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2006/06/30

こどものとも50周年に思うこと  作田真知子

 50周年ということは、毎月一冊ずつ出版される「こどものとも」が600冊になったということです。それに増刊号3冊と途中からできた「こどものとも年中向き」200冊を加えると、あの薄さのあの大きさの絵本が803冊も出版されてきたということですね。
 その中から子どもたちが3代にわたって楽しんでいるロングセラーがたくさん生まれました。時代も違えば、生活環境も違うところで暮らす人々が、世代を超えて、「その話こうなんだよね。あそこがおもしろかったよね」と、心の中に共通の世界を持てるのは、思えばすごいことだなあ、と思います。変化の激しかった日本の文化の中でもめずらしい現象ともいえるのではないでしょうか。絵本というメディアの持つ力をあらためて目の当たりにした感があります。
 また絵本を作る側から見ると、この50年はじつにたくさんの人たちがその時代時代で、子どもに向けて自分を表現してきた歴史だとも言えます。子どもに向けてお話を語りたい人、子どもに向けてことばを発したい人、子どもに向けて絵を見せたい人。50年の間そういう人は絶えることなく、今もたくさん存在します。どうしてなのでしょう。作り手はみな大人なのにどうして大人に向けてではなく子どもに向けて自分を表現したいのでしょうか。「こどものとも」は子どもに向けた仕事の動機として一番多い、「子どもたちの教育のために」という姿勢は当初からとりませんでした。「子どもたちの楽しみのために」と考えてきました。ということは「こどものとも」で自分を表現したい、と思っている人は「子どもといっしょに楽しみたい」やむにやまれない欲求を内にかかえていると言えるかもしれません。

 子どもたちは、ほんものとにせものをすぐに見抜きます。同じおもしろいものでも、ほんものはなんどでも味わいたいし、にせものはすぐに飽きてしまいます。「子どもといっしょに楽しみたい」から、ほんものの楽しさを味わえる表現をめざす人がたくさんいたから、こんなにたくさんの「こどものとも」は誕生をくりかえすことができたのでした。
 私たち「こどものとも編集部」はそういう人たちとこれまでもこれからも仕事ができて、ほんとうに幸せだと思います! 何が子どもたちにとって、おいしくて栄養になる食べ物のように、楽しくていつまでも心に残る絵本なのか、模範解答などありません。なぜかというと絵本は一冊ずつ、うみだす親も違えば、親がたいせつにしていること、面白いと感じていることも違う。親が美しいと感じていること、愉快だと感じる絵も違う。まるでひとりの人間みたいなものです。だから模範解答などないのがあたりまえ。そのできかけの絵本の声に、耳をすまして、一冊ずつその絵本が求めているおもしろさ(それはかならずしもその親が求めているものがすべてではありません)をめざして努力するのが私たち編集部の仕事です。思いっきり自由に、思いっきり楽しい絵本をめざして。
 だから私たち編集部のひとりひとりは、いつもできかけの絵本の声が聞こえるように、自分自身のこころの耳を澄ませているようにするという、簡単なようでいてむずかしい仕事を背負っているとも言えます。ほんとうのことばに出会い、ほんとうの絵に出会い、ほんとうの楽しさに出会うために。そして毎月一冊のおもしろい「こどものとも」を子どもたちの心に届けるために。

作田真知子(さくた まちこ)
1971年、福音館書店入社。月刊誌「子どもの館」編集部などを経て、1984年より「こどものとも」編集部勤務、1994年より「こどものとも」編集長。

6月 30, 2006 2005年, エッセイ | | コメント (1) | トラックバック (0)

2005(平成17)年度にあったこと

個人情報保護法施行。(4月)
中国で、日本が国連安保理常任理事国入りを目指していることへの反発から、各地で大規模な反日デモが行われ、一部で暴動となった。(4月)
兵庫県尼崎市のJR福知山線で脱線事故。死者107名、約550人が重軽傷を負うJR史上最悪の惨事となった。(4月)
プロ野球初のセ・パ交流戦開始。(5月)
サッカー日本代表、バンコクでの北朝鮮戦に勝利し、W杯予選突破一番乗り。(6月)
大手機械メーカーの工場の従業員や周辺住民にアスベストによるガンなどの被害が相次いでいることが明らかになり、全国的にアスベストによる健康被害が問題になった。(6月)
郵政民営化関連法案が参議院で否決。小泉首相は衆議院を解散。(8月)
超大型ハリケーン「カトリーナ」がアメリカ南部に上陸。ニューオーリンズを中心に数千人の死亡などの大被害。(8月)

第44回総選挙で自民党圧勝。民主党惨敗。与党が議席の3分に2以上を占める。第3次小泉内閣発足。(9月)
郵政民営化法案成立。(10月)
千葉県の一級建築士がマンションなどで構造計算書を偽造していた問題が発覚。各地に耐震強度が不足しているホテルやマンションがあることがわかり問題化。(11月)
日本の人口が、統計を取り始めた1899年以降で初めて減少することが、厚生労働省の年間推計で分かった。(12月)
イタリアのトリノで第20回オリンピック冬季大会が開催され、日本は女子フィギュア・スケートの荒川静香が金メダルを獲得。(2月)

主なベストセラー:『頭がいい人、悪い人の話し方』樋口裕一(PHP研究所)、『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』山田真哉(光文社)、『これだけは知っておきたい個人情報保護』岡村久道、鈴木正朝(日本経済新聞社)
ヒット曲:『青春アミーゴ』修二と彰、『さくら』ケツメイシ、『四次元 Four Dimensions』Mr. Children

6月 30, 2006 2005年, そのころあったこと | | コメント (0) | トラックバック (0)

福音館書店から(第50回)

 ようやく50年の歴史をたどり終えることができました。
 「こどものとも」の50年の歴史をたどりながら、刊行当時読んでもらって楽しんだ方にも、初めてこんな絵本があったのかと知っていただく方にも、1冊1冊の絵本の魅力を少しでもお伝えしたいと思い、このブログを開いてきました。皆様お楽しみいただけましたでしょうか。
 今後このブログの更新はしばらくお休みしますが、まだ1年ほどは公開している予定ですので、読み落としていたところなども、どうぞお楽しみください。
 コメントやトラックバックをいただいた方には、大変はげまされました。ありがとうございました。こちらからお返事がほとんどできなくて申し訳ありませんでしたが、これに懲りず今後もどんどんお寄せください。
 「こどものとも」からはこれからも新しい絵本が毎月生み出されます。また「こどものとも」50周年イベントもまだまだ続いていきますので、今後も新しい情報が入りましたら、随時(月に一度ぐらいは)この欄でお伝えしたいと思いますので、時々のぞいてみてください。
 
 夏のイベントの予定を、今回もお知らせします。

ぐりとぐらのともだちあつまれ!
「こどものとも」絵本の世界展

会期:2006年7月28日(金)~8月20日(日)
会場:札幌西武ロフト7階 五番舘赤れんがホール
北海道札幌市中央区北4条西3丁目
開催時間:10:00~20:00(最終日は17:00まで)
入場料:大学生・一般800円(600円) 中高生500円(400円) 小学生以下300円(200円) 3歳以下は無料
*( )内は、前売り及び10名以上の団体料金
お問い合わせ:札幌西武 TEL011-251-0111(大代表)
◇7月29日(土)には絵本作家・あべ弘士さんの愉快なトークと絵のイベントを開
催。「ぐりとぐら」のたまごの車や「はじめてのおつかい」の筒井商店も再現され
る楽しいスペースです。

創刊50周年みんなのともだち
「こどものとも」の絵本展
会期:2006年7月13日(木)~8月31日(木)
会場:姫路市立美術館
兵庫県姫路市本町68-25
開催時間:10:00~17:00
入場料:一般700(500)円、大学・高校生500(400)円、
中学・小学生200(100)円
*( )内は前売り及び20名以上の団体料金
お問い合わせ:姫路市立美術館 TEL079-222-2288
◇7月22日(土)には元永定正さんによる講演会「現代美術で絵本も描いた」を開
催します。また、8月20日(日)には福音館書店「こどものとも」編集長・作田真
知子による講演会「『こどものとも』ができるまで」も行なわれます。創刊号『ビ
ップとちょうちょう』や『ぐりとぐらのかいすいよく』など、約270点もの原画が
展示されます。

こいでやすこの「絵本原画」と「こどものとも」の歩み展
会期:2006年7月15日(土)~8月27日(日)
会場:いわき市立草野心平記念文学館
福島県いわき市小川町高萩字下夕道1-39
開催時間:9:00~17:00(土曜日は20:00まで)
入場料:一般420(330)円、大学・高専・高校生310(250)円、
中学・小学生150(120)円
*( )は20名以上の団体料金
お問い合わせ:いわき市立草野心平記念文学館 TEL0246-83-0005
◇福島県須賀川市出身のこいでやすこさんの作品『おなべおなべ にえたかな?』
『もりのひなまつり』などの原画展示のほか、「こどものとも」復刻版100冊、傑
作集130冊を実際に手に取って読むことが出来る展覧会です。

 お楽しみに。
では、ひとまず、さようなら。

6月 30, 2006 福音館からのお知らせ | | コメント (1) | トラックバック (2)

ねぼすけスーザのはるまつり

2005年4月号
10432

広野多珂子 作

スーザは今年初めて春祭りに参加します。マリアおばさんといっしょに街にいって、ドレスにする赤い布を買ってもらいました。おばさんがドレスを縫ってくれるのを楽しみにしているあいだ、近所の人たちもみんなお祭りの準備で楽しそうです。やがて出来上がったドレスを着て、スーザは大喜び。ところが、それに合う靴がありません……。「ねぼすけスーザ」シリーズの6作目です。

こどものとも589号
26×19cm 32ページ 定価410円(本体390円)

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おひさまはともだち

2005年5月号
10457

正高もとこ さく

イヌのカンタは、どこにいても照らしてくれるお日さまを、自分だけの友だちと思っていました。ところがある日、カンタが散歩をしていると、ネコとウサギも「お日さまは俺の友だち」「ちがうよ、私の友だち」といいます。次の日は曇り空、お日さまは見えません。3匹は、お日さまを探すことにしました。地面の穴や木の上など探していくと、池の中でキラキラしているのを見つけました……。

こどものとも590号
19×26cm 32ページ 定価410円(本体390円)

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ななちゃんの たんじょうび

2005年6月号
10485

あおやぎひろ江 さく おちあいよしえ え

今日はななちゃんの誕生日。酪農家であるおうちは、朝から牛のお産でてんてこまい。お母さんも誕生日の準備どころではありません。ケーキの用意もできていないのに、お友達がやってきてしまいます。どうなるのか不安で一杯のななちゃん。そんな中、おばあちゃんは、みんなで裏山に笹を採りにいくことにしました。採ってきた笹で餅米をつつんでゆでると、すてきなごちそうが……。

こどものとも591号
26×19cm 32ページ 定価410円(本体390円)

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モクレンおじさん

2005年7月号
10589

田島征三 作 酒井 敦 写真

地面に落ちたモクレンの実が集まって、モクレンおじさんが生まれました。散歩に出かけたおじさんが歌を歌うと、歌は赤い実の並ぶ音符になり、その実が集まって子イヌが生まれました。おじさんと子イヌは海辺に出かけて遊びましたが、子イヌが波にさらわれ、おじさんは涙を流して嘆きます。涙は鳥になり、子イヌは魚になったと教えてくれます。『ガオ』に続く、変幻自在な木の実の物語。

こどものとも592号
19×26cm 32ページ 定価410円(本体390円)

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どんぐりえんおばけ

2005年8月号
10614

こさかまさみ 作 さとうあや 絵

「どんぐりえん」に住んでいるおばけのクリリン。いつも子どもたちと一緒に遊んでいるのですが、だれも気づいてくれません。ところがももこ先生がお休みの日、すかさずクリリンはももこ先生に姿を変え、子どもたちとかくれんぼをして遊んだり、大張り切り。ところが本物のももこ先生がやってきて、大あわて……。ゆかいなおばけの楽しいお話です。

こどものとも593号
19×26cm 32ページ 定価410円(本体390円)

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ゆりとかいがら

2005年9月号
10682

松居スーザン 作 川上越子 絵

ゆりは、ねこのジョージといっしょに海辺で砂のお城を作りました。きれいな石や色ガラスのかけら、海草も拾ってきて、お城の広間をかざりました。すると2匹のカニがやってきて、この広間が気に入り、そこで結婚式をすることになりました。やどかりが神父様になり、ふなむしや青い鳥もやってきてお祝いします。やがて波が打ち寄せると……。砂浜に繰り広げられる小さな美しいお話です。

こどものとも594号
26×19cm 32ページ 定価410円(本体390円)

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ヒコリ ふねにのる

2005年10月号
10740

いまきみち 作

海の近くに住むヒコリは、ある日おじさんの船に乗せてもらい、初めての船の旅に出かけました。魚を釣りながらおじさんがいいます。「手をつないで次から次へと、やってくるものなーんだ」ヒコリは「波」と答えます。星を見たり、ペンギンや鯨を見たり、嵐に会ったりしながら、遠い海までひとめぐり。「なぞなぞ」をしながらお母さんの待つ港へ帰ります。刺繍で描かれた美しい絵本です。

こどものとも595号
26×19cm 32ページ 定価410円(本体390円)

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ぽととんもりのゆうびんきょく

2005年11月号
10826

杉本深由起 さく 白石久美子 え

森のはずれに小さな郵便局がありました。毎日郵便物を集めてくるのはクマの局長さん。配達するのは小鳥たちです。ある日、局長さんは森の中で見慣れないポストがあるのに気がつきました。不思議に思って見ていると、なんとポストが動きはじめたではありませんか。誰かから手紙がほしかったタヌキのぼうやが化けていたのです。優しいクマの局長さんと、タヌキのぼうやの心温まる物語です。

こどものとも596号
26×19cm 32ページ 定価410円(本体390円)

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たんたん たんてい

2005年12月号
10894

石川ミツ子 作 二俣英五郎 絵

「こどもえん」でお迎えを待っていた、あきらとけんたは、ふたりで探偵ごっこをして遊んでいました。そこにちょうど大きな袋を背負ったあやしい人影が園の建物に入ってくるではありませんか。人影は大きな袋を「おもちゃべや」に置きました。ふたりは勇気をだしてその大きな袋をつかむと、袋はゆらゆらゆれまがらふたりに向かってきたのです……。

こどものとも597号
26×19cm 28ページ 定価410円(本体390円)

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ぺこぺこライオン

2006年1月号
10993

きむらよしお さく

草原の朝。ライオンが目を覚まします。ラクダも目覚めます。ライオンは、ラクダを捕まえようと追いかけます。ラクダは驚いて逃げます。ライオンのスピードがゆるむとラクダもスピードをゆるめ、ライオンがスピードを上げるとラクダもスピードを上げて……。追うものと追われるもの、その緊張関係を描く果てしない物語を、ちょっとユーモラスに描いた絵本です。

こどものとも598号
19×26cm 32ページ 定価410円(本体390円)

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もりのスケート

2006年2月号
11027

菊池日出夫 さく

ひでちゃんは、ごろちゃんたちと連れだって森の中の池へスケートにいきました。そこには池の氷に穴をあけてワカサギ釣りをしているおじいさんがいました。鬼ごっこをして遊んでいましたが、ごろちゃんが勢いあまって、ワカサギ釣りの穴に足を突っこんで足をぬらしてしまいました。するとおじいさんは、すわっていた椅子のふたをあけてコンロにすると……。「のらっこの絵本」最新作。

こどものとも599号
19×26cm 32ページ 定価410円(本体390円)

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いろ いきてる!

2006年3月号
11112

谷川俊太郎 作 元永定正 絵

真っ赤な色が画面いっぱいに流れています。「あ、いろ、いきてる」それから色は、次々に変化して、怒ったり、泣いたり、おしくらまんじゅうをしたり、飛び散ったり、集まったり、消えそうになったり……絵本の中いっぱいに形を変え、色を変えて動きまわります。いつも斬新な絵本をつくってきた、谷川俊太郎さんと元永定正さんによる「こどものとも」600号です。

こどものとも600号
19×26cm 32ページ 定価410円(本体390円)

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ちょっとだけ

2005年4月号
10431

瀧村有子 さく 鈴木永子 え

赤ちゃんが生まれてママは忙しそう。なっちゃんは初めて自分の事をひとりでしてみます。「ちょっとだけ」うまくできました。眠くなったなっちゃんはママに「ちょっとだけ」だっこしてとお願いします。すると、ママは「ちょっとだけじゃなくて、いっぱい、だっこしたいんですけど、いいですか?」といってくれたのです! 子どもたちの小さな胸を温かく包んでくれる絵本です。

こどものとも年中向き229号
26×19cm 32ページ 定価380円(本体362円)

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きよぼう きょうは いいてんき

2005年6月号
10484

白石清春 文 西村繁男 絵

「今日は、いい天気だよ」といって、手足の不自由な男の子きよぼうのお母さんが庭にござを敷いてくれました。知的好奇心の旺盛なきよぼうは、ござをうまく動かし庭を移動して、アリが青虫を運ぶのを観察したり、隣の子とどろだんごを作ってままごと遊びをしたりします。子どもらしい好奇心や喜びが、素直でみずみずしい文章で綴られ、春の光や空気の感じ取れる絵で描かれています。

こどものとも年中向き231号
26×19cm 32ページ 定価380円(本体362円)

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おばけのおつかい

2005年7月号
10588

西平あかね 作

おばけ家族は、日曜日、くものす森に大好物のクモの巣をとりにきました。たくさんとれたので、おばけの姉弟さくぴーとたろぽうは、2人だけでおばあちゃんの家に届けにいくことになりました。無事におつかいができると、今度はおじさんの家にキノコを届けに。家を間違えてしまいますが……。『おばけかぞくのいちにち』に続く「さくぴーとたろぽーのおはなし」第2作。

こどものとも年中向き232号
19×26cm 28ページ 定価380円(本体362円)

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こんやは はなびたいかい

2005年8月号
10613

きしだえりこ さく あべはるえ え

今夜は花火大会。動物園の動物たちも花火見物をします。寝転んで悠然と見物するゴリラ、びっくりして負ぶっていた子どもを落としそうになるコアラ、驚いてみんなで肩を寄せ合うキリン、目をぱちぱちするカバ、ゆっくり目をあけるワニ、合唱を始めるオオカミ、きれいさを競い合うクジャク、全然気にせず食べつづけるカピバラなどなど、いろんな動物たちのおかしな表情が楽しめます。

こどものとも年中向き233号
26×19cm 28ページ 定価380円(本体362円)

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りすのあかちゃん

2005年9月号
10681

高野けい子作 花房葉子絵

森にリスの赤ちゃんが生まれたので、森の動物たちはひとりずつ赤ちゃんを見にいきます。本当は会うことはできなかったのですが、それぞれ「リスのあかちゃんはこんなふうだったよ」と報告しあいます。でもみんなの話は食い違い、なぜか、ウマに似た赤ちゃんだったり、サルに似た赤ちゃんだったり。そこでみんなでもう一度赤ちゃんを見にいくと、赤ちゃんはリスのお母さんにそっくりでした。

こどものとも年中向き234号
19×26cm 28ページ 定価380円(本体362円)

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チョウスケとおつきさま

2005年10月号
10739

劉 郷英 さく 張 治清 え

満月の夜、子グマのチョウスケが散歩にでかけると池にもうひとつ月がありました。家に持って帰ろうと、池の中に入り手ですくい取ろうとしますが、何度やってもすくうことができません。そこで籠を使ってすくってみますが、やはりできません。今度は桶をもってきてやってみると大成功。でも家の中に入ると月が消えてしまいます。そこでチョウスケは家の前で2つの月をながめながら……。

こどものとも年中向き235号
19×26cm 28ページ 定価380円(本体362円)

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チャイくんはいく

2005年11月号
10825

平島平太 さく

ある日、ひょうたん島に住むチャイくんに友だちのポッキーから、引っ越したので遊びにきてね、というはがきが届きました。さっそく、チャイくんは出かけました。町にいってレンタルアニマルやさんでツノウシくんを借り、海辺ではセイウチを、ジャングルではゾウくんと乗り継ぎ、ポッキーの家で楽しい一夜を過ごします。絵探しの楽しみも盛りだくさんの、色彩豊かな絵本です。

こどものとも年中向き236号
19×26cm 32ページ 定価380円(本体362円)

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ポッ・スットン

2005年12月号
10893

野坂勇作 さく

あーちゃんはおばあちゃんに、明日の自分の誕生日にきてねと、手紙を書きました。その大事な手紙を家の前のポストに入れますが、大雪で郵便の集配の車がなかなかやってきません。心配するあーちゃんのため、ポストは自分で歩き出し、山のおばあちゃんの家を目指して雪の道を進んでいきます。深い雪に立ち往生するポストですが、道々で、意外なものがポストの背中を押し、助けてくれました。

こどものとも年中向き237号
19×26cm 32ページ 定価380円(本体362円)

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じいちゃんとうま

2006年2月号
11026

横内襄 さく

しんさくじいちゃんの家では馬を飼っています。大きくて力も強いけれど、おとなしい馬です。じいちゃんと馬は一緒に仕事に出かけます。山で椎茸作りの仕事をしていると、村の人から電話がありました。車が田んぼに落ちて困っているから、じいちゃんと馬に助けて欲しいと言うのです。じいちゃんと馬は、さっそく田んぼに駆けつけて、みごと、車を引っ張り上げました。老人と馬の日々を描きます。

こどものとも年中向き239号
19×26cm 28ページ 定価380円(本体362円)

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まよなかのおはなみ

2006年3月号
11111

星野はしる さく 菅野由貴子 え

満月の夜、ぼくがお父さんと散歩していると、電信柱が灯籠と連れだってお花見にいくのに出会いました。ポストや狛犬も一緒になって、川の土手を目指します。土手の大きな桜の下には、信号機や公衆電話など、これもふだんは動かないものたちが集まっていました。年に一度のお花見の会だったのです。そして桜の木の下から掘り出したかめには、去年の桜の花びらを集めて作った、花びら漬けが……!

こどものとも年中向き240号
26×19cm 32ページ 定価380円(本体362円)

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2006/06/23

新しい絵本をつくりつづけて…… 編集部座談会(3)

:気持ち的には、子どもの時にすごくおもしろかった本のようなものをつくりたいなとは思うんですけれども。
:会議の時、原稿を読むのを耳から聞く時も、子どもの時に自分がどんな感じで読んでたか、聞いてたかという子どものころの自分になりきって、けっして体とかはもどれないんですけど、心境としてもどってみて、子どもたちはどう思うのか想像しながら聞いています。
:子どものものをつくるっていうのは、いまの大人の感覚だけじゃなくて、自分の小さい時の感覚みたいなものが常に試されるようなところがありますよね。
:作者にいろんなタイプがありますよね。努力して小さいころのことを思い出すとか、または常に小さい人と遊びながらその感覚を失わないようにしてる人とか、その人のタイプによってちがう。たとえば子どもと遊びもしなければ、子どものことを大して好きでもないけれど、書くものは子どもにいちばん近い人もいる。そういう人の作品には、子どもにもどるんじゃなくて、自分の中に確実に子どもがいるんだっていう感じが、強くする。なんの努力もしていなくても描くものがそのままで、子どもに通じる、子どもと生理的に一体感がある、という絵描きさんもいる。絵描きさんとか作家の方にもいろいろなタイプがあるように、編集者にもタイプがあると思います。だから小さいころ絵本体験をそんなにもたなくても、ものすごく勘のいい人っていますね。
:必ずしも、絵本をたくさん読んでいるから、良質な、子どもが楽しめる本がつくっていけるかっていうと、そうじゃないんだなって思います。
:私が夢中で読んでいた頃の70年代の書き手は、戦争中や戦後すぐに子ども時代をすごした人が多くて、自分自身が子どもの頃にはそういう絵本体験はなかったという人たちですよね。だから、それがないといい絵本は絶対できないというものではないですよね。

:何がおもしろい子どもの絵本の条件かということは、「こどものとも」が始まってから試行錯誤で探ってきているわけですよね。いま、いい絵本とは何かということで一般的に私たちがいっているようなことは、手探りで探り当てたものであると同時に、西欧の昔話の型とか物語の型というものが、結局は子どもたちにながく喜ばれるんだという、一種の理念のようなものとして輸入されてきたんじゃないかなと思うんですね。私たちが子どもの本をつくるとき、特に福音館の場合はかなりそのあたりを意識して、始めがあって終わりがある物語の型というのが子どもたちは好きなんだって信じてつくっているところがあります。
 「こどものとも」の歴史が、それを物語っているともいえますが、その結果、日本の昔話の中でも、かなりその要素の強いものしか絵本にはならないということがあります。あいまいな結末なものはやはり絵本になりにくい。でも、まだまだたった50年の歴史の中で、子どもの本というのはこういうのがおもしろいんだっていうことを定義づけながらも、一冊一冊はちがうわけだから、おもしろい絵本とは何かということをひとつひとつ探りつつ、絵本をつくっているというのが実際の感じなんじゃないかと思います。
 でも一方で、文章としての物語性の起承転結のないもの、たとえば『ごろごろにゃーん』とか『やっぱりおおかみ』とか、ああいう種類のものも子どもたちは大好きだっていうこともわかってきている。そういうものも子どもたちの好きな本として入ってきたのは、なんとか西欧の物語文学に対する信奉から自由になろうと努力した結果かなとも思えるし、それはプラスの面でもあると思います。
 いつも試行錯誤の連続ですよね、一冊一冊。本を計る定規があって本ができるのではなく、お話と絵という生き物でできるので、いつも“このようになったら最高”というイメージをもちながら、作者と画家と編集者がぎりぎりまで努力して、世に送りだしている。だから出版される時は、子どもたちに喜んでほしいという思いと、ほんとうに子どもたちの心に届くのだろうかという不安とおそれが、いりまじっていますね。

:絵本のお話、テキストというものがつくりにくい時代になってきているのかなとも思います。あと、生活感覚、たとえば『はじめてのおつかい』みたいに、子どもがひとりでおつかいにいって、“ぎゅうにゅうください”というシーンは、すでに現実にはほとんどない。子どもがひとりでいる状況が極端に少なくなっている。この子どもの気持に共感はできるが、状況はちがう。この絵本がいまも存在するっていうことは、すごくうれしいことなんだけど、いままた同じようなものをひとつひとつ生み出す力があるかっていうと……。
:なにか生活実感みたいなもののなかで表現したいものがあって、物語が生まれてくると思うんですけど、その表現したいものの強さっていうのが、書き手の中に弱まっているのかな。頭で物語をつくっちゃって形にはなっているけど、あんまりおもしろくないっていうのが結構多いようで、なぜなんだろうと思ったりします。最近の「こどものとも」はお話が弱いとか、おもしろくないとかいわれるんですけれど、そのへんはかなり永遠の課題みたいなところがあります。でも私たちもいい出会いを求めて、こらからもどんどん出かけ、どんどんいいものを見たり読んだりしたいと思います。
:実感をともなった一言というか、言葉に出会いたいんですけど、希薄なんですよね。だから文章と絵が二人の作家によるものがたいへん少なくなってきています。絵描きさんの作・絵というのが、時代を追うごとに圧倒的に多くなって、絵描きさんの絵のイメージの展開で、いわゆる起承転結をつけていくというほうは、非常にうまくなってると思うんですけれど、やっぱり言葉に対しては食い足りないところが、その場合は出てきます。絵本専門に書くテキスト・ライターはだれがいるかって、数えられるくらいじゃないですか、いまは。
:岸田(衿子)さんとか、中川(李枝子)さんとか子どもの感覚で子どもがほんとうに楽しめるおもしろいテキストを書いてくださっている。中川さんの『いやいやえん』なんかを読むと、ほんとうに子どもってこんな感じだなっていう、あんまりいい子すぎないし、悪い子すぎないし、子どもをすごく描けてるなって思うんですけど、そういう子どもの姿、ほんとうの姿が書ける人に会いたいと思っても、なかなか会えないです。形としてはぶかっこうかもしれないけれど、ここはすごくおもしろい、ここはすごく印象に残る、いいなあっていう本がつくってみたいと思います。
:絵本でもいろんなタイプのジャンルがありますからね。子どもをよく見て、よく描けるタイプの作者もいるし、そうでなくてもおもしろいものを書けちゃう人もいるし、テキストがいろいろ多岐にわたるのが絵本のおもしろさだと思います。そういう意味では「こどものとも」はいままでもそうですし、これからも、かなり広範囲にわたっての作者を、単に保育者的な目だけでなく、広い世界のおもしろさを引き出してくれる、そういう人たちを、日本だけではなく、世界的な視野をもって見つけていかなければ、おもしろいお話は、いまの日本、ましてや保育の世界だけにとどまっていては、なかなか生まれない、という感じがしますね。

6月 23, 2006 2004年, エッセイ | | コメント (0) | トラックバック (0)

2004(平成16)年度にあったこと

イラクでボランティアの女性、フリーカメラマンの男性などの3人が人質として拉致されたが、1週間後に解放。(4月)
カンヌ国際映画祭で、『誰も知らない』(是枝裕和監督)に主演した柳楽優弥が、最優秀男優賞を史上最年少で受賞(14歳)。(5月)
イラクで日本人ジャーナリスト2人が襲撃され死亡。(5月)
北朝鮮拉致被害者の曽我ひとみさん、家族とインドネシアで再会。日本へ。(7月)
関西電力美浜原発で蒸気噴出事故発生。5人が死亡。(8月)
第28回オリンピック・アテネ大会(ギリシア)が開催され、日本は、マラソンの野口みずき、柔道の谷亮子が優勝するなど、金16、銀9、銅12で史上最多のメダル獲得。(8月)
オリックス・近鉄の合併に反対して、プロ野球選手会が史上初のストライキ決行。(9月)
イチロー、米大リーグ年間最多安打記録達成(262本)。(10月)

新潟中越地震(M6.8)で、一時10万人以上が避難生活。(10月)
イラクで武装勢力が日本人の青年1名を拉致し殺害。(10月)
20年ぶりに新札が発行される。1000円札、野口英世。5000円札、樋口一葉。(11月)
スマトラ沖地震(M9.3)により、インド洋で大津波が発生。沿岸各国で死者は計30万人以上。(12月)
宮里藍・北田瑠衣組、第1回女子ゴルフW杯で優勝。(2月)
福岡県西方沖地震(M7.0)が発生。玄海島は全島避難。(3月)

主なベストセラー:『蹴りたい背中』綿谷りさ(河出書房新社)、『蛇にピアス』金原ひとみ(集英社)、『電車男』中野独人(新潮社)
ヒット曲:『瞳をとじて』平井堅、『Jupiter』平原綾香、『マツケンサンバII』松平健

6月 23, 2006 2004年, そのころあったこと | | コメント (0) | トラックバック (0)

福音館書店から(第49回)

 今日は一日、眠い目をこすっていらっしゃった方も多いと思います。日本の1次リーグ敗退は残念でしたが、明日からまた新しい4年がはじまると考えて、前向きに今後の試合を楽しみましょう。
 このブログも次回はいよいよ最終回ですが、これまでの50年の紹介は終わっても、「こどものとも」はこれからも毎月毎月、新しい作品が加わっていきますし、50周年記念イベントはまだ各地で開催されていきます。
 夏の予定を、今回もお知らせします。

ぐりとぐらのともだちあつまれ!
「こどものとも」絵本の世界展

会期:2006年7月28日(金)~8月20日(日)
会場:札幌西武ロフト7階 五番舘赤れんがホール
北海道札幌市中央区北4条西3丁目
開催時間:10:00~20:00(最終日は17:00まで)
入場料:大学生・一般800円(600円) 中高生500円(400円) 小学生以下300円(200円) 3歳以下は無料
*( )内は、前売り及び10名以上の団体料金
お問い合わせ:札幌西武 TEL011-251-0111(大代表)
◇7月29日(土)には絵本作家・あべ弘士さんの愉快なトークと絵のイベントを開
催。「ぐりとぐら」のたまごの車や「はじめてのおつかい」の筒井商店も再現され
る楽しいスペースです。

創刊50周年みんなのともだち
「こどものとも」の絵本展
会期:2006年7月13日(木)~8月31日(木)
会場:姫路市立美術館
兵庫県姫路市本町68-25
開催時間:10:00~17:00
入場料:一般700(500)円、大学・高校生500(400)円、
中学・小学生200(100)円
*( )内は前売り及び20名以上の団体料金
お問い合わせ:姫路市立美術館 TEL079-222-2288
◇7月22日(土)には元永定正さんによる講演会「現代美術で絵本も描いた」を開
催します。また、8月20日(日)には福音館書店「こどものとも」編集長・作田真
知子による講演会「『こどものとも』ができるまで」も行なわれます。創刊号『ビ
ップとちょうちょう』や『ぐりとぐらのかいすいよく』など、約270点もの原画が
展示されます。

こいでやすこの「絵本原画」と「こどものとも」の歩み展
会期:2006年7月15日(土)~8月27日(日)
会場:いわき市立草野心平記念文学館
福島県いわき市小川町高萩字下夕道1-39
開催時間:9:00~17:00(土曜日は20:00まで)
入場料:一般420(330)円、大学・高専・高校生310(250)円、
中学・小学生150(120)円
*( )は20名以上の団体料金
お問い合わせ:いわき市立草野心平記念文学館 TEL0246-83-0005
◇福島県須賀川市出身のこいでやすこさんの作品『おなべおなべ にえたかな?』
『もりのひなまつり』などの原画展示のほか、「こどものとも」復刻版100冊、傑
作集130冊を実際に手に取って読むことが出来る展覧会です。

 お楽しみに。

6月 23, 2006 福音館からのお知らせ | | コメント (0) | トラックバック (0)

ぞうくんの あめふりさんぽ

2004年4月号
10208

なかのひろたか さく・え

今日はあめふり。それでもぞうくんはごきげんで散歩に出かけます。出会ったかばくんは池の中を散歩しようというのですが、ぞうくんは泳げません。そこでぞうくんはかばくんの背中にのって散歩します。池はだんだん深くなり、こんどはわにくんが2ひきをのせてくれました。もっと深くなると、かめくんがみんなをのせてくれますが……。大人気作『ぞうくんのさんぽ』の36年ぶりの続編です。

こどものとも577号
26×19cm 32ページ 定価410円(本体390円)

この絵本は「こどものとも傑作集」の1冊として刊行されています。(2006年刊)

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くさはらのはら しぶゆきさんよん

2004年5月号
10226

池谷陽子 さく・え

お母さんがごはんの支度でいそがしいので、まあちゃんは一人でテーブルの下で遊んでいました。「くさはらのはらしぶゆきさんよん」と歌っていると、「まあちゃんあそぼ」とネコやニワトリ、イヌにウシまでやってきます。いっせいに「くさはらのはらしぶゆきさんよん」と唱えたとたん、あたりは草原になり、みんなで、思い切りかけっこをします。やがていいにおいがしてくると……。

こどものとも578号
19×26cm 32ページ 定価410円(本体390円)

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なこちゃんとカータロウ

2004年6月号
10248

安江リエ 作 織茂恭子 絵

ひとりで公園に遊びにいったなこちゃんは、すべり台をすべっているカラスのカータロウに会います。いっしょにすべり台で背中すべりをしたり、鉄棒にぶらさがって逆さ言葉ごっこをしたり。なんでも上手なカータロウでしたが、ブランコはつかまるところがないから苦手。でもなこちゃんの足にはさんでもらってブランコもできて、大満足。ふたりは春の日の風に吹かれて楽しく遊びました。

こどものとも579号
19×26cm 32ページ 定価410円(本体390円)

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みずくさむらとみずべむら

2004年7月号
10272

カズコ・G・ストーン さく

ほたる池の中にある「みずくさむら」には、アメンボの家族やミズスマシ、ゲンゴロウ、タイコウチ、マツモムシたちが住んでいます。ある日、大雨が降って池の水があふれ、みんなは池の外に流されて泥の中で動けなくなってしまいました。そこで「みずべむら」のトンボたちが、アメンボたちがつかまっている草を空中へ引き上げようとしますが……。やなぎむらの隣村のお話第3弾です。

こどものとも580号
19×26cm 32ページ 定価410円(本体390円)

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カールくんのおまつり

2004年8月号
10289

油野誠一 さく

カッパのカールくんは、街で友だちになったヒカルくんからお祭りに招待されました。川を泳いで街までいったカールくんは、ヒカルくんといっしょにお宮にでかけ、出店でいちごあめを食べたりして、お祭りを満喫します。お神輿が来ると人がごった返し、大騒ぎ。そのうち屋根の鳳凰が電柱にぶつかって、川の中に落ちてしまいました。そこでカールくんは、こっそり大活躍……。

こどものとも581号
19×26cm 32ページ 定価410円(本体390円)

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わたしは せいか・ガブリエラ

2004号9月号
10308

東郷聖美 さく・え

わたしは、せいか・ガブリエラという名前の5歳の女の子。お父さんはボリビア人、お母さんは日本人。ボリビアと日本の2つの国で暮らしたので、両方のことを知っています。「こんにちは」は“HOLA”、お父さんはおいしいサルテーニャを作ってくれるし、お母さんはおいしいおにぎりを作ってくれる。動物、木、買い物の仕方など、2つの国のことが日本語とスペイン語の両方で書かれています。

こどものとも582号
26×19cm 28ページ 定価410円(本体390円)

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クロウのともだち

2004年10月号
10318

谷川晃一 さく

ワタリガラスのクロウは、民芸品屋の木彫りのコガモのピピと仲良しです。クロウは「コヨーテがシカを追いかけていたよ」とか「村の人たちがお祭りのダンスの練習をしているよ」とか、いつもその日に見たことを、ピピにお話してあげていました。ところがある日、ピピは観光客に買われていってしまいます。クロウは必死で追いかけ、ホテルの窓にとびこむと、やっとのことで……。

こどものとも583号
26×19cm 32ページ 定価410円(本体390円)

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わたしがおひさまだったら

2004年11月号
10334

片山 健 さく

わたしがおひさまだったら、朝にはみんなに「おはよう」といって、鳥を目覚めさせ、昼には「こんにちは」といって、野菜や果物が大きく甘くなるのを応援し、洗濯物を乾かす手伝いをするよ。子どもたちと一緒にいっぱい遊び、笑い、そして夕方は「さよなら」「あそたもあそぼうね」と、手をふるよ。力強くあたたかな油絵で、女の子の視点から太陽の恵みを謳いあげます。

こどものとも584号
26×19cm 32ページ 定価410円(本体390円)

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ほかほかパン

2004年12月号
10361

スズキ コージ さく

はなめんちゃんはお母さんに「ほかほかパン」を買ってくるように頼まれて出かけますが、どこに売っているのかわかりません。途中、イボガラスさんがつれていってくれたのは花屋さん。タテウシさんがつれていってくれたのは本屋さん。でもとうとうパン屋さんを見つけました。意外なところに「ほかほかパン」が!…… 写真撮りした粘土のオブジェをコラージュした愉快な絵本です。

こどものとも585号
26×19cm 32ページ 定価410円(本体390円)

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たんじょうびの まえのひに

2005年1月号
103711

かるべめぐみ さく

誕生日の前の日、まきちゃんは招待状をもってお隣のディエゴおばさんの家に遊びにいきました。まきちゃんがネコのディエゴの絵を描いたり、なわとびをして遊んでいると、おばさんは何度も「ちょっとききたいことがあるの」と呼び、模様のある布やリボンやボタンを選ばせました……。さて、次の日の誕生日に、まきちゃんがおばさんから贈られたものはなんだったでしょう?

こどものとも586号
26×19cm 28ページ 定価410円(本体390円)

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カラスとカモメ

2005年2月号
10390

アラスカ・クリンギット族の昔話より 二川英一 さく・え

欲張りなカモメが太陽をひとりじめにしたので、世界はまっくらになり、動物たちは困ってしまいました。そこで賢いカラスが、カモメから太陽を奪い返そうと、海の底のカモメの家を訪ねます。ウニにもらったとげをカモメにふませ、とげをぬいてやるといって、言葉巧みに、太陽を隠してある箱のふたを開けさせると……。木版画のくっきりとしたコントラストが、光と闇を際だたせます。

こどものとも587号
19×26cm 32ページ 定価410円(本体390円)

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いのなかの かわず たいかいを しらず

2005年3月号
10411

田中秀幸 さく

「『井の中の蛙 大海を知らず』とは君たちのことだな」と、スズメにバカにされたカエルの子どもたち。海を見たことがない子どもたちのために、カエルの家族は海にいくことにしました。行く先々で出会うさまざまな出来事を、カエルのお父さんはみんな、ことわざを使って説明してくれます。口に出して読むのが楽しくなってしまう、ほのぼのとした「ことわざ絵本」です。

こどものとも588号
26×19cm 32ページ 定価410円(本体390円)

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はやく おむかえ こないかな

2004年4月号
10207

なとりちづ さく おおともやすお え

お迎えがまだこないので、りゅうくんは、けんちゃんとあこちゃんとゆみちゃんと遊んでいましたが、ひとりずつお母さんやお父さんが迎えにきて帰っていきます。一人になったりゅうくんは、ぬいぐるみたちと遊びます。クマはだっこしてくれるし、ブタはおやつをつくってくれる、ゾウは絵本を読んでくれるので、大満足のりゅうくんですが、でもやっぱりお母さんのお迎えが待ち遠しい……。

こどものとも年中向き217号
26×19cm 28ページ 定価380円(本体362円)

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だいすき

2004年5月号
10225

飯野まき さく

山のふもとの小さな農場に、ロバとヤギとニワトリが仲良く暮らしています。日が昇ると、動物たちは何かを待っています。遠くからブロロローとエンジンの音がきこえてきました。動物たちは柵から身を乗り出します。食べ物をトラクターにつんだお兄さんを待っていたのです。ニワトリは麦とトウモロコシが、ヤギは干草が、ロバは緑のクローバーとニンジンが大好き。でも、もっと好きなのは……。

こどものとも年中向き218号
19×26cm 28ページ 定価380円(本体362円)

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にんじんのあかえちゃん

2004年6月号
10247

いなべ やすえ さく

にんじんのあかえちゃんは、お母さんが焼いたクッキーを持って、おばあちゃんのお見舞いに。途中、大工のかぼすけおじさんや、パン屋のとーまさんなど、町のみんなも加わってにぎやかに歩いていきます。ところが、途中の原っぱでお昼寝している間に、ウシのもーもこさんがクッキーを全部食べてしまいました。さあ、みんなはクッキーのかわりにおばあちゃんにどんなお見舞いをするのでしょう?

こどものとも年中向き219号
19×26cm 32ページ 定価380円(本体362円)

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ぶるどっぐ と ぼく

2004年7月号
10271

梶山俊夫 作

仕事場におやつを届けてほしいとお父さんに頼まれましたが、ぼくは犬が大の苦手。するとお父さんは犬に会っても大丈夫になるおまじないを教えてくれました。犬に会うたびに「いぬ い ね うし とら」と唱えて、手でグーをつくると、大きな犬、やせっぽちの犬、小さな犬、どの犬も知らん顔。無事通り過ぎることができます。おまけに、ひょんなことから怖いブルドッグと仲良しに……。

こどものとも年中向き220号
26×19cm 32ページ 定価380円(本体362円)

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かげ ひかり

2004年8月号
10288

元永定正 作・絵 中辻悦子 構成

シルエットだけの影の絵の次のページをめくると、鮮やかな色の形が目に飛び込んできます。楽しいことばと一緒に、くりかえし見ているうちに、色のない影の形と色鮮やかな光のページの対比が、心地よいリズムを生みだします。『ころ ころ ころ』『がちゃがちゃ どんどん』『もけら もけら』『カニ ツンツン』などで、子どもたちに大人気の抽象画家が描く絵本です。

こどものとも年中向き221号
26×19cm 32ページ 定価380円(本体362円)

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いっくんの でんしゃ

2004年9月号
10307

のぐちくみこ さく・え

いっくんは電車が大好き。今日も電車のおもちゃで遊んでいたら、その電車はいっくんとぬいぐるみたちを乗せて走り出します。最初に停まるのは“うみえき”。海でたっぷり遊んだいっくんたちは、電車の中で海を見ながらおふろにつかります。次の“やまえき”では、落ち葉の山の中でかくれんぼ。乗り物が大好きな子どもたちの心をゆっくりと遊ばせてくれる絵本です。

こどものとも年中向き222号
19×26cm 28ページ 定価380円(本体362円)

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トチノキのひっこし

2004年10月号
10317

中西恵子 さく

コウモリ山の山こぞうは、仲のいい年老いたトチノキが人間たちに切られそうになっていることを知り、いい場所に引っ越させることにしました。地面の奥まで深く張った根っこを引き抜いたトチノキは、山の池の畔を目指して出発します。トチノキは途中で転んで歩けなくなりましたが、クマやイノシシやコウモリに助けられ、ようやく気持ちのいい池のほとりに根を下ろすことができました。

こどものとも年中向き223号
19×26cm 32ページ 定価380円(本体362円)

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あきいろのホネホネさん

2004年11月号
10333

にしむらあつこ さく・え

郵便屋さんのホネホネさんの自転車がパンクしてしまいました。ホネホネさんはタヌキの修理やさんに修理をたのみ、タッタッターと走って配達。そして全部の配達が終わったら、こんどは初めて自分の手紙を町のみんなに配ります。その手紙とは? ホネホネさんとガールフレンドのホネコさんの結婚パーティのお知らせでした! ホネホネさんの絵本第4作。

こどものとも年中向き224号
26×19cm 28ページ 定価380円(本体362円)

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2005年1月号
10370

大槻あかね 作

針金でできた小さな人が出かけます。コップに会ったり、ポットに会ったり、マヨネーズのケースに会ったり、みみかきに会ったり。そのたびにその人は、まねをして「ひょ」と腕をあげたり、「よ」と逆立ちをしたりします。蚊取り線香の上を走ったり、ファスナーの上を滑ったり。ページごとに身の回りの物たちとその人との楽しい出会いがたくさんある、新鮮味溢れる絵本。

こどものとも年中向き226号
19×26cm 32ページ 定価380円(本体362円)

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イガイガ

2005年3月号
10410

さとうゆみか さく

川をはさんで住んでいる小さな赤いイガイガと青いイガイガ。川に流れてくるどんぐりを取り合っては、いがみあっています。そんなある雨の朝、川に大きくて丸い、いがいがしたものが流れ着きました。そこに、大雨のため鉄砲水が流れ込み、イガイガたちの村は飲み込まれてしまいます。大きなイガイガと小さなイガイガはそのまま一緒に流されて、1本の木の根元に流れ着きました……。

こどものとも年中向き228号
19×26cm 32ページ 定価380円(本体362円)

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2006/06/16

子どもと読んだ「こどものとも」——編集部座談会(2)

:私の場合は、今はDさんぐらいになる子どもに読んであげてた。子どもが2人いたので10年間くらいにわたって読んであげてました。子どもと何度も読んだ本といえば、『とうだいのひまわり』とか、古いものは年中向きでリバイバルしていたのか、私が福音館にいたから家にあったのか、けっこう昔のものも読みました。『てぶくろくろすけ』も何度も読んだし、『12のつきのおくりもの』も『のんびりおじいさんとねこ』も『ひっこしこし』も好きだった。『しごとをとりかえたおやじさん』もすごい好きでしたね。『ぐりとぐら』は、うちの2人の子はそんなにはまらなかったですね。
:Mちゃん(女)とHくん(男)とちがいますか、好みが?
:微妙にちがってね、Hが『よるのびょういん』に夢中だった時は、Mはもう大きくなっていたんじゃないかな。『ちいさなろば』とか両方ともすごい好きだった。『やこうれっしゃ』も好きだったし、保育園の生活だったから『くらやみえんのたんけん』もめちゃくちゃ好きでしたね。『マフィンおばさんのぱんや』はMがものすごく好きだった。『おなかのすくさんぽ』はHが好きだった。こわいのに何度も何度も読んだ。『どうぶつしんぶん』もずいぶん読みましたね。
:『どうぶつしんぶん』なんかどうやって読むんですか?
:『どうぶつしんぶん』は好きなところだけ記事を読んであげて、いつもおんなじとこで笑ったりしてました。
:私も『どうぶつしんぶん』のヘビの詩を近所の子とみんなで覚えて、いいあったりしてた。
:やっぱり、会社で一人で読んだものよりも、子どもといっしょに読んだもののほうがよく覚えているし、印象にも深く残っていますね。
:最近私もだんだん「こどものとも」を子どもといっしょに読めるようになってきました。最近のヒットは『ムッシュ・ムニエルをごしょうかいします』で、子どもが全部覚えていて、中に出てくる呪文とかもいえるんですよ。「ウマはキュウリのサラダをたべな~い」とか「ムッシュ・ムニエルはヤギですが、ふつうのヤギとはちがいます」とか。私は読んでいて、この本は大人っぽい感覚かなと思っていたら、意外に子どもがはまっています。今、福音館で売られてないのがさびしい気がします。思い出に残っているのが、今売られていないというのがけっこうあったりしますね。ハードカバーになっていなくても名作はいっぱいあるというか…。
:月刊誌をとっていたから、そういうのに出会えたということでしょうね。
:ちょっと営業っぽくなってますけど。
:子どもにとっては、面白いかどうかだけですよね。販売面のこととか、いろいろな大人の事情で子どもの手に届きにくくなっているものもありますよね。

:子どもがいったことで、ヒントになって作った本があります。『おいしいものつくろう』は、Hがお料理を手伝いながら、「ここでたまごをわりまして~」とか歌を歌ってたから、お料理を作る歌を作りませんかって岸田衿子さんにお願いしてできたんです。
 自分が絵本を読んであげて、今は大人になった子どもたちにとって、絵本はなんなのかというのは、親からするとわかんないですね。A君みたいに「こどものとも」編集部に入ってということがあれば、突然思い出すこともあるのかもしれないけど、まだ20代の終わりとか30代の初めで、全然別の仕事をしてるから。これから自分の子どもに読んでやって思い出すことはあるかもしれない。特に男の子なんか、あんなに絵本が好きだったのに、それが彼の中で今どんな位置をしめているのかなって思うことも時々ありますね。
:うちの兄とかそうですね。ずっと絵本からはなれてて、今自分の子どもに読んでいて初めて、ああ、そうだそうだ、この話こうだったよねって話しながら思い出して、2度目に楽しんでいる。それでやっぱり自分が好きだったものが、子どもも好きだったりすると、うれしいらしい。
:このあいだも「こどものとも絵本の世界展」の会場の売り場で、一生懸命、「お父さんはこれが好きだったんだよ」って娘にいってる人がいて—『ぐるんぱのようちえん』なんですけど—娘は一生懸命ちがう本を見ようとしてて、「お父さんはこれ」っていっても全然聞いてくれないから、奥さんのほうに「おれの話を全然聞いてくれない」っていいにいってました。
:でもそれって子どもはすごくわかるみたいで、「これはお父さんが好きな本。これはお母さんが好きな本」ていって、お父さんの好きなこの本、読んでとかいうんですよね。
:お父さんの時はこの本読んでもらうみたいのがあるよね。
:うちの父親には2つくらいしか読んでもらった記憶がなくて−ほんとはものすごい読んでくれてたらしいんですけど−そのうちのひとつは『ごろごろにゃーん』、もう1冊は加古さんの『どろぼうがっこう』(偕成社)。
:お父さんが読んでくれたほうがおもしろそうっていうのがあるかもしれないよね、『どろぼうがっこう』とかは。
:「ぬきあし さしあし しのびあし」とかいうのも父親がのって読んでくれた。「ごろごろにゃーん」もけっこう抑揚つけて「ごろごろにゃーん ごろごろにゃーんと ひこうきはとんでいきます」とかいって。
:その節で入ってる? やっぱり?
:そうなんです。ほかの人の節っていうか、読み方だとなんかちがうなあっていう感じ。
:子どもの好みというのは、自分の好みとはちがう部分があるかもしれない。
:男の子っていうのは特に不思議ですよね。ある時ぴたっと全然ちがうほうにいっちゃうから。
:そうなの、ある時ぴたっとそういうこといわなくなるから。
:なんか女の子っぽいとか、子どもっぽいみたいな感じで。
:ちょっとはずかしいみたいな感じ。
:それをこえたらまた変わるんだろうけど。私の兄もいっしょに絵本読んでいたんだけど、そんなには私ほどには覚えていなくて、それでも『スーホの白い馬』がすごいよかったとか、そういう時だけは和やかな感じで話ができる。兄弟でもそんな会話はないけど、なんか共通のベースのところにもどれるということがあるかもしれないですね。兄は特に絵本好きというわけではないですね。今、小学校の先生ですけど、もっと子どもに本を読んであげてほしいですけど。
:絵本だけじゃなくて、ほかにもいっぱい楽しい遊びがありますからね。選択肢のひとつっていう感じでね。
:絵本はなにが普通のほかの遊びとちがうんだろう。
:私は仕事してたから、寝る前に読んでやるっていうのがすごい楽しみだった。一番てっとりばやくて簡単じゃない、それでよろこぶから。絵本を読む時間というのが自分でもいい時間でしたね。
(次回に続く)

6月 16, 2006 2003年, エッセイ | | コメント (0) | トラックバック (0)

2003(平成15)年度にあったこと

日本郵政公社が発足。(4月)
個人情報関連5法が成立。(施行は2005年4月)(5月)
有事法制関連3法が成立。日本が武力攻撃を受けた際に地方自治体が必要な措置をとることが定められる。(6月)
イラク復興支援特別措置法が成立。(7月)
世界陸上選手権(パリ)の200mで末続慎吾が銅メダル。日本人初の陸上短距離メダリストとなる。(8月)
阪神タイガースが18年ぶりのセ・リーグ優勝を決める。(9月)
第2次小泉内閣発足。(9月)
民主党・自由党が合併、新たに「民主党」となる。(9月)
女子ゴルフの宮里藍が18歳3ヵ月の史上最年少でツアー優勝。(9月)

東京・神奈川・千葉・埼玉でディーゼル車規制スタート。(10月)
中国初の有人宇宙船「神舟5号」打ち上げ成功。(10月)
第43回衆議院選挙で与党は安定多数を確保。民主党は40議席増。(11月)
アメリカでBSE感染牛発見。アメリカからの牛肉輸入が停止される。(12月)
鳥インフルエンザが山口県で国内初の確認。(1月)
自衛隊のイラク派遣が開始され、先遣隊がサマワに入る。(1月)
東京の六本木ヒルズの回転ドア事故で6歳の男児死亡。(3月)
荒川静香、世界フィギュア選手権(ドルトムント)で優勝。(3月)

主なベストセラー:『バカの壁』養老孟(新潮社)、『世界の中心で、愛をさけぶ』片山恭一(小学館)、『開放区』木村拓哉(集英社)
ヒット曲:『世界に一つだけの花』SMAP、『さくら(独唱)』森山直太郎、『No way to say』浜崎あゆみ

6月 16, 2006 2003年, そのころあったこと | | コメント (0) | トラックバック (0)

福音館書店から(第48回)

 いよいよ全国的に梅雨に突入し、大雨の被害も深刻になってきました。被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。
 さて、先週お伝えしたこの夏のイベント情報に一部間違いがありました。すでに修正してありますが、もう一度正しいものを掲載します。(札幌の「こどものとも」絵本の世界展の入場料を訂正しました)

ぐりとぐらのともだちあつまれ!
「こどものとも」絵本の世界展

会期:2006年7月28日(金)~8月20日(日)
会場:札幌西武ロフト7階 五番舘赤れんがホール
北海道札幌市中央区北4条西3丁目
開催時間:10:00~20:00(最終日は17:00まで)
入場料:大学生・一般800円(600円) 中高生500円(400円) 小学生以下300円(200円) 3歳以下は無料 *( )内は、前売り及び10名以上の団体料金
お問い合わせ:札幌西武 TEL011-251-0111(大代表)
◇7月29日(土)には絵本作家・あべ弘士さんの愉快なトークと絵のイベントを開
催。「ぐりとぐら」のたまごの車や「はじめてのおつかい」の筒井商店も再現され
る楽しいスペースです。

創刊50周年みんなのともだち
「こどものとも」の絵本展

会期:2006年7月13日(木)~8月31日(木)
会場:姫路市立美術館
兵庫県姫路市本町68-25
開催時間:10:00~17:00
入場料:一般700(500)円、大学・高校生500(400)円、
中学・小学生200(100)円
*( )内は前売り及び20名以上の団体料金
お問い合わせ:姫路市立美術館 TEL079-222-2288
◇7月22日(土)には元永定正さんによる講演会「現代美術で絵本も描いた」を開
催します。また、8月20日(日)には福音館書店「こどものとも」編集長・作田真
知子による講演会「『こどものとも』ができるまで」も行なわれます。創刊号『ビ
ップとちょうちょう』や『ぐりとぐらのかいすいよく』など、約270点もの原画が
展示されます。

こいでやすこの「絵本原画」と「こどものとも」の歩み展
会期:2006年7月15日(土)~8月27日(日)
会場:いわき市立草野心平記念文学館
福島県いわき市小川町高萩字下夕道1-39
開催時間:9:00~17:00(土曜日は20:00まで)
入場料:一般420(330)円、大学・高専・高校生310(250)円、
中学・小学生150(120)円
*( )は20名以上の団体料金
お問い合わせ:いわき市立草野心平記念文学館 TEL0246-83-0005
◇福島県須賀川市出身のこいでやすこさんの作品『おなべおなべ にえたかな?』
『もりのひなまつり』などの原画展示のほか、「こどものとも」復刻版100冊、傑
作集130冊を実際に手に取って読むことが出来る展覧会です。

 このブログも来週再来週のあと2回となりました。最終戦まで全力でがんばりますので、応援よろしくお願いします。

6月 16, 2006 福音館からのお知らせ | | コメント (0) | トラックバック (0)

しあわせを もってきた シャベル

2003年4月号
30565

松野正子 さく 太田大八 え

トムは、お父さんの遺してくれた鉄のシャベルを1本だけかついで、旅に出ました。ぬかるみにはまった荷車を助けたり、固い土を耕している女の人を手伝ったりして、シャベルで人助けしながら、旅を続けていきました。ある夕方、一夜の宿を借りに立ち寄った家で、病気の母親と娘が、ヤギを襲うオオカミに悩まされているのを知ると、さっそくシャベルで大きな落とし穴を掘り……。

こどものとも565号
26×19cm 32ページ 定価410円(本体390円)

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まじょの ふるどうぐや

2003年5月号
06203

佐々木マキ 作

女の子と犬が森へ遊びに行くと、古ぼけた古道具屋がありました。誰もいないお店の中は、ほこりをかぶったきたない古道具ばかり。女の子が古道具をきれいにふいていくと、古道具たちはくまやぶたの姿にもどります。魔女の魔法で、動物たちが古道具にされてしまっていたのです。みんなは急いで逃げ出そうとしますが、そこへ魔女が帰ってきて……。大人気、まじょのシリーズの3作目です。

こどものとも566号
19×26cm 32ページ 定価410円(本体390円)

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ばらのことり

2003年6月号
10004

よこみち けいこ さく

亡くなったお母さんが好きだったバラの花を庭で摘んでいると、花の中で小鳥の雛が雨にぬれてふるえていました。ふうこは、お父さんといっしょにその小鳥の世話をします。温めたり、虫を食べさせたり……。次の日、保育園から帰ると、小鳥を入れておいたダンボールが空になっていました。小鳥は飛べるようになったのです。福音館書店創立50周年記念で一般から募集した作品の入選作です。

こどものとも567号
26×19cm 32ページ 定価410円(本体390円)

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おとのさま

2003年7月号
10067

ただよしひと さく

昔、散歩の好きなおとのさまがいました。今日もいつものように散歩に出かけましたが、野菜を運ぶのに老いぼれ馬しかなくて困っている村人に出会うと、自分のりりしい馬と取り替えてやり、祝言なのにぼろの着物しかなくて困っている家族に出会うと、すてきな着物と交換してやります。その度に「わしはりっぱなおとのさま……」と歌いながら……。福音館書店創立50周年記念募集作品の入選作です。

こどものとも568号
26×19cm 28ページ 定価410円(本体390円)

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たろうめいじんのたからもの

2003年8月号
10080

こいでやすこ さく

キツネのきっこが、イタチのちいとにいのところに水遊びにいくと、2人はきれいな緑色の石を持っています。その石はたろう名人の宝物で、上手に泳げるようになるともらえるのです。きっこは、泳ぎを教えてもらうためにイタチの兄弟に案内されて、たろう名人を探しにいきました。雨が降り出すとどろんこ池の底から大ナマズのたろう名人が現れて……。キツネのきっこのシリーズの4作目。

こどものとも569号
26×19cm 32ページ 定価410円(本体390円)

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オレンジいろのビーチサンダル

2003年9月号
10089

市川宣子 作 菅野由貴子 絵

お姉さんと海岸の花火大会に出かけたゆうちゃんは、人混みの中で脱げてしまった片方のビーチサンダルに、小さな男の子がのっているのを見つけました。男の子が手を広げると花火のように火花が飛び散ります。男の子はゆうちゃんに、次々に小さな花火の花をたくさん咲かせて見せてくれました。その子は空から落ちてきた雷の子だったのです。やがてお兄ちゃんの雷が迎えにくると……。

こどものとも570号
26×19cm 32ページ 定価410円(本体390円)

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あんなところに

2003年10月号
10106

井上洋介 さく

観覧車の下を見れば「あんなところにまわすひと」がいて手で一生懸命回しています。電線の上には「あんなところにコマまわる」、音楽会のバイオリニストの弓の先には「あんなところにミンミンゼミ」がいたり、高速道路の渋滞の先頭には「あんなところにオオカタツムリ」……。街の中にふしぎなものがいっぱい、奇想天外な井上洋介ワールドが広がっています。

こどものとも571号
26×19cm 28ページ 定価410円(本体390円)

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もっとおおきな たいほうを

2003年11月号
10126

二見正直 作

王様は代々伝わるご自慢の大砲をもっていて、撃ちたくてしかたありませんでした。ある日、キツネが川で魚を勝手にとっているというので、大砲を撃って追い払いました。するとキツネは次にもっと大きな大砲をもってきました。驚いた王様はそれより大きな大砲をつくらせますが、キツネは次々もっともっと大きな大砲を持ってきます。王様とキツネの大砲比べはエスカレートしていきますが……。

こどものとも572号
19×26cm 32ページ 定価410円(本体390円)

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おばあさんのうちへ

2003年12月号
10146

こみねゆら さく

メイは、おばあさんにセーターを編んでもらおうと、赤、茶色、水色、ピンクの4つの毛糸玉を持って、おばあさんの家にむかいました。途中で、いっしょにきたネコのミーが毛糸玉を転がしてしまい、リスが拾って自分の家にもっていったので、メイはそれをリスにあげることにしました。次に茶色はモグラに、水色はカヤネズミに、それぞれあげてしまいました。残った毛糸はピンクだけ……。

こどものとも573号
26×19cm 32ページ 定価410円(本体390円)

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かえるをのんだ ととさん

2004年1月号
10159

日本の昔話 日野十成 再話 斎藤隆夫 絵

腹の痛くなったととさんは、かかさんに相談すると「お寺の和尚さまに聞くのがいい」といわれたので、和尚さまに聞きにいきました。すると和尚さんは、腹の中に虫がいるせいだからカエルをのむといいといわれ、カエルをのむと腹の具合はよくなりました。でもカエルが腹の中を歩いて、気持ちが悪い。そこで次はヘビをのみ、次はキジ、猟師、鬼と次々にのみこんだととさん、最後には……。

こどものとも574号
19×26cm 32ページ 定価410円(本体390円)

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さかだちぎつね

2004年2月号
10171

槇ひろし 作 前川欣三 画

たけしがおつかいの帰りに出会ったキツネは、なぜか逆立ちをしてすましていました。たけしはその後もたびたび、さかだちギツネを見かけます。遠足の日、ついにさかだちギツネの村を見つけたたけしですが、きつねの呪文の力で、まわりのものをみんなさかさにされてしまい……。言葉も絵もひっくり返り、ついには本までさかさにして読まなければならない、ふしぎな絵本です。

こどものとも575号
19×26cm 32ページ 定価410円(本体390円)

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まゆとりゅう  やまんばのむすめ まゆのおはなし

2004年3月号
10186

富安陽子 文 降矢なな 絵

春になって隣の山のてっぺんに一筋の黒い地面が顔を覗かせると、背高のっぽの山姥と、山姥の娘まゆは、お客さまを迎える準備を始めました。やがて黒雲を引き連れてやってきたのは、巨大な竜と小さな竜の子ども。山姥の母子はそれぞれ竜の背に乗って、山々に雨をふらせ、雪を溶かし、春を呼びます。絵本いっぱいにダイナミックな季節の変わり目が描かれます。山姥の娘まゆのお話、第3作。

こどものとも576号
26×19cm 32ページ 定価410円(本体390円)

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そらまめくんとながいながいまめ

2003年4月号
40205

なかやみわ さく・え

そらまめくんの仲間たちは、草むらに長いものがあるのを見つけました。それは“さんじゃくまめ”という長い長い豆のさやのベッドでした。さんじゃくまめの兄弟と、そらまめくんたちは、ベッドの自慢合戦を始めましたが、それならくらべっこしようということになり、丘を滑り降りたり、池を横切ったり、競走をします。ところがさんじゃくまめの末っ子が池に落ちてしまい……。そらまめくんの絵本、第3弾。

こどものとも年中向き205号
19×26cm 28ページ 当時の定価380円(本体362円)

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ぐぎがさんとふへほさん

2003年5月号
06206

岸田衿子 さく にしむらあつこ え

角張っていてゴツゴツのぐぎがさんと、まるくってフワフワのふへほさんは、とても仲良しです。ぐぎがさんがドアを押すと、ドアはぐぎがさんの形に穴があき、ふへほさんはお腹がすくとうかんでしまいます。ある日、海に釣りにいったふたりが釣り上げたのはブルドーザーに空気の抜けたゴムボート。それでもふたりは楽しく歌を歌います。おかしなふたりの、ぐぎが語とふへほ語がとびきり楽しい絵本。

こどものとも年中向き206号
26×19cm 32ページ 当時の定価380円(本体362円)

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ぼくがちょっと よこをむいていたら

2003年6月号
10003

得田之久 作 吉野晃希男 画

お母さんにたのまれ、キイチゴをつみに森へ出かけました。かごいっぱいにキイチゴをつんで帰ろうとすると、葉っぱの上に青虫がいて、ぼくがちょっと横を向いていたら、葉っぱがかじられています。次にはバッタとカエルがいて、ちょっと横をむいていたら、バッタが消えています。「食べたの、きみ?」と聞くと、みんな「しらない しらない」と答えます。ユーモラスなやりとりが楽しい絵本です。

こどものとも年中向き207号
19×26cm 32ページ 当時の定価380円(本体362円)

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おばけかぞくのいちにち

2003年8月号
10079

西平あかね さく

さきちゃんとたろうくんが、夜なかなか寝ないと、お母さんが「もうおばけのじかんよ」といいます。そうなんです。おばけのさくぴーとたろぽうは夜起きて、ご飯を食べて保育園にいくのです。おとうさんおばけの仕事は、人をおどかすこと。おかあさんおばけは、市場で買い物をして、くものすスープやどくきのこサラダを作ります。人間の暮らしとの対比で、おばけの家族の暮らしを楽しく愉快に描きます。

こどものとも年中向き209号
19×26cm 32ページ 当時の定価380円(本体362円)

この絵本はまもなく「こどものとも傑作集」の1冊として刊行されます。(7月5日販売開始)

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かなへびくんのあかいながぐつ

2003年9月号
10088

島津和子 さく

かなへびくんは赤い長靴を見つけ、お昼寝用の家にして大事にしていました。ところが嵐の翌朝、その赤い長靴がなくなってしまいました。仲よしのがまくんと一緒に、水浸しになった野原を探しまわると、行く先々で赤い大きな怪しい生き物が赤い物をもっていったという話を聞きます。そのあとを追っていくとザリガニが赤ちゃんを助けるために長靴を使っていたのがわかりました……。

こどものとも年中向き210号
19×26cm 32ページ 当時の定価380円(本体362円)

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きりんいす

2003年10月号
10105

岡井美穂 さく

ぼくとお父さんはが散歩の途中で、捨ててあった黄色い椅子を拾いました。その椅子はふしぎな椅子で、ぼくが座っておやつを食べると、毎日大きくなるのです。ある時、ぼくが椅子に茶色の模様を描くと、椅子はキリンのようになって走り出し、ぼくをのせてジャングルまでやってきました。ヒョウやシマウマ、サイなどと競走したり、ワシやタカと空を飛びまわったり……。

こどものとも年中向き211号
26×19cm 32ページ 当時の定価380円(本体362円)

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こぐまのチョウスケ

2003年11月号
10125

劉 郷英 さく 張 治清 え

ある日、眠りから覚めておなかの空いた子グマのチョウスケは、残っていたはずのハチミツをさがしますが見つかりません。そこで森へ食べ物を探しに出かけましたが、木の実をとろう木に登れば落ちてしまい、ハチミツをとろうとすればハチに刺され、川で魚を捕まえようとすれば逃げられてしまいます。でも、川からあがると目の前に一面のトウモロコシ畑。さっそくたくさんもぎ取りますが……。

こどものとも年中向き212号
19×26cm 32ページ 当時の定価380円(本体362円)

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ゆめみとぷりん

2003年12月号
10145

らる・いしはら さく

ゆめみは人形のぷりんと森にでかけました。森の砂場で転んだぷりんをゆめみが起こそうとすると、ひとりで起き上がり、とことこ森の奥へ歩いていきます。ゆめみと森の動物たちはみんなでぷりんを追いかけました。すると森の奥に1軒の家があり、中にはいると、ドングリ林の部屋、池の部屋、崖の部屋と不思議な部屋が次から次へとつづいています。らる・いしはらの幻想的な絵本、第3作目。

こどものとも年中向き213号
19×26cm 28ページ 当時の定価380円(本体362円)

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ボール ガエル

2004年2月号
10170

風木一人 文 平出 衛 絵

ボールはふしぎ。ぎゅうっと押してもすぐもどる。それはなぜ? ボールの中には、「ボールガエル」というカエルがいて、彼らが押し返してるんです。ボールがはずむのは、中でカエルがはねているからだし、ホームランのボールがのびていくのも、中でカエルたちが跳んでいるからなのです。みなさん、ボールガエルと仲良く遊びましょう。というゆかいな絵本です。

こどものとも年中向き215号
19×26cm 28ページ 当時の定価380円(本体362円)

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エレーナのインコ

2004年3月号
10185

直江みちる さく 今井 俊 え

エレーナのかあさんは人形作りです。市が開かれる日、かあさんが人形を売るのを手伝いにいったエレーナは、鳥売りのおじさんからインコの雛をもらいました。ペロンと名付けたインコをエレーナは大切に育てました。ところがある日、ペロンは雨に打たれて死んでしまいます。悲しみに沈むエレーナにかあさんが土をくれました。その土でエレーナはペロンの人形を作りました……。

こどものとも年中向き216号
19×26cm 32ページ 当時の定価380円(本体362円)

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2006/06/09

子どもの頃の「こどものとも」−−編集部座談会(1)

 現在、「こどものとも」編集部には、「こどものとも」を読んで育ってきた人たち、「こどものとも」を読んでやって子どもを育てた人たち、育てている人たち、そんな読者でもあり、作り手でもある人たちがいて、絵本の編集に携わっています。「こどものとも」編集部の人たちの話を聞いてみました。

:ぼくは子どもの時の絵本体験ってほとんどないと思っていたんですけど、会社に入って、「こどものとも」のセクションにきて、バックナンバーをぱらぱら見ていて、一番びっくりしたのは、『ゆうちゃんのみきさーしゃ』を見た時です。最初にかんからが転がって物語に入っていくんですけど、「これ見た! 知ってる!」って、20数年ぶりによみがえった感覚があって、すごくなつかしくて一気に子どもの頃にもどっちゃった感じがしたんです。
 ずうっと20何年も思い出したことなかったけど、知ってるなあっていう感じは、ほかにも『きいたぞきいたぞ』を見た時に、このセリフは知ってるぞとか、あと『うおがしのあさ』で魚がどどーんとでっかく出てくる絵も、「これは見た」っていう感じがしました。実は子どもの時、絵本を全然見てないと思っていたけど、ちょっとずつ幼稚園とかで見ていたんだなあと、その頃の感覚がよみがえったのが、編集部にきて衝撃でした。

B:私は親が別に絵本好きってわけじゃないんですけど、幼稚園にも「こどものとも」がいっぱいあったし、家でもたぶんとっていたんでしょう。小さい時はとっていたっていう感覚はなくって、毎月もらってくるっていうような感じだったのですけど、それをとにかく楽しみに読んでもらっていたんですね。わたしは内容とかも覚えているんですけれども、大きくなって母にいうと「そんなのあったけ」って、意外に読んでくれた人は忘れているのがショックだったんです。
 バックナンバーを見ていると、絵を覚えているものと忘れているものとあって、土方久功さんの『ぶたぶたくんのおかいもの』が大好きで、小さいときはものすごくおもしろいなって思っていたんですけど、大きくなってみると、たぶん一般的には全然かわいくなくて変な絵だなと大人の人は思うと思ったんです。でも、子どもにとってはものすごい「その人がいる」っていう、あの八百屋のお姉さんとかおかし屋のおばあちゃんとか、ほんとに出会ったような感覚で楽しんでましたね。
 丸木俊さんの絵もよく覚えてるんです。目玉がなかったりしてちょっと怖い雰囲気なんですね。話も昔話なんかそうですけど、その雰囲気にすっぽり入り込んで、『こまどりのクリスマス』なんか、ちょっと怖さもあったりしながら、別の国のふしぎな話だな、なんて思いながら聞いていました。
 傑作集としてハードカバーになっていないものもすごくよく覚えています。『ゆびっこ』もすごく面白くて、子どもの時は、指がばらばらになるのも全然ふしぎに思わなくて、読んでいて特に自分が小指になったような気分になってました。小指になるとすごい大きな犬に会うんですけど、それが怖かったなあとか、けっこう、物語に入り込んで読んでました。会社に入ってから、その本を開いた時、わあっと、その時の母親の声とか、読んでもらってた、その時の空気とかが、タイムカプセルみたいによみがえってくるということがありましたね。  
なんか鳥の夫婦がいろいろ訪ねていって「かーっかーっ」ていうがやつ面白かったんですけどって編集部の人に聞いたら、「それは『われたたまご』だよ」っていわれて、「かーっかーっていうんですよ」って一生懸命いったら、みんなわかってくれました。ああいう不思議な、お話にすっぽり入っていって残る言葉、子どもとして読んだときに引っかかるような言葉っていうのが、あるんだなあと思いました。

C:『ぐりとぐら』のような、今でも読み継がれていて 、誰でもが好きみたいな絵本も読んでいた記憶はありますけど、一般には知られていないような作品が好きだったみたい。今は傑作集として手に入らない『はるかぜとぷう』とか『ゆうこのあさごはん』、あと『かばくん』が好きで。あと地味な本なんですが『イカロスのぼうけん』が一番記憶に残っています。 悲しい気分になるんだけど、何度も何度も読んだ記憶があります。年の離れた兄がいるので、自分の年代よりも以前のものから家にはあったんだと思います。今考えると、地味な本が好きだったんですねー。『さかさま』とか『ふしぎなえ』とか、言葉のない本をじーっと見てるのも好きだった。「はい、みんなで読みましょう」って絵本を読んだ記憶はあまりなくて、家で親といっしょに読んでいたような気がします。

D:今でも普通に生活してる中で、「これ前にみたことある!」って思うことがよくあるんです、景色とか。でも、実は絵本だったということがけっこうあります。絵本の世界を自分で見た気になっているんですよね。すごい錯覚なんですけど。ああいうとこ行ったなあ、とか思っていて本当は行ってない。

B:よく『スーホの白い馬』を読んでいて、モンゴルにいくと、ああこれ知ってるって思う人はいるらしいですね。色とか感じとか。印象に残る絵っていうのはどういうのかなって、すごく興味がありますね。その子によってたぶんちがうと思うんですけど。

D:「こどものとも」は、薄いからずっととっておいてもらえて、しまいこまれることもなく、いつも身近にありました。さんざん読んでもらいもしましたが、一人遊びとして自分でぱらぱら見たりすることも多かったです。私の好きな読み方があったんですけど、大人がジャケットを見てレコードを選ぶような感じで、自分で表紙を見て、気分に合わせて選ぶんです。外に遊びに行く前なんかに、今日はこれとこれとこれとこれって、絵本箱から出してきて、誰によんでもらうわけでもなく、一人で一気に見るんです。そうするとすごく落ち着くんですよ。小学校の中学年になってもやっていたと思います。大人だったら音楽をかけて気分を落ち着かせたりするのと同じようなことを、絵本でやっていたんだと思います。「絵本を読みましょう」とかじゃないんです。あれは、自分にとって大事な時間でしたね。精神安定剤みたいな。

:なんかそういうエピソード聞いたことがある。お母さんが留守で留守番してるときに、ひとりで寝るのに、いつも読んでる本を枕元において寝たら寝られた。本を読むんじゃなくて、本自体をそこにおいとくだけで安心する。

:よく知ってる本だと、それを見ただけでその世界に入っていけるというのがあるから。表紙を見るだけでも、けっこうじんわりくるんですよね。
(次回に続く)

6月 9, 2006 2002年, エッセイ | | コメント (0) | トラックバック (0)

2002(平成14)年度にあったこと

学習指導要領改定により、完全週5日制、「総合的な学習の時間」の新設など、「ゆとり教育」がスタート。(4月)
中国の警察官が瀋陽の日本総領事館の敷地内から北朝鮮亡命者5人を連行した。(5月)
サッカーのワールドカップ日韓大会が開催され、日本は予選リーグを突破し、決勝トーナメント第1戦で敗退、16強に終わった。優勝はブラジル。(5〜6月)
住民基本台帳ネットワークが稼働をはじめた。(8月)
東京の多摩川に1頭の野生のアゴヒゲアザラシが出現、タマちゃんと呼ばれるようになる。その後、神奈川県の鶴見川、帷子川などにも出没、翌年には埼玉県の荒川に居場所を移した。(8月)
小泉首相、北朝鮮の平壌を訪問し金正日総書記と会談。北朝鮮は日本人13人(8人は死亡としている)の拉致を認め謝罪。(9月)
地村さん夫妻、蓮池さん夫妻、曽我ひとみさんの5人の北朝鮮拉致被害者が帰国。永住へ。(10月)

全国初の歩きタバコ禁止条例が東京都千代田区で施行。(10月)
ノーベル物理学賞を小柴昌俊、化学賞を田中耕一がそれぞれ受賞決定。(10月)
インドネシアのバリ島で爆弾テロ。日本人を含む190人以上が死亡。(10月)
ロシアのモスクワで劇場占拠事件。特殊部隊の強行突入で人質128人死亡。(10月)
受刑者に対する集団暴行で名古屋刑務所の刑務官5人逮捕される。(11月)
アメリカのスペースシャトル「コロンビア」が大気圏再突入の際に空中分解。乗員7人全員死亡。(2月)
新型肺炎SARSに関してWHOより世界規模の警告が出された。(3月)
大量破壊兵器の保有に対する制裁とフセイン政権の圧政からの解放を口実に、米英軍、イラクに空爆を開始。(3月)
『千と千尋の神隠し』が米アカデミー長編アニメーション賞受賞。(3月)

主なベストセラー:『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』J・K・ローリング(静山社)、『生きかた上手』日野原重明(ユーリーグ)、『声に出して読みたい日本語』齋藤孝(草思社)、『世界がもし100人の村だったら』池田香代子ほか(マガジンハウス)
ヒット曲:『Voyage』浜崎あゆみ、『Life goes on』Dragon Ash、『大きな古時計』平井堅

福音館書店では:月刊かがく絵本「ちいさなかがくのとも」創刊(4月)、「福音館文庫」刊行開始(6月)

6月 9, 2006 2002年, そのころあったこと | | コメント (0) | トラックバック (0)

福音館書店から(第47回)

 今週から3回にわたって「エッセイ」の欄で、現在の「こどものとも」編集部の座談会を掲載することになりました。50周年という中で、編集長も現在6代目、編集部員も次々代替わりして、子どもの頃「こどものとも」を読んで育った人たちが編集部にも増えてきました。
 そこで今回は、子どもの頃に接した「こどものとも」の思い出について語り合ってもらいました。次回は、親になってから子どもと読んだ「こどものとも」について、3回目は、現在、絵本づくりの仕事の中で考えていることについてふれていきます。

 さて今日からは寝不足の日が続く方も多いかと思いますが、この6月を過ごすともうすぐ夏。ここで、夏の「こどものとも」50周年イベントの予定をお知らせしておきたいと思います。

ぐりとぐらのともだちあつまれ!
「こどものとも」絵本の世界展
会期:2006年7月28日(金)〜8月20日(日)
会場:札幌西武ロフト7階 五番舘赤れんがホール
北海道札幌市中央区北4条西3丁目
開催時間:10:00〜20:00(最終日は17:00まで)
入場料:大学生・一般800円(600円)、中高生500円(400円)、小学生以下300円(200円)
*3歳以下無料。( )内は、前売り及び10名以上の団体料金です。
お問い合わせ:札幌西武 TEL011-251-0111(大代表)
◇7月29日(土)には絵本作家・あべ弘士さんの愉快なトークと絵のイベントを開
催。「ぐりとぐら」のたまごの車や「はじめてのおつかい」の筒井商店も再現され
る楽しいスペースです。

創刊50周年みんなのともだち
「こどものとも」の絵本展
会期:2006年7月13日(木)〜8月31日(木)
会場:姫路市立美術館
兵庫県姫路市本町68-25
開催時間:10:00〜17:00
入場料:一般700(500)円、大学・高校生500(400)円、
中学・小学生200(100)円
*( )内は前売り及び20名以上の団体料金
お問い合わせ:姫路市立美術館 TEL079-222-2288
◇7月22日(土)には元永定正さんによる講演会「現代美術で絵本も描いた」を開
催します。また、8月20日(日)には福音館書店「こどものとも」編集長・作田真
知子による講演会「『こどものとも』ができるまで」も行なわれます。創刊号『ビ
ップとちょうちょう』や『ぐりとぐらのかいすいよく』など、約270点もの原画が
展示されます。

こいでやすこの「絵本原画」と「こどものとも」の歩み展
会期:2006年7月15日(土)〜8月27日(日)
会場:いわき市立草野心平記念文学館
福島県いわき市小川町高萩字下夕道1-39
開催時間:9:00〜17:00(土曜日は20:00まで)
入場料:一般420(330)円、大学・高専・高校生310(250)円、
中学・小学生150(120)円
*( )は20名以上の団体料金
お問い合わせ:いわき市立草野心平記念文学館 TEL0246-83-0005
◇福島県須賀川市出身のこいでやすこさんの作品『おなべおなべ にえたかな?』
『もりのひなまつり』などの原画展示のほか、「こどものとも」復刻版100冊、傑
作集130冊を実際に手に取って読むことが出来る展覧会です。

どうぞお楽しみに。

6月 9, 2006 福音館からのお知らせ | | コメント (0) | トラックバック (0)

くもりのちはれ せんたくかあちゃん

2002年4月号
030553

さとうわきこ さく・え

洗濯が大好きな、せんたくかあちゃん。でも今日は、どんより曇って雨が降ってきそうです。そこで考えたかあちゃんは、大凧を上げて雲の上に洗濯物を干していきました。それを見たかみなりさんたちは大喜び。自分たちも洗って干してもらい、洗濯物と一緒にゆらりゆらり風にふかれていましたが、乾きすぎてごわごわになってしまいました。そこでこんどはみんなでお風呂に……。

こどものとも553号
19×26cm 32ページ 定価410円(本体390円)

この絵本はまもなく「こどものとも傑作集」の1冊として刊行されます。(6月14日販売開始)

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トイレとっきゅう

2002年5月号
030554

織茂恭子 さく

夜中に起きて、ねぼけまなこでおしっこをしようとしたら、トイレがお菓子をいっぱい持って遠足にいってしまいました。どうしよう、男の子はトイレを駅まで追いかけますが、トイレは「トイレえんそくごう」にのって、出発してしまいます。そのあとの「トイレとっきゅう」にのって 「しっこがわ」駅でおりて、やっと気持ちよくおしっこができた、という愉快な絵本。

こどものとも554号
26×19cm 32ページ 定価410円(本体390円)

この絵本は、こどものとも創刊50周年記念出版「こどものともセレクション」の1冊として刊行されています。

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みずたまり

2002年6月号
030555

なかのひろたか さく・え

ぼくが部屋で遊んでいると、雨が降ってきて水たまりができ、池になりました。雨がやむと、そこから魚が跳ね、ペンギンがとびだし、オットセイとカメも出てきて、ならんで歩き出しました。ついていくと、森の中で動物たちは水の中みたいに空中を泳ぎはじめます。ぼくもカメの背中に乗って、ふわりと浮かび上がり、上へ上へとあがっていくと、魚もクジラもみんな空を泳いで雲の中へ……。

こどものとも555号
19×26cm 32ページ 定価410円(本体390円)

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しのだけむらのやぶがっこう

2002年7月号
030556

カズコ・G・ストーン さく

しのだけむらでは、夏になるとカとガのために学校が開かれます。ナナフシのノッポさんが細い竹を組み合わせて校舎を作り、オケラのギーさんが校長です。カはプゥーンといい音を出してとぶ練習、ガはパタパタとびの練習。でも、カのプンタ君とガのパタコさんはうまくできません。さて、七夕まつりの日、しげみむらややなぎむらからもたくさんの虫が集まって、飾りつけをしていると……。

こどものとも556号
19×26m 32ページ 定価410円(本体390円)

この絵本はまもなく「こどものとも傑作集」の1冊として刊行されています。

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カッパのカールくん

2002年8月号
030557

油野誠一 作

この水はどこにながれていくんだろう? 山奥の沼に住むカッパのカールくんは、ある日、川の流れにのってずっと下っていくことにしました。岩をすりぬけ、滝をとびおり、途中で釣り人に魚のいる場所を教えたり、子どもたちと一緒に泳ごうとして逃げ出されたり、初めてみる人間の世界に戸惑いながらも、海まで行き着きました。そこで海におちた子どもを助けましたが……。

こどものとも557号
19×26cm 32ページ 定価410円(本体390円)

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ちいさな あおいさかな

2002年9月号
030558

松居スーザン 文 原田ミナミ 絵

小さな青い魚は、ウツボがこわくて、いつもびくびくしながら海草の陰に隠れて暮らしていました。でも、ある時大きくて立派な緑色の魚に誘われて、広い海に散歩にいきました。それから毎日、ふたりで海を楽しく泳ぎまわりますが、ある時緑色の魚が姿を見せなくなりました。……そしてある日、自分を見つめている小さな銀色の魚にきづいた青い魚は、一緒に広い海へ行こう、と誘います……。

こどものとも558号
19×26cm 32ページ 定価410円(本体390円)

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はがぬけたよ

2002年10月号
030559

安江リエ 作 山口マオ 絵

こうじがぐらぐらになった歯をさわっていると、お父さんは、玄関のドアノッカーのライオンのわっかと歯を糸でむすんで、ドアをばたんとしめると抜けるといいます。そんなのいやだと外にとびだしたこうじは、ワニやネズミに出会いますが、みんなライオンに歯を抜いてもらってすっきりしたといいます。そこにライオンがやってきたので、こうじは大急ぎで家に逃げ帰りますが……。 

こどものとも559号
19×26cm 32ページ 定価410円(本体390円)

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こかげにごろり

2002年11月号
030560

韓国・朝鮮の昔話 金森襄作 再話 チョン・スクヒャン 画

ある日、山里の村で百姓が広場の木陰で休もうとすると、欲張りな地主が「木陰を買い取ってから入れ」といいました。しかたなく百姓たちは、家畜や作物などをかき集めて、木陰を買い取りました。百姓たちは日ごとに長くなる木陰で、ごろりとひとやすみしていましたが、秋の先祖供養の祭りの日の夕方、百姓たちは木陰を追って地主の家の中まで入りこみ、ごちそうまで食べてしまい……。

こどものとも560号
19×26cm 32ページ 定価410円(本体390円)

この絵本は、こどものとも創刊50周年記念企画「こどものとも世界昔ばなしの旅II」の1冊として刊行されています。(2005年刊)

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さんにんの ピエロ

2002年12月号
030561

マリオ・モンテネグロ 作・絵 福音館書店編集部 編・訳

お客さんがこなくなってしまったサーカス一座のピエロ3人が、新しい出し物を求めて、おんぼろ車で旅に出ました。小さな生き物の喜びをうたうパセリの精、すばらしいジャンプをしてお月様にキスをするカエル、美しい虹を出す魔術師などに出会って、3人は自分たちの芸を磨きます。村へ帰っての初めてのサーカス。人間も動物もみんなそろって拍手喝采。ニカラグアの作家の絵本、第2弾。

こどものとも561号
19×26cm 32ページ 定価410円(本体390円)

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月 人 石

2003年1月号
030562

乾 千恵 書 谷川俊太郎 文 川島敏生 写真

太い筆で力強く書かれた13点の書が、ページをくるたびに現われます。扉、猫、風、音、命、影、水、石、火、山、蟻、月、人。最初の見開きは、左に「扉」の書、右に木製の小さなくぐり戸の写真、そして「こころの とびらを あけてごらん」と語りかけることば。単なる意味を伝えるだけの文字とは違う「書」の魅力を、ことば、写真との組合せで子どもたちに伝えるユニークな絵本です。

こどものとも562号
19×26cm 28ページ 定価410円(本体390円)

この絵本は「こどものとも傑作集」の1冊として刊行されています。(2005年刊)

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くものすおやぶん とりものちょう

2003年2月号
030563

秋山あゆ子 さく

春爛漫の虫の町、桜の花もまっ盛り。そんな賑わう町の中、お菓子のお店ありがた屋に、かくればねという盗人から、盗みの予告状が届きます。くものすおやぶんは子分のぴょんきちとともにかくればねを待ち受けますが、現われたのはなんと、姿の見えない盗人だった……。七五調の文章が心地よく物語を進め、江戸時代を思わせる町並みを細かく描いた絵が美しい、時代劇絵本です。

こどものとも563号
19×26cm 32ページ 定価410円(本体390円)

この絵本は「こどものとも傑作集」の1冊として刊行されています。(2005年刊)

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だるまちゃんとてんじんちゃん

2003年3月号
030564

加古里子 さく

だるまちゃんが池で大きな魚をなかなか釣り上げられずにいると、3人の天神ちゃんがきて手伝ってくれました。糸が切れ魚には逃げられてしまいましたが、こんどはてんぐちゃんが、天神ちゃんの家に手伝いにいくことにしました。家に着くと天神ちゃんたちは、薪を片づけたり牛に草をやったりしたあと、ご飯を炊きお握りをつくって、畑の両親に届けます。だるまちゃんシリーズ第6作目です。

こどものとも564号
19×26cm 32ページ 定価410円(本体390円)

この絵本は「こどものとも傑作集」の1冊として刊行されています。

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クルトンさんとつきのパン

2002年4月号
040193

宮島千夏 さく

パン屋のクルトンさんのところに空の星から手紙が届きました。最近元気がない月のためにパンを焼いてほしいというのです。パン屋のクルトンさんは、大きなパンを焼いて気球にすると、空にのぼってパンを焼いてあげることにしました。雲を集めて小麦粉と混ぜて、三日月の形のパン生地をつくると、パン生地はどんどんふくらんで……。『パンやのクルトンさん』の第2作。

こどものとも年中向き193号
26×19cm 28ページ 当時の定価380円(本体362円)

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だいすきセレスティア

2002年5月号
040194

池谷陽子 さく

わたしの家は牧場。たくさんいる牛の中でも一番大好きなのは、雌牛のセレスティア。弟も、イヌもネコもニワトリも、みんなセレスティアが大好き。ざらざらの舌でなめられるのは痛いけれど、あたたかくてあまいミルクをたくさん出してくれます。背中に乗ったり、夜はいっしょに眠ったり。牧場の暮らしの中から生まれた、詩情あふれるアップリケの絵本です。

こどものとも年中向き194号
26×19cm 28ページ 当時の定価380円(本体362円)

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はるかぜのホネホネさん

2002年6月号
040195

にしむら あつこ さく・え

春になりました。郵便屋さんのホネホネさんは、今日もギコギコキーッと自転車をこいで配達をしています。トリオくんには川下り大会への誘いの手紙、ニョロコさんには入学式の服の注文の手紙、ナマズさんにはお茶会の招待の手紙、それぞれ楽しい春の催しの手紙が届きます。そして楽しい春風祭りの日、ホネホネさんにもホネコさんからハイキングの誘いの手紙が……。ホネホネさんの絵本第3作。

こどものとも年中向き195号
26×19cm 28ページ 当時の定価380円(本体362円)

この絵本は「こどものとも傑作集」の1冊として刊行されています。

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トマトさん

2002年7月号
040196

田中清代 さく

ある夏の昼下がり、真っ赤に熟れたトマトさんが、地面に、どったと落ちました。ミニトマトたちは小川へ「ころころぽっちゃん」と飛びこんでいきますが、トマトさんは体が重くて転がっていけません。太陽に照らされているうちに、トマトさんは、どんどん暑くなってきて涙を流しました。するとアリや虫たち、トカゲたちが集まって、みんなで力を合わせてトマトさんを転がし……。

こどものとも年中向き196号
19×26cm 28ページ 当時の定価380円(本体362円)

この絵本は「こどものとも傑作集」の1冊として刊行されています。

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コップ

2002年8月号
040197

いまきみち さく

夏の日、外から帰ったみなちゃんがコップの水をのもうとすると、チョウチョが飛んできて、コップの中へ入っていきました。そのとたん、仲良しのネコのごぼちゃんが家の前の小川のそばにいるのがコップの中に見えました。ごぼちゃんはチョウチョを追いかけ、カエルを追いかけ、川に落ちます。ごぼちゃんが「おぼれる」と叫んだとたんに、みなちゃんも川の中にいて、ごぼちゃんを助けたのです。

こどものとも年中向き197号
26×19cm 32ページ 当時の定価380円(本体362円)

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びっくりビック

2002年10月号
040199

ふせわかこ さく

猫のビックは、脅かすのが大好き。びっくりすると、うひゃひゃひゃひゃあ〜と大喜び、どんどん太っていきます。ある日、いたずらが過ぎてお巡りさんにつかまって牢屋に入れられてしまいます。でも、脅かせないで、どんどんやせたビックはするりと牢屋から脱出。困った署長さんはビックにいいます。ヒックのところに行きなさい! ビックはしかたなくヒックのところにいくと……。

こどものとも年中向き199号
19×26cm 32ページ 当時の定価380円(本体362円)

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みんな みてみて

2002年11月号
040200

入村定子 さく

ある夕方、野良ネコのふうたろうが町を歩いていると、下水の底から小さな声が聞こえます。のぞきこんでいるふうたろうに、通りかかったおばあさんやウサギ、クマ、ゾウが加わります。クマが下水のふたをとり、ゾウが鼻を伸ばしてやると、小さなネズミがのぼってきて、「みんな見て見て」と空を指さしました。そこには……。夕暮れ時の街を急ぐ人々の中にため息の出るような結末です。

こどものとも年中向き200号
26×19cm 32ページ 当時の定価380円(本体362円)

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バルバルさん

2003年1月号
040202

乾 栄里子 文 西村敏雄 絵

バルバルさんは、町の床屋さん。毎日楽しく働いていますが、ある日、ライオンが、たてがみをきれいにしてほしいとやってきます。次にワニが毛をはやしてほしいと、ヒツジがプードルみたいにしてほしいと、次々に動物のお客さんがやってきました。初めはびっくりしていたバルバルさんも、だんだん楽しくなって注文にこたえていきます。夕方、店を閉めようとすると、看板にいたずら書きが……。

こどものとも年中向き202号
26×19cm 32ページ 当時の定価380円(本体362円)

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おでん おんせん

2003年2月号
040203

山田ゆみ子 さく

台所でおいしそうな匂いがするので、とこちゃんがいってみると、鍋で出汁が煮たって、おでんの材料がおいてあります。おでんだねたちが寒がっているので、とこちゃんは鍋に入れてやり、こしょうをふりかけたら、おでんだねはくしゃみをして、鍋からとびだすと外に逃げだしました。山の中で温かい温泉を求めてさすらうおでんだねたち、追いかけるとこちゃん……。奇想天外な絵本です。

こどものとも年中向き203号
19×26cm 28ページ 当時の定価380円(本体362円)

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へんてこロボットのぼうけん

2003年3月号
040204

平山暉彦 作

机の後側に落ちて忘れられてしまったビー玉と画鋲、コンパスと窓の取っ手、積み木たちは、なんとか暗闇から脱出してもとの仲間のところへもどりたいと思っていました。そこで、みんなが組み合わさって、へんてこりんなロボットになり、カッタンカッタン歩き出しました。ネコの襲撃を避け、机にのぼったロボットは、明るい窓の外を見ようとして、まっさかさまに庭に落ちましたが……。

こどものとも年中向き204号
19×26cm 32ページ 当時の定価380円(本体362円)

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2006/06/02

お話は口から口へ、刺繍は手から手へ−『サルとトラ』について  安井清子

 この物語を書いたヤン・サンは元難民の若者です。布に下絵を描いたドゥア・リーは彼の友だち、そして刺繍をしたロンはサンの弟、イェンは妹です。私がサンに出会ったのは、タイ東北部にあったラオス難民キャンプでした。もう10年以上前のことです。私は、日本の援助団体のスタッフとしてモンの子どもたちのために図書館活動をしていたのでした。サンは「子ども図書館」に働きに来ていました。当時、サンは15歳くらいだったでしょう。その年頃の男の子たちが大勢、図書館の仕事を手伝いにきていて、私たちは、日本から持っていった絵本を小さい子どもたちに読んでやったり、絵を描かせたり、人形劇をしたり、いろいろなことをしていました。
 でも図書館には、モン語の本、モンのお話の本はありませんでした。モンは元々は文字を持っていないのです。文字は1950年代にアルファベットによる表記法が作られ、今は使われていますが、モン語で書かれた本はやはりあまりなかったのです。
 本はないけれど、モンにはお話がたくさんあります。ずっとずっと遠いむかしから、お話は語りつがれてきているのです。難民キャンプにも、語り部のお年寄りがたくさんいました。私は小さなカセットテープレコーダーを買ってくると、子どもたちに頼んで、お話を録音してきてもらうことにしました。お話は夜話すもので、私たち外国人スタッフは、夜、難民キャンプに泊まることはできなかったからです。毎晩のように子どもたちは「今日はおばあちゃんにお話ししてもらうんだ」とか、「今晩はおじさんがお話ししてくれるって。おじさんはよく知っているんだよ」と、カセットテープを競い合うように持って帰りました。そして録音してきたテープを、翌日みんなが取り囲んで聞くのでした。みんなお話が大好きなのです。私たちは、そのテープを文字におこして、モン語でモンのお話の本を作りたいと思うようになりました。
 サンは毎日一生懸命テープを聞いてモン語を書きおこしていました。あんまり熱心に脇目もふらず書いているので、「少し休んだっていいんだよ」と言うと、「だって、ぼくやりたいんだよ。モンの話はおもしろいんだもの」と言ってペンを走らせていました。
 書きおこした物語に、絵の好きな子がイラストを描いて、謄写版で印刷をしてモンのお話の本ができました。自分たちの力で、モンのお話のモン語の本を作ることができたのです。

 そして、もう一つ。刺繍絵本です。モン族の民族衣装は美しい刺繍やアップリケで飾られています。モンの女の人は暇があれば刺繍をしていて、みんな刺繍がとても上手なのです。女の子は小さいうちからおかあさんの隣に座って、見よう見まねでチクチクと布に針を刺して遊んでいます。少し大きくなったら、大人も顔負けの刺繍ができるようになるのです。民族衣装を飾る刺繍は、この『サルとトラ』みたいな絵柄ではなくクロスステッチなのですが、難民キャンプでは売り物として、モンの山の農作業の様子や、お正月の様子を絵柄として刺繍した壁掛けが売られていました。それをヒントに、私たちは、物語を刺繍して絵本を作ることを考えついたのです。
 物語を書いて、下絵を描くのはたいてい男の子。そして、刺繍するのは女の子。でも男の子の中にも、ロンのように刺繍ができる子もいますけれど……。オリジナルの布には、モン語の文字も刺繍で刺してあります。刺繍で絵本を作るなんて、とても日本人には信じられないかもしれませんけれど、モンの人にとっては絵の具で絵を描くよりも簡単で誰にもできることなのです。「刺繍でだったら、自分にもできるよ」と、いろいろな子どもたちが気軽に作りました。布にボールペンで物語と下絵を描き、そしておねえさんや妹、近所の女の子たちに頼んで刺繍をしてもらいます。そうして刺繍の絵本がどんどんできたのでした。

 その後、難民キャンプは閉鎖されました。故国ラオスに帰還した人々もいますし、アメリカなど、難民受け入れのある国へ定住していった人々もいます。「子ども図書館」に通ってきて、一緒に遊んだり、本作りをした若者たち、子どもたちも、みんな散り散りに移っていってしまいました。
 サンは、難民キャンプを出た後も、自分で刺繍絵本を作ると、私に送ってきてくれました。今はもう結婚してお父さんになりました。きっと、刺繍をした布を子どもに見せてお話ししてあげているのでしょう。
 今、私はラオスの山のモンの村を訪ねて、お年寄りに頼んでお話をしてもらっては録音しています。何代にもわたって、脈々と語り継がれてきたモンのお話を聞いていると、言葉の力のすばらしさをあらためて感じます。しかし、時代の流れは、山の中にも入ってきています。じきにテレビの電波が届いたら、夜のお話語りなどはなくなってしまうかもしれません。
 この絵本は、こうして何世代も口から口へ伝わってきたモンの話と、手から手へ伝わってきた刺繍が合わさって作られた、モンならではのものなのです。
 このたび、日本での出版と同時に、ラオス語版とモン語版も印刷されることになりました。ラオスにいるモンの子どもたち、そしてアメリカなど他の国で暮らすモンの子どもたちにも、日本の子どもたちと同じく、この絵本を届けることができるのです。絵本を手にした子どもたちが「私にだって作れるよ」と、おじいさんおばあさんにお話ししてもらって、刺繍してくれたら、どんなにすばらしいでしょう。
(「こどものとも」2001年10月号『サルとトラ』折込付録より再録)

安井清子(やすい きよこ)
1962年、東京に生まれる。国際基督教大学卒業。NGOスタッフとしてタイのバンビナイ難民キャンプとラオスにて、子ども図書館活動に携わる。著書に『空の民の子どもたち』(社会評論社)、『ラオス すてきな笑顔』(NTT出版)、『森と友だち 川と友だち』(草土文化)、『わたしのスカート』(「たくさんふしぎ」2004年11月号)、訳書に『かたつむりとさる』『サルとトラ』(以上、福音館書店)、『しーっ! ぼうやがおひるねしているの』(偕成社)などがある。現在もラオスでモン族の民話記録などに関わる。東京外国語大学講師。

6月 2, 2006 2001年, エッセイ | | コメント (0) | トラックバック (0)

2001(平成13)年度にあったこと

自民党総裁選挙で小泉純一郎が圧勝。国会で首相に指名され小泉内閣発足。(4月)
ハンセン病隔離政策に対する国家賠償訴訟で、熊本地裁は国の責任を認め賠償金支払いを命じる原告側全面勝訴の判決。政府は控訴断念。(5月)
大阪府池田市で小学校に包丁を持った男が押し入り、8人の児童を殺害。(6月)
確定給付企業年金法、確定拠出年金法が成立。(施行は2002年4月)(6月)
第19回参議院選挙で自民党が大勝。(7月)
BSE感染牛が国内で初めて発見。(国内で10月に全頭検査始まる)(9月)
アメリカで同時多発テロ。ハイジャックされた旅客機2機が突入したニューヨークの世界貿易センタービル2棟が崩壊、2800人以上死亡。別の旅客機1機が国防総省に突入。(9月)
米政府はテロの首謀者をウサマ・ビンラディンと断定。タリバン政権がビンラディンを匿っているとして、アフガニスタンの空爆を開始。(10月)
テロ関連3法が成立し、海上自衛隊がインド洋に向けて出航。(10〜11月)

野依良治、ノーベル化学賞受賞決定。(10月)
皇太子妃雅子様、敬宮愛子様を出産。(12月)
第19回冬季オリンピック大会がアメリカ・ソルトレークシティーで開催され、日本は、スピードスケート500m清水宏保の銀、モーグル里谷多英の銅の2個のメダルにとどまった。(2月)
宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』がベルリン映画祭で最高賞である金熊賞を、アニメとして初めて受賞。(2月)

主なベストセラー:『チーズはどこへ消えた』S・ジョンソン(扶桑社)、『ハリー・ポッターと賢者の石』『ハリー・ポッターと秘密の部屋』J・K・ローリング(静山社)、『模倣犯』宮部みゆき(小学館)
ヒット曲:『Dearest』浜崎あゆみ、『PIECES OF A DREAM』CHEMISTRY、『Lifetime Respect』三木道三
この年登場したもの:東京ディズニー・シー、Suica

6月 2, 2006 2001年, そのころあったこと | | コメント (0) | トラックバック (0)

福音館書店から(第46回)

 6月になりました。6月というと梅雨ですが、今年は4月も5月も雨が多かったせいか、今さら雨はもういいよという感じです。それでも子どもにとっては、雨は雨で楽しいもののようで、絵本にもそういうテーマのものが結構あります。
 5月に「こどものとも傑作集」になった『ぞうくんのあめふりさんぽ』(なかのひろたか 作・絵)は、そんな代表のような絵本で、おかげさまで現在好評発売中。雨の日でもごきげんで散歩に出かけるぞうくん、かばくん、わにくん、かめくんのお話。今年の「こどものとも」4月号『ぞうくんのおおかぜさんぽ』とあわせて、どうぞお楽しみください。
 それでも大人にとっては、雨が続けば洗濯物が乾かなくて困ってしまいます。そんな気分の時は、こんど傑作集になる『くもりのちはれ せんたくかあちゃん』(さとうわきこ 作・絵)をどうぞ。(6月14日販売開始)洗濯大好きのせんたくかあちゃんが、なんと雲の上で洗濯物を干してしまいます。

 6月には同時に『しのだけむらのやぶがっこう』(カズコ・G・ストーン 作)も傑作集で発売になります。おなじみ、やなぎむらの隣村の、七夕のお話です。
 さらに7月には「こどものとも傑作集」がもう3点。(7月5日販売開始)
おばけかぞくのいちにち』(西平あかね 作)
みどりのホース』(安江リエ 文 やぎゅうげんいちろう 絵)
トマトさん』(田中清代 作)
 どうぞお楽しみに。

6月 2, 2006 福音館からのお知らせ | | コメント (0) | トラックバック (0)

トラのナガシッポ

2001年4月号
30541

富安陽子 作 あべ弘士 絵

お父さんが描いたトラの絵は、しっぽがやたらに長かったので、まなぶが「へんてこなトラだな」というと、「そんなことないぜ」と絵の中のトラが立ちあがり、まなぶをジャングルの散歩に誘いました。ジャングルでは、サルにからかわれたり、大蛇やワニに襲われたりしますが、そのたびにトラの長いしっぽが大活躍して、見事危機を切りぬけます。最後はしっぽをプロペラみたいにまわして……。

こどものとも541号
26×19cm 32ページ 定価410円(本体390円)

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たんじょう じどうしゃ

2001年5月号
30542

小風さち 作 山本忠敬 絵

大きな切断機で鉄の板が切りとられプレス機にかけられると、屋根の形、ドアの形ができてきます。溶接ロボットがそれらをつなげ、ペンキを吹き付けるトンネルをくぐりぬけると、車体ができました。「エンジンはめこむぞ」「変速機を接続するぞ」「できたか 自動車? まだまだまだ」……。 自動車が生み出される工場でのドラマ、その誕生の喜びを丹念に描いた乗り物絵本です。

こどものとも542号
19×26cm 32ページ 定価410円(本体390円)

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3びきねこさんと さくらんぼさん

2001年6月号
30543

柳生まち子 さく

3びきねこさんの中でいちばんちびのきいは、スキップが上手にできません。練習で靴に穴があいて、練習もしたくないとぐずっていましたが、通りかかった靴屋のお姉さんねこ、さくらんぼさんに習って、きいもスキップができるようになりました。そして、きいも手伝って野原に100足の靴を並べ、春の靴屋が開店。仲間も集まってきて、気に入った靴を選び、みんなでスキップ!

こどものとも543号
26×19cm 32ページ 定価410円(本体390円)

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さかなつり

2001年7月号
30544

伊藤秀男 さく

今日はいとこのお兄ちゃんが魚釣りに連れていってくれる日です。秘密の大池で大鯉をねらうのです。畑で餌のミミズを掘り、大きなバケツをもって朝もやの中を出発。先に来ていた名人のおじさんに言われた通り、魚の気持ちを考えながら、釣り糸をたれていましたが、なかなか釣れなくて飽きてしまいました。でも、気をとりなおしてもう一度挑戦すると、とうとう大鯉がかかって……。

こどものとも544号
26×19cm 32ページ 定価410円(本体390円)

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ぶんぶんひめ

2001年8月号
30545

沼野正子 さく

ぶんぶん姫の髪の毛はブンブン回る不思議な髪の毛。赤いリボンでギュッとしばって旅に出かけます。途中で出会ったのは、糸でぐるぐる巻きにされた鳥や蛇。ぶんぶん姫は刀をふるってみんなを救いますが、現れでた大きなダンダラグモに、あわや姫もぐるぐる巻きにされそうになります。ところが、姫がリボンをはずすと、髪の毛はものすごい勢いで回り出し……。お姫様の痛快な冒険物語です。

こどものとも545号
19×26cm 28ページ 定価410円(本体390円)

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つちの ひと

2001年9月号
30546

岡井美穂 作・造形 マサト コンピューターグラフィックス

雨が降った次の日、畑から人が生えてきました。人が畑を耕し、種をまくと、芽が出て、ウサギが、そしてヒツジが、ニワトリが生えてきました。どんどん仲間がふえて、みんなで畑を耕しました。ある日大雨が降り、人も動物たちもとけていなくなってしまいました。次の日、また畑から人が生えてきます。こんどは3人……。粘土の造形物を写真にとって構成した絵本です。

こどものとも546号
26×19cm 28ページ 定価410円(本体390円)

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サルとトラ

2001年10月号
30547

ラオス・モン族の民話 ヤン・サン 再話 ドゥア・リー 下絵 ヤン・ロン/ヤン・イェン 刺繍 やすいきよこ 訳 

山の暴れ者トラをやっつけてやろうと思ったサルは、ある日、スズメバチの巣を太鼓だとだまして、トラにたたかせました。ハチに刺されて怒ったトラは「おまえを食ってやる」と、サルを追いかけます。ところが、のんびり筍を食べていたサルは、「太鼓たたきは別のサル、ぼくは筍食いのサル」ととぼけます。賢いサルと間抜けなトラの昔話。『かたつむりとさる』に続くモン族の刺繍による絵本。

こどものとも547号
19×26cm 32ページ 定価410円(本体390円)

この絵本は、こどものとも創刊50周年記念企画「こどものとも世界昔ばなしの旅II」の1冊として刊行されています。(2005年刊)
訳者のエッセイをこちらからお読みいただけます。

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ガオ

2001年11月号
30548

田島征三 作

ある日、1匹の山犬が力いっぱい吠えた。ガオ! すると、山犬の「元気」が、体の中から全部外に飛び出してしまった。体と「元気」がバラバラになって、体は、6匹の蛇に変わり、「元気」は、おそろしい鳥になった。鳥は、1匹ずつ蛇を食べはじめ、最後の1匹は、食べられてたまるかと思いっきり吠えた。ガオ! すると……? 木の実のコラージュが変幻自在に変化する不思議な絵本。

こどものとも548号
26×19cm 32ページ 定価410円(本体390円)

この絵本は「こどものとも傑作集」の1冊として刊行されています。(2005年刊)

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まゆとブカブカブー  やまんばのむすめ まゆのおはなし

2001年12月号
30549

富安陽子 文 降矢なな 絵

山姥の娘のまゆが、雨降りの林を、どろをはねあげながら歩いていると、動物たちが「ブカブカブーがあらわれた」とおびえて走ってくるのにでくわします。「ブカブカブーってなんだろう」林の奥へすすんだまゆは、赤いとてつもなく大きな怪物がゆらゆらゆれているのに出会います。まゆがとびかかり、よじのぼると、なんとブカブカブーは白い煙をはきながらしぼんでキノコになったのです……。

こどものとも549号
19×26cm 32ページ 定価410円(本体390円)

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こよみともだち

2002年1月号
30550

わたりむつこ さく ましませつこ え

暦の家が12軒。ある日、1月さんは、「とんとんとんあそぼじゃないか」と、2月さんを訪ねます。友だちと遊ぶと面白い! ふたりは3月さんを訪ねます。こうして12の月を次々さそって一緒に遊び、みんなでひとつの家に住むことになりました。1年の季節の変化と、友だちがふえていく楽しさが、ページを繰るごとにあふれています。最後のページは12の小さな扉を実際に開ける仕掛けがついています。

こどものとも550号
26×19cm 32ページ 定価410円(本体390円)

この絵本は「日本傑作絵本シリーズ」の1冊として刊行されています。

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ねぼすけスーザのオリーブつみ

2002年2月号
30551

広野多珂子 作

いつもはねぼすけのスーザも今日は早起き。キンテロおじさんの畑にオリーブつみの手伝いにいく日なのです。下のほうの枝の実を取ってしまうと、小さなスーザは、上の枝の実に手が届きません。枝に登ってゆすったり、エプロンをしいてみたりしますが、うまくいきません。そこでスーザはロバのサンチェスに手伝ってもらって……。収穫の喜びを生き生きと描いた、「ねぼすけスーザ」の絵本第5作目です。

こどものとも551号
26×19cm 32ページ 定価410円(本体390円)

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ねこのミロ

2002年3月号
30552

長谷川摂子 さく しもゆきこ え

ある日ネコのミロがいなくなったので、ぼくは心配で裏山に探しにいきました。すると木の上から黒い本が落ちてきて、ぼくは本の中のまっ白なページに迷いこんでしまいました。目の前の紙がめくれて入っていったのは、ネズミの町、次は一つ目のおばけの町。そしてようやくたどりついたネコの町で見つけたミロは、黒ネコのダリと結婚していました。奇想天外なファンタジー絵本。

こどものとも552号
19×26cm 32ページ 定価410円(本体390円)

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みのむしぼうやのおうち

2001年4月号
040181

いとうせつこ さく 堀川 真 え

ミノムシぼうやが自分の蓑の家を脱いで見せてあげていたら、風が吹いてきて、蓑の家を飛ばされてしまいました。すると、ガは繭を、セミは抜け殻を、アワフキムシやクサカゲロウやハチもそれぞれ家の材料をもってきてくれました。ミノムシぼうやはみんなから少しずつ材料をもらって小さくかじると、もう一度蓑をつくりました。そしてみんなをひとりずつ新しい家に入れて上げました。

こどものとも年中向き181号
26×19cm 28ページ 当時の定価380円(本体362円)

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チョビットさんとモリダクサン

2001年5月号
40182

さとうゆみか さく

小さなトロッコのチョビットさんたちは働き者です。毎日、少しずつ土や岩を運んで公園を作っています。そこへ大きなモリダクサンがやってきて、岩をいっぺんに運んだり、長い棒を運んだり、大活躍。ところが、ある日、砂をいっぱい積んで走り出したモリダクサンは、ドッスーンと、穴にはまってしまいました……。大きな物と小さな物の対比を鮮やかな色彩のシンプルな絵で描きます。

こどものとも年中向き182号
19×26cm 32ページ 当時の定価380円(本体362円)

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くものわたあめ

2001年7月号
40184

正高素子 さく

イヌのカンタのお父さんはわたあめやさん。カンタは自分もわたあめを作りたいのですが、やらせてもらえません。空に浮かぶ雲を見ているうちに雲のわたあめを作りたくなって、サルやウサギと一緒に竹をきりだし、山のてっぺんへいきました。ぐるぐる竹をふりまわしても、竹の先に袋をつけても雲はとれません。カンタたちは疲れはて、けんかを始めましたが、そこにお父さんがやってきて……。

こどものとも年中向き184号
26×19cm 28ページ 当時の定価380円(本体362円)

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モグラくんとセミのこくん

2001年8月号
40185

ふくざわゆみこ さく

土の中の家で一人で暮らすモグラくんは、ある日セミのこくんに出会い一緒に暮らすことにします。春夏秋冬、二人は幸せに暮らします。夏のある日、脱皮したセミのこくんは「来年はセミになるけど、いつまでもモグラくんといるよ」と約束します。そして翌年の夏、セミのこくんがもう土の中では生きていけないことに気がついたモグラくんは……。しみじみと温かい出会いと別れのお話です。

こどものとも年中向き185号
26×19cm 28ページ 当時の定価380円(本体362円)

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ヨウヨウとルウルウのとうもろこし

2001年9月号
40186

劉 郷英 さく 張 治清 え

ヨウヨウとルウルウは、やんちゃなサルの兄弟。畑に忍び込んでは、トウモロコシを食べていると、ある日おじいさんに見つかって大目玉をくいました。ふたりが一生懸命謝ったので、おじいさんは自分たちで作ってみるようにトウモロコシを分けてくれました。ふたりはトウモロコシの種を森にまいてみましたが芽が出ません。そこで、おじいさんのどうやって育てているのか見にいきました……。

こどものとも年中向き186号
19×26cm 28ページ 当時の定価380円(本体362円)

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のねずみ もんの つくったものは

2001年10月号
40187

山崎香文子 さく

野ネズミのもんは、引っ越してきたばかりで友だちがいません。なんでも作れるという彫刻家のアナグマさんに、友だちを作ってほしいと注文すると、アナグマさんは、それは無理だと断りますが、そのかわり、木をあげるから、自分で作ってみなさいといいます。もんが囓って彫刻を始めると、おもしろそうだねとリスさんやキツツキさんが手伝ってくれました。さて、できあがった彫刻は……。

こどものとも年中向き187号
26×19cm 28ページ 当時の定価380円(本体362円)

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きのこ きのこ きのこ

2001年11月号
40188

中西恵子 さく

よく晴れた秋の日、じろうはイヌのポチを連れて、森にキノコとりに出かけました。森の中で見つけた大きな赤いかさのキノコは、人食いキノコでした。キノコに追いかけられて逃げるじろうの前にまたまた別の人食いキノコが現れて、じろうはとうとうつかまってしまいました。けれどもポチがキノコにとびかかり……。秋の森の風景が、緻密な色鉛筆画で迫力満点に描かれます。

こどものとも年中向き188号
26×19cm 28ページ 当時の定価380円(本体362円)

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かざみどりのフィットチーネ

2001年12月号
40189

古山浩一 さく

フィットチーネは教会の屋根の風見鶏。神父様にかわいがられ、町の人たちにも毎日風の向きを教えて感謝され、人気者です。ところがある日、カラスがぶつかって屋根からとばされてしまい、車にはねられたり、お祭り広場の花火で打ち上げられたりしたあげく、汽車がせまりくる線路に放り出され、たいへんな目にあいます。イタリア風の町を舞台に、風見鶏の冒険を躍動感あふれる絵で描きます。

こどものとも年中向き189号
26×19cm 28ページ 当時の定価380円(本体362円)

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みなみのしまのウッチャチャ

2002年2月号
40191

おおともやすお 作

昔、はるか南のポラポラ島では満月の夜になると、海から魔物が現われ子どもをさらっていくのでした。この島に生まれたウッチャチャという女の子は、生まれたときから大きなおならをする子で、大きくなるにつれておならも大きくなり、イノシシを吹き飛ばしたり、マグロの大群を気絶させたりと大活躍していました。そして満月の夜、ウッチャチャはたったひとりで海の魔物と対決したのです……。

こどものとも年中向き191号
19×26cm 32ページ 当時の定価380円(本体362円)

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るるさんの おかいもの

2002年3月号
40192

おくだともこ 作 齊藤木綿子 絵

るるおばあさんは一緒に暮らしている3人のおばあさんに頼まれて、町まで買い物に出かけました。帰り道で、ネズミのパン屋の前を通りかかったるるさんは、お店の開店準備を手伝って、3人のおばあさんに頼まれて町で買ってきた蜂蜜と石けん水と布を全部使い果たしてしまいます。でも、からっぽになった買い物かごに、ネズミたちは焼きたてのパンを入れてくれたのです……。のどかで温かな絵本です。

こどものとも年中向き192号
19×26cm 28ページ 当時の定価380円(本体362円)

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