福音館書店から(第52回)
子どもたちの元気な声が学校や幼稚園、保育園に戻ってきました。今年の夏休みもまた、子どもたちの心にはきっとたくさんの宝物が増えたことでしょう。
さて、夏休みに札幌西武で開催された“ぐりとぐらのともだちあつまれ! 「こどものとも」絵本の世界展 ”、姫路市立美術館で行なわれた“創刊50周年みんなのともだち 「こどものとも」の絵本展”も多くの方にご来場いただき、盛況のうちに無事閉会いたしました。ご来場いただいた皆様、楽しんでいただけたでしょうか。感想をコメントやトラックバックでお寄せいただけるとうれしいです。残念ながらご覧になれなかった方のために、ほんの少しですが会場の雰囲気をお届けします。
ぐりとぐらのともだちあつまれ!
「こどものとも」絵本の世界展
会期:2006年7月28日(金)~8月20日(日)
会場:札幌西武ロフト7階 五番舘赤れんがホール
会期中、約18,000人もの方にご来場いただき、大盛況だった札幌会場。涼しい北海道にあって、ここだけは熱気あふれた場所となりました。7月29日には絵本作家あべ弘士さんが100名近い参加者を前に、動物の描き方を楽しく指導するイベントも行なわれました。あべさんが描いた絵は会期中展示されました。
会期:2006年7月13日(木)~8月31日(木)
会場:姫路市立美術館
なんと40,000人を越える来館者を記録した姫路会場。10,000人目、20,000人目、30,000人目、そして40,000人目の来館者には記念品の贈呈も行なわれ、地元神戸新聞にも掲載されました。普段静かな美術館のいつもと違ったにぎやかさにスタッフもやや戸惑い気味でしたが、初めて美術館を訪れた子どもたちは原画をきらきらした目で見つめていました。絵本を読むスペースもいつも満員の大盛況で、お父さん、お母さん、そしておばあさんが子どもたちに静かに絵本を読んであげるほほえましい様子が見られました。
こいでやすこの「絵本原画」と「こどものとも」の歩み展
会期:2006年7月15日(土)~8月27日(日)
会場:いわき市立草野心平記念文学館
絵本作家、小出保子さんは福島県出身ということもあり、来館者数は7616名。昨年の企画展のおよそ2倍。例年になく、親子連れのお客さんが多かったとのこと。ロビーには、きつねのきっこと並んで写真が撮れる場所もあり、大好評でした。また、7月16日には小出さんとのお話し会もあり、会場ではいなりずし100個がふるまわれました。原画の展示は27日で終了しましたが、「こどものとも」の歩み展は好評につき10月1日まで延長され、展示されている絵本などを引き続き見ることができます。
さて、10月には広島で原画展が開催されますので、こちらにも是非お越しください。
みんなのともだち「こどものとも」の絵本展
月刊物語絵本「こどものとも」創刊50周年を記念し、『ぐりとぐらのかいすいよく』『あめふり』『はじめてのおつかい』『ぐるんぱのようちえん』をはじめ、各時代を代表する絵本や人気シリーズの原画約270点により、「こどものとも」の歩みと絵本原画の魅力を紹介します。
開催期間 2006年10月7日(土)~2006年11月12日(日)
会場 ひろしま美術館
広島市中区基町3-2中央公園内
問合せ先 TEL.082-223-2530
開館時間 9:00~17:00(入場は16:30まで)
休館日 会期中無休
入館料 一般1,000(800)円、大学・高校生700(500)円、中学・小学生400(200)円
( )は前売り及び20名以上の団体料金
記念講演会
「物語絵本の力」
講師 松居直(児童文学者、福音館書店相談役)
日時 2006年10月9日(月、祝)14:00~
会場 美術館地下講堂
定員 130名(12時から整理券配布、先着順)
聴講無料(美術館入館券が必要)
絵本読み聞かせ会
日時 展覧会会期中の毎週土・日(10月14日は除く)
各午後1時、2時(約30分程度)
土曜日 ボランティアスタッフ
日曜日 RCCアナウンサー
会場 美術館中庭もしくは展覧会会場
9月 8, 2006 福音館からのお知らせ | Permalink
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コメント
せっかくの素晴らしいブログなのに、スパムトラックバックがそのまま掲載されており、たいへん残念です。MovableTypeの機能でスパムトラックバックを削除することは可能かと思います。お忙しいとは思いますが、何らかの対策を取ることは出来ませんでしょうか。
投稿: mk | 2006/11/15 23時34分