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2006/03/10

ちいさいときは なんだった?

1990年4月号
030409

小風さち ぶん 織茂恭子 え

ひなこは窓の外をながめて、お母さんにいいました。ひなこ小さいとき、ヒヨコだったのよ。お母さんはそのとき、にわとりだったの。ネコがやってきたら、お母さんが背中におんぶして逃げたの。でもほんとはケムシだったのよ。葉っぱからぶら下がって背比べ。でもほんとのほんとは、イチゴのあかちゃんだった……。ひなこの想像はどんどんふくらみます。

こどものとも409号
19×26cm 32ページ 当時の定価300円(本体291円)

3月 10, 2006 1990年「こどものとも」バックナンバー |

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コメント

 織茂恭子さんの、初期の作品で、絵は現在の物の様に完成されてはいませんが、見るものに迫ってくる勢いがあると思います。
 某ブログに「ひなこ」がどうして、ちいさいときにひよこだと思ったのかという必然性がなく、その方の子どもさんはあまり興味を示さなかったと書かれていました。
 私は地方の図書館に勤務する者で、この絵本が出たとき、気に入って、何度も読み聞かせに使わせて戴きました。その後、゜6年図書館を離れましたが、再度戻ってきたとき現役で頑張ってくれていたので、とても嬉しかったです。ただ何度もの貸し出しと利用に耐えかねて、ぼろぼろになってしまい、このままだとページが紛失してしまいそうになったので、修理をして書庫にしまわせてもらいました。
 きっと、出版されると信じて待っているのですが、今だ出版はないようなので、ぜひ出版をお願いします。
 小風さちさんの文も童謡のようなリズムが楽しくなんども繰り返し歌うように読めました。
 小さな子って自分が小さいとき、または大きくなったら何になるかというのは大人が考えるように理屈では考えられないようなことも思いつくものです。
 蛇足ですが私の甥っ子は小さなとき大きくなったら「おばけ」になるといってました・・・どうしてそんなことを思ったのだかわかりませんが、嬉しそうに話していたのをふと思い出しました。
 最後の「ひなこはもうあかちゃんじゃないよ、ほら」という文とともに、とても得意げに見てみてと嬉しそうに話すひなこの表情はいきいきと輝いていて、とてもいいですよ。

投稿: kiuchi | 2006/10/26 11時02分

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