、これからも幾世代にわたり子どもたちに届けていくために、原画から最新のデジタル技術を用いて製版しなおし、新版として刊行することになったのです。
今回新版となるのは1973年以前発行の「こどものとも」のうち現在「こどものとも傑作集」として刊行されている38点の作品で、そのうち第1期15点を2007年4月に刊行します。
また、これを機に、シリーズ名の「こどものとも傑作集」も「こどものとも絵本」に変更することになりました。
私たちが、なぜ今「こどものとも」の古い作品について新規製版という事業をおこなうのかについて、まず今回は小社の月刊誌編集部長、森達夫からご説明します。
そして次週からは、「新規製版」とは具体的にどういうことなのか、そもそも製版とはなにか、昔と今で何が変わり、今私たちはどのようにして新たな形で絵本を送りだそうとしているのか、などの問題について連載していく予定です。これらのことについては、長年にわたり「こどものとも」の製版に携わり、今回の新規製版でも陣頭指揮をとっている、印刷会社精興社の小俣技術担当部長からうかがったお話しを掲載していきます。
なお、4月に新版となるのは、次の15点です。
どうぞお楽しみに。
3月 1, 2007 福音館からのお知らせ | Permalink
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