« 2006年2月 | トップページ | 2006年4月 »

2006/03/31

『ジャリおじさん』顛末記   澤田精一

 月刊絵本「こどものとも」の担当になったのは、中年になってからの43才のことでした。それまでは黒インク1色、活字で組んだ児童文学評論誌「子どもの館」を編集したことがあって、全ページオールカラー、1冊が1作品というのは初めてでした。ですからベテランの作家とまず仕事をして絵本の編集を学ぼうと思っていたら、新人作家を捜しなさいという編集長のお言葉。それで新人作家を捜しましたが、なかなかこうだと思える人に出会えません。図書館、画廊、美術館をうろうろしながら、どうしたものかと悩みました。
 結局、外であれこれ捜すよりは、自分の裡に記憶されている作家とやろうと思い定まるまで、いささか時間がかかりました。となると大竹伸朗さん。でも、第一線で活躍している現代美術作家が絵本を描きたいというのだろうか。描くか、描かないかわからないのに、遠く愛媛県宇和島までの出張が許されるのだろうかというのが、すぐさま次の悩みとなりました。
 でも、そこはよくしたもので、ほどなく西武・池袋で、大竹さんの個展(大竹伸朗の仕事ECHOES 55-91)があり、会うことができたのです。その時の大竹さんは30代。黒ずくめの服、感受性が全身にびりびりとみなぎっていて、一瞬ひるみました。おそるおそる絵本のことを話すと、なんと、やってみたいという返事なのです。そして宇和島にずっといるのではなくて、何度も上京していると聞き、それからというもの月に一度はあれやこれや絵本について話すことができました。長新太さんの絵本が好きだということも、その時わかりました。
 そうして半年ばかり経過したとき、「できました」という電話を受けとったのです。私は鉛筆で簡単に描いた絵に文章がついたラフがあがったのかと思ったら、原画がすっかり仕上がっていました。そして後になって聞いたのですが、この原画を仕上げるまでに、なんと100枚以上のスケッチやらエスキスを油絵で描いていたのです。(原画はペンとインク、色鉛筆なのに、どうしてエスキスは油絵なのかと質問したら、油絵のほうが手になじんでいるということでした。)

 文章はその後、何度もなおしながら仕上げていくことになります。
 1993年に8月号として刊行。さっそく西武・池袋で原画展、それから新聞、雑誌、さまざまなメディアでもとりあげられました。翌年、小学館絵画賞受賞。翌々年、BIB(ブラチスラバ世界絵本原画展)金杯受賞。それよりも感動したのは、『ジャリおじさん』を読んで、これなら自分でも描けるのではないかということで、何人もの人が絵本を持ち込んできたことです。
 出版当時、読者だった子どもたちは、今では大人となり、今度は大竹さんの個展に出向いて、小さい頃『ジャリおじさん』を読みましたという話を何度も聞いたことがあります。絵本というのは、いつの間にか、自然にそこにあるものになっていくんですね。
 さて、今年、10月14日から2ヵ月間、東京都現代美術館で大規模な回顧展「大竹伸朗 全景 1955-2006」が開催されます。3フロアー使っての展示は、日本人としては初めてだそうです。『ジャリおじさん』の原画も全点展示されるようです。あの宝石のような絵に10数年の時を経て再会できると思うと、今からわくわくしています。

澤田精一(さわた せいいち)
1948年、千葉県に生まれる。1973年福音館書店入社。「子どもの館」「こどものとも」「こどものとも年少版」「かがくのとも」各誌を担当。

3月 31, 2006 1993年, エッセイ | | コメント (1) | トラックバック (1)

1993(平成5)年度にあったこと

カンボジアで、国連UNTACの選挙管理部門スタッフとして働いていたボランティア中田厚仁さんが何者かに撃たれて死亡した。(4月)
天皇・皇后両陛下、初めて沖縄を訪問する。天皇は沖縄戦について「深く哀悼の意を表したいと思います」と遺族に言葉をかけた。(4月)
カンボジアで、日本人文民警官5人らが乗った車の列が襲撃され、高田晴行警部補が死亡、4人が重軽傷を負った。(5月)
皇太子殿下、小和田雅子さんと御成婚。(6月)
衆議院で宮沢内閣不信任決議案可決。小選挙区制をめぐって社会党・公明党・民社党が宮沢内閣不信任決議案を提出、自民党の羽田孜・小沢一郎グループと政治改革推進派の一部が賛成したため可決。宮沢首相は衆議院解散。自民党から離党が相次ぎ、新党さきがけ、新生党結成。(6月)
「北海道南西沖地震」(M 7.8)が北海道・東北を襲い、死者202人、行方不明28人等の被害をもたらす。特に北海道奥尻島で津波などで大きな被害。(7月)

第40回衆議院議員選挙が行われ、自民党過半数割れ、社会党も半減の惨敗。(7月)
細川護煕(日本新党)が内閣総理大臣に指名され、日本新党、新党さきがけ、新生党、社会党、公明党、民社党、社民連と参議院連合の7党1会派で、連立内閣を成立させた。(8月)
農林水産省、コメ作況指数(平年作=100)が戦後最悪の80であると発表。(9月)
サッカー・ワールドカップ・アジア予選で、日本はイラクにロスタイムに同点に追いつかれて引分け、本大会出場を逃した(ドーハの悲劇)。(10月)
米の緊急輸入の第1回としてタイ米7000トンを積んだ貨物船が横浜に入港。(11月)
屋久島・白神山地・法隆寺・姫路城が世界遺産に認定された。(12月)
田中角栄元首相死去。(享年75歳)(12月)
第17回冬季オリンピック・リレハンメル大会がノルウェーで開催された。日本は、ノルディック複合団体で金メダルなど、金1、銀2、銅2。(2月)

主なベストセラー:『マディソン郡の橋』R・J・ウォラー(文藝春秋)、『磯野家の謎』東京サザエさん学会編(飛鳥新社)、『日本改造計画』小沢一郎(講談社)
ヒット曲:『YAH YAH YAH』CHAGE&ASKA、『愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない』B'z、『ロード』THE虎舞竜
この年に登場したもの:サッカーJリーグ、プロ野球フリーエージェント(FA)制

3月 31, 2006 1993年, そのころあったこと | | コメント (0) | トラックバック (0)

福音館書店から(第38回)

今回は今後の「こどものとも50周年記念イベント」をまとめてご紹介します。、

ぐりとぐらのともだちあつまれ!
福音館書店「こどものとも」絵本の世界展

会期:2006年4月26日(水)~5月7日(日)
会場:玉川高島屋S・C西館1階 アレーナホール
   東京都世田谷区玉川3-17-1(東急田園都市線/東急大井町線「二子玉川駅」下車)
開催時間:10:00~21:00(最終日は18:00まで)
入場料:中学生以上600円、小学生300円、幼稚園以下無料
お問い合わせ:玉川高島屋S・C TEL03-3709-2222 
       http://www.tamagawa-sc.com/

みんなのともだち「こどものとも」の絵本展
会期:2006年4月22日(土)~5月28日(日)
会場:高浜市やきものの里かわら美術館
   愛知県高浜市青木町9-6-18(名鉄三河線「高浜港駅」下車徒歩8分)
開催時間:9:00~17:00(観覧券の販売は16:30まで)
入場料:高校生以上600円、中学生以下無料
お問い合わせ:高浜市やきものの里かわら美術館 TEL0566-52-3366
       http://www.kawara-museum.takahama.aichi.jp/

“えほんはともだち”「こどものとも」50年の歩みと絵本原画展
会期:2006年4月22日(土)~5月28日(日)
会場:木城えほんの郷
   宮崎県児湯郡木城町石河内475
開催時間:10:00~17:00  休館日:毎週月曜(5月2日は開館)
入場料:大人600円(500円)、小・中・高生400円(300円)( )は前売り
お問い合わせ:木城えほんの郷TEL0983−39−1141

またこの後の原画展のスケジュールは次の通りです。

姫路市立美術館(兵庫県)  2006年7月13日~8月31日
ひろしま美術館(広島県)  2006年10月7日~11月12日

どうぞお楽しみに。

3月 31, 2006 福音館からのお知らせ | | コメント (0) | トラックバック (0)

まほうのえのぐ

1993年4月号
030445

林 明子 さく

よしみはいつも、お兄ちゃんのように絵の具で絵を描きたいと思っていました。ある日、とうとうお兄ちゃんからから貸してもらった絵の具で、絵を描いていると、ヘビが絵の具をくわえて逃げていきます。追いかけて森の中に入ると、そこではネズミやリスやカラスにシャクトリムシまで、よしみの絵の具で絵を描いていました……。林明子の文・絵による、絵を描く楽しみに満ちた絵本です。

こどものとも445号
19×26cm 32ページ 当時の定価350円(本体340円)

この絵本は1997年に「こどものとも傑作集」の1冊として刊行され、現在も販売されています。

3月 31, 2006 1993年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (1) | トラックバック (0)

ふくのゆの けいちゃん

1993年5月号
030446

秋山とも子 さく

けいちゃんのうちは、お風呂屋さん。5月5日の菖蒲湯の日、年に一度の風呂場の絵の描きかえもあります。ペンキ屋さんがやってきて、大きな壁の絵をぐんぐん描きあげていきます。お母さんは掃除や洗濯で大忙し。お父さんは火炊き場で薪を燃やします。夕方4時にのれんをかけると、お客さんがやってきてお風呂場に話し声が響きはじめます。お風呂屋さんの一日の生活をいきいきと描きます。

こどものとも446号
26×19cm 32ページ 当時の定価350円(本体340円)

この絵本は、こどものとも創刊50周年記念出版「こどものともセレクション」の1冊として刊行されています。

3月 31, 2006 1993年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

どてのしたてやさん

1993年6月号
030447

長谷川摂子 ぶん 吉田道子 え

女の子が川の土手で縫い物をしていましたが、針道具やいろいろな布を置いたまま遊びにいってしまいました。するとノネズミの親子がやってきて、ハサミと糸の仕立て屋さんに、大きなポケット付きのズボンを注文しました。仕立屋さんは歌いながらズボンを仕上げます。こうしてモグラの帽子、ヘビのざぶとん、カラスのマントなどを次々に作りあげ、夕方になって女の子が戻ってくると……。

こどものとも447号
19×26cm 32ページ 当時の定価350円(本体340円)

3月 31, 2006 1993年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

まんいんでんしゃ

1993年7月号
030448

わたなべしげお さく かとうちゃこ え

夏休みの日曜日、駅のホームはおでかけの動物たちでいっぱい。電車がやってくると、イノシシもクマもペンギンも電車の中に突進しました。「ふまないで!」とカメの悲鳴。電車の中はぎゅうぎゅう詰め。「おさないで! ハリネズミさんがのっているんだよ!」最後にゾウとキリンがやってきて、ライオン駅長は1両増やしてくれました。バイタリティあふれる奔放な絵が、物語を盛りたてます。

こどものとも448号
19×26cm 32ページ 当時の定価350円(本体340円)

3月 31, 2006 1993年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

とべ コウタ

1993年8月号
030449

吉岡一洋 作

コウタは毎日近所の仲間といっしょに海に遊びにいきますが、岩の上から飛びこむのは、こわくてできません。ある日、くやしがっていたコウタは、大将のクンタンに手をひっぱられ、岩からはじめて飛びこみました。耳が痛くなり、塩辛い水を飲みましたが、少しだけ自信がついたコウタは、浅瀬で水の中で目を開ける練習をして、次にはとうとうひとりで飛び込めました。

こどものとも449号
19×26cm 32ページ 当時の定価350円(本体340円)

3月 31, 2006 1993年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

くすのきと あおばずく

1993年9月号
030450

甲斐信枝 さく

あるお寺の境内に立つ、枯れ枝だらけで幹にもうろができているクスノキの老木は、小鳥や蝶にもバカにされ、くやしい思いをしていました。ところがある日、2羽の鳥がその木で暮らしはじめ、うろの中で卵を三つ生んだのです。やがて生まれた雛の成長を見守るクスノキは幸せでした。けれども雛が大きく育った秋の終わり、そのアオバズクの親子は飛びたっていったのです。

こどものとも450号
19×26cm 32ページ 当時の定価350円(本体340円)

3月 31, 2006 1993年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

もりのさんぽうた

1993年10月号
030451

松居スーザン 詩・曲 佐藤国男 絵

坂道くだって角をまがって、野原はしって小川とびこえ……「どっかいこうか」。原っぱの小道を歩いていたら飛び出したトンボ、バッタ、チョウ……「むしのうた」。葉裏や石の下にひそむのは……「びっくりうた」。「あきかぜ」「もりのぎょうれつ」「くものうた」。野原や森を散歩しながら口ずさむのにぴったりの歌が楽譜付きで6編。木版画の絵本です。

こどものとも451号
26×19cm 32ページ 当時の定価350円(本体340円)

3月 31, 2006 1993年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

かやねずみのちゅるり

1993年11月号
030452

白石久美子 さく

ヒバリのぱぴが草原に舞いおりると、小さなカヤネズミのちゅるりが、赤ちゃんを産むために、カヤの葉っぱで巣をつくっていました。やがてその中で生まれた5ひきの赤ちゃんは元気に育っていきました。ところがある時、大嵐がやってきて巣は壊れ、まわりの草もすっかりなぎたおされてしまいました。ちゅるりは引っ越しをするのに良い場所をぱぴに聞いて、新しい家をつくりにいきますが……。

こどものとも452号
26×19cm 32ページ 当時の定価350円(本体340円)

3月 31, 2006 1993年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

なんじゃもんじゃはかせの おべんとう

1993号12月号
030453

長 新太 さく

なんじゃもんじゃ博士と友だちのゾウアザラシが、お弁当を食べようとしたら、へんな木々が「お弁当をちょうだい」とやってきました。博士たちは大急ぎで逃げましたが、がけから川へ落ちてしまいます。こんどは川の底で巨大なエビに追いつめられた博士が、お弁当のエビフライをぐいっと見せると……。「母の友」の連載でおなじみの「なんじゃもんじゃ博士」の「こどものとも」版です。

こどものとも453号
19×26cm 32ページ 当時の定価350円(本体340円)

3月 31, 2006 1993年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (2) | トラックバック (0)

まじょの かんづめ

1994年1月号
030454

佐々木マキ 作

女の子と犬が森へ遊びにいくと、見なれない一軒家がたっていたので、中に入ってみました。すると台所にあった缶詰から「たすけて」という声が聞こえてきます。缶切りでギッシギッシと開けてみると、最初はゾウが、次はクマが……と、次々と動物が出てきました。その時、魔女が帰ってきて、ふたりはかんづめにされてしまいますが……。魔女の家の蛍光色がふしぎな雰囲気を醸しだす絵本です。

こどものとも454号
19×26cm 32ページ 当時の定価350円(本体340円)

この絵本は1999年に「こどものとも傑作集」の1冊として刊行され、現在も販売されています。

3月 31, 2006 1993年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

いつも いっしょ どうぶつとくらす アジアのこどもたち

1994年2月号
030455

車光照ほか 写真 松岡享子 文

じゃれついてくるイヌに思わず目をつぶる子ども。子ブタに餌をやる子ども。湿地を渡りヤギを草場につれていく子ども。子ヒツジを抱く子ども。イヌと一緒に昼寝する子ども。頭のシラミをサルに取ってもらう子ども。ニワトリ、ネコ、ゾウ、スイギュウなど、動物たちと暮らすアジア各国の子どもたちの生活をいきいきと写した写真を、子どものつぶやきのような文とともに構成した絵本です。

こどものとも455号
26×19cm 32ページ 当時の定価350円(本体340円)

3月 31, 2006 1993年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

カンジカおばあさんのおきゃくになったうさぎたち

1994年3月号
030456

エヴェンキ民話 アンナ ガルフ 再話 内田莉莎子 訳 小野かおる 絵

森のはずれに住んでいた3匹の元気なわんぱく子ウサギは、ある時、おそろしいクズリ(イタチの仲間)をからかって、カンジカおばあさん家に逃げこみ、そこで一緒に暮らすことになりました。おばあさんは狩りにいき、おいしいご馳走を作ります。子うさぎたちも狩りにいきたくて仕方ありませんでした。ある日、子ウサギたちはこっそり槍をもちだすと……。東シベリア少数民族の民話です。

こどものとも456号
26×19cm 32ページ 当時の定価350円(本体340円)

3月 31, 2006 1993年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

しおちゃんとこしょうちゃん

1993年4月号
040085

ルース・エインワース さく こうもとさちこ やく・え

まっ白な毛のしおちゃんと、白に灰色の混じるこしょうちゃんの2匹は双子の子ネコ、何をするのも一緒です。ある日、どちらが高いところに登れるか競争をして、庭の高い高いモミの木のてっぺんまで登って、おりられなくなってしまいました。鳥に助けを求めても、飛行機に向かって鳴いてみても、だれもきてくれません。でも夜になると、お母さんが迎えにきてくれました。

こどものとも年中向き85号
26×19cm 28ページ 当時の定価320円(本体311円)

3月 31, 2006 1993年, 「こどものとも年中向き」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

まんげつのよるに

1993年6月号
040087

高久明実 さく

森の中の壺の家に住むタコさんは、満月の光に誘われ、煮豆をもって散歩に出かけました。すると、おばあさんがタマネギを収穫しています。煮豆を少しタマネギと交換し、また歩いていくとヒツジさんが子どもを寝かせています。煮豆とヒツジさんの毛で編んだマフラーを交換して、また散歩を続けると、森の奥では、動物や妖精がみんなでお団子を作って、お月見のパーティーをしていました。

こどものとも年中向き87号
19×26cm 28ページ 当時の定価320円(本体311円)

3月 31, 2006 1993年, 「こどものとも年中向き」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

よるって しってる?

1993年7月号
040088

三原佐知子 さく

朝一番に起きて、夕方にはまっ先に寝てしまうオンドリは、夜を知りません。夜ってどんなものなのか知りたくなって、オンドリは庭の仲間に聞いてまわります。イヌは、夜って物騒なものだといい、チョウは、夜って蛹の中で祈るものだといい、キリギリスは、歌うものだといいます。ネコ、カエル、クモ、アリにも聞いてもどってきたオンドリは、くたびれてさっさと寝てしまいました。

こどものとも年中向き88号
26×19cm 28ページ 当時の定価320円(本体311円)

3月 31, 2006 1993年, 「こどものとも年中向き」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

ジャリおじさん

1993年8月号
040089

おおたけしんろう えとぶん

海を見て暮らしていたジャリおじさんは、ある日、後ろをふりむいて、黄色い道が続いているのに気づき、歩きはじめました。ピンク色のワニを道連れに歩いていくと、いろいろな人に出会いますが、この道がどこへ続いているのかは、だれも知りません。夜になってジャリおじさんはもうひとりのジャリおじさんと出会います。その人は、ずっと先に青い大きな神様がいるといいました。現代美術作家が描く斬新な絵本。

こどものとも年中向き89号
26×19cm 28ページ 当時の定価320円(本体311円)

この絵本は1994年「日本傑作絵本シリーズ」の1冊としてハードカバーで刊行され、現在も販売されています。
編集者のエッセイはこちらからお読みいただけます。

3月 31, 2006 1993年, 「こどものとも年中向き」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

プッポコとペッポコ ぱんらぱら たねまこうのまき

1993年9月号
040090

岸田衿子 さく 片山 健 え

おなじみ裸ん坊のふたり組プッポコとペッポコが、トチの木の中から「たねまきしたいもん、よっといでー」とラッパを吹きました。イヌ、ネコ、ウサギ、サル、クマがやってきて、丘の畑にぱんらぱらといろんな種をまきます。お日さまがほっほこ照り、雨がざんざか降って、やがて芽が出て花が咲き実がなって、トマトにニンジン、スイカにトウモロコシが大豊作。プッポコペッポコ第3弾。

こどものとも年中向き90号
19×26cm 28ページ 当時の定価320円(本体311円)

3月 31, 2006 1993年, 「こどものとも年中向き」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

へびを だいじに

1993年11月号
040092

イノウエヨースケ 作

ヘビを大事にいたしましょう。ヘビが電車に乗るときは、つり革の輪の中にぶらさがってもらいます。キャンプでは、ヘビのとぐろはバケツ代わりになってくれます。大きな長いヘビがいれば、ブランコになってくれたり、シーソーやすべり台になってくれたり、いろいろ遊んでくれます。ヘビの姿態から次々想像を広げる楽しい絵本。

こどものとも年中向き92号
26×19cm 28ページ 当時の定価320円(本体311円)

3月 31, 2006 1993年, 「こどものとも年中向き」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

かたつむりとさる

1994年1月号
040094

ラオス・モン族の民話 ヤン・サン さいわ ハー・ダン したえ モンのこどもたち ししゅう やすいきよこ やく

サルに歩みののろさをバカにされたカタツムリは、それならどちらが先に3つの山と3つの谷をこえるか、競走をしようと申し出ました。カタツムリは親類縁者を集め、3つの山と3つの谷のあちこちに先に散らばっておいて、みごとサルをうち負かしました。タイの難民キャンプに暮らすラオス少数民族の子どもたちが、得意の刺繍で自分たちの昔話を描いた絵本です。

こどものとも年中向き94号
26×19cm 28ページ 当時の定価320円(本体311円)

この絵本は、こどものとも創刊50周年記念企画「こどものとも世界昔ばなしの旅」の1冊としてハードカバーで刊行されています。

3月 31, 2006 1993年, 「こどものとも年中向き」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

3びきねこさん

1994年3月号
040096

柳生まち子 さく

一緒に暮らしている3匹のネコ、お兄ちゃんぶってる“ごろ”、負けず嫌いの“とら”、おとなしい“きい”は、時々けんかはするけれど、とっても仲良し。今日は魚釣りにいきます。ニワトリのこっこおばさんにミミズをわけてもらい、ねむねむじいちゃんちの裏の池にボートを出して、釣りをします。最初きいは1匹も釣れなかったけれど、最後には仲良くみんな3匹ずつ釣れました。

こどものとも年中向き96号
26×19cm 32ページ 当時の定価320円(本体311円)

3月 31, 2006 1993年, 「こどものとも年中向き」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/03/24

トッケビって       チョン・スクヒャン

 トッケビって困った奴です。私がハルモニ(祖母)から聞かされたお話では、針の穴のような障子のすき間からピューと入ってきて、生き血をぬきとる足のないものですが、この『おばけのトッケビ』のお話ではちゃんと足はあるのです。
 では、指は何本あるのか、顔はどんな形をしているのか。人をだましたり、宝や子どもを奪ったり、とにかく悪さばかりをするバケモノではあるものの、姿、形はお話ごとに違って、どれもはっきりしないのです。しかも活動舞台は決まって闇夜。これでは絵本になりません。
 このトッケビを絵本にしようと決心してからというもの、1年以上悩みに悩みました。何度、夜中にうなされたことやら。本当にトッケビって今でも存在するんですね。それでついに「わからないものは、そのままそっとしておこう。こちらがかってにトッケビを作りだしたら、それこそ自由自在に変化するトッケビを殺してしまいかねない」と、考えついたのです。
 そこで、トッケビには我が国の仮面劇の仮面と衣装をすっぽり被ってもらって、その本当の姿は、この本を見る人たちに自由に想像してもらうことにしました。

 仮面劇は今でも愛され続けている民衆芸能で、民衆的息吹に満ち溢れています。この仮面は日本の能のように定形化されたものではなく、非常に素朴で土着的です。劇の内容も、支配者にいじめられている民衆がはつらつと動きまわり、知恵をだしあって、最後にコロリと相手をやりこめてしまうというコミカルなものが多く、まったく、トッケビにぴったりなのです。
 このユーモラスな背景をもったトッケビに、この絵本のなかいっぱいに動きまわってもらって、どんな苦しい時代にあっても笑いを忘れないで、快活な仮面劇を踊りまわって生き続け、楽しいトッケビ伝説を残してくれた民衆の息吹を、少しでも豊かに表現しようと心を込めて描いたつもりです。
 (「こどものとも」1992年8月号折込付録より再録)

チョン・スクヒャン(鄭 〓香 正しくは「鄭」は旧字、〓は「淑」の偏を“さんずい”ではなく“王偏”にした字です)
1944年、韓国・全羅南道に生まれる。弘益大学東洋画科を卒業後、京都市立芸術大学に学ぶ。個展や多数のグループ展を開催。1986年祇園祭山鉾「八幡山」の水引原画を作成。韓国美術協会会員。絵本に『フンブとノルブ』(鶏林館書店)、『おどりトラ』『おばけのトッケビ』『こかげにごろり』(以上、福音館書店)などがある。京都府在住。

3月 24, 2006 1992年, エッセイ | | コメント (0) | トラックバック (0)

1992(平成4)年度にあったこと

ロック歌手尾崎豊が死去。(享年26歳)(4月)
ロサンゼルスで黒人男性が白人警官4人に集団暴行を受けた事件で、地裁陪審が無罪評決を出したことをきっかけに、市民多数が暴徒化し「ロス暴動」起こる。(4月)
「サザエさん」の作者長谷川町子が死去。(享年72歳)(5月)
国連平和維持活動(PKO)協力法が衆・参両院で可決成立、公布される。(6月)
東京−山形を2時間半で結ぶ初のミニ新幹線、山形新幹線が開業。(7月)
第25回オリンピック・バルセロナ大会がスペインで開催され、日本は女子200m平泳ぎで岩崎恭子(14歳)が金メダル獲得するなど、金3個、銀8個、銅11個。(7月)
第16回参議院議員選挙で自民党が大勝、社会党は惨敗、新政党の日本新党善戦。(7月)
夏の全国高校野球大会で星稜高校の松井秀喜が5連続敬遠される。(8月)
宇宙飛行士・毛利衛、日本人としては初めて米国スペースシャトル搭乗員として「エンデバー」で宇宙旅行成功。(9月)
自衛隊カンボジア派遣部隊、PKO部隊の第一陣として出発する。(9月)

米国ルイジアナ州バトンルージュで日本人留学高校生が、ハロウィンパーテイーの訪問先を間違えて、住人にピストルで撃たれて死亡した。米国の銃社会に対する批判、銃規制論議がおこった。(10月)
天皇皇后両陛下、初めて中国を訪問。晩餐会の挨拶で天皇は「わが国が中国国民に対して多大の苦難を与えた不幸な一時期がありました」と「深い悲しみ」を表明。(10月)
関脇貴花田と女優宮沢りえ、婚約を発表。(10月)(翌年1月には婚約解消)
サッカー・アジアカップで日本がサウジアラビアを破り初優勝する。(11月)
皇太子殿下、小和田雅子さんとの結婚が内定。(1月)
永住外国人の指紋押捺制度を廃止した改正外国人登録法が施行される。(1月)
山形県新庄市の市立中学校で、1年生男子が上級生からいじめを受け、体操用マットに逆さに押し込まれて窒息死する。(1月)
民主党クリントンが第42代米国大統領に就任。(1月)
曙が外国人力士で初めての横綱となる。(1月)

主なベストセラー:『さるのこしかけ』さくらももこ(集英社)、『それいけ×ココロジー』それいけ!!ココロジー編(青春出版社)、『わが友本田宗一郎』井深大(ごま書房)
テレビ:『ずっとあなたが好きだった』(TBS)、『高校教師』(TBS)など放送開始。
ヒット曲:『君がいるだけで』米米CLUB、『悲しみは雪のように』浜田省吾、『BLOWIN'』B'z
この年に登場したもの:公務員の完全週休二日制、毎月第二土曜日が休みになる「学校五日制」、「救急救命士」、「妊娠検査薬」

福音館書店では:小学1,2年生向き月刊雑誌「おおきなポケット」創刊。(4月)

3月 24, 2006 1992年, そのころあったこと | | コメント (0) | トラックバック (0)

福音館書店から(第37回)

 さて今回は、前回、前々回に引き続き、50周年記念イベントのご紹介です、
 宮崎県木城町にある「木城えほんの郷」で4月下旬から5月下旬までこどものとも原画展が開催されます。これは先週お知らせした愛知県高浜市で開かれる原画展とはちがう内容の企画ですが、「木城えほんの郷」誕生10周年の記念企画として、「こどものとも」600冊の表紙をパネルで展示、同時に『ぞうのたまごやき』『おなかのかわ』『くろうまブランキー』『かもときつね』『かさもっておむかえ』など人気の高い15作品90点の絵本原画を展示します。

“えほんはともだち”「こどものとも」50年の歩みと絵本原画展

開催期間 2006年4月22日(土)〜5月28日(日)
会場   木城えほんの郷
     宮崎県児湯郡木城町石河内475
問合せ先 TEL.0983−39−1141
開館時間 10:00〜17:00
休館日  毎週月曜(5月2日は開館)
入館料  大人600円(500円)、小・中・高生400円(300円)
     ( )は前売り

なお、「木城えほんの郷」では現在、スズキコージさんの原画展が行われています。(4月9日まで)

この他の「こどものとも」50周年関連イベントはこちらからご覧ください。

どうぞお楽しみに。

3月 24, 2006 福音館からのお知らせ | | コメント (0) | トラックバック (0)

そっといいことおしえてあげる

1992年4月号
030433

おの りえん さく 垂石眞子 え

あなたが生まれたその時に、大きな地球のどこかで一緒に生まれたあなたの友だち。それはアフリカのサバンナのキリンかもしれません。それは川を泳いでいるカバかもしれません。道端のタンポポかも、葉っぱの裏の小さな虫かもしれません……。地球のどこかで、あなたの友だちが、あなたに会いたいと待っています。想像の広がりの中で、たくさんの生命への共感をよびおこします。

こどものとも433号
19×26cm 32ページ 当時の定価300円(本体291円)

3月 24, 2006 1992年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

かなとおばあちゃん

1992年5月号
030434

安江リエ さく 山内ふじ江 え

団地の1階に住んでいる女の子かなが、ある春の朝窓を開けると、ベランダのすぐ前に、麦わら帽子をかぶって草取りをする近所のおばあちゃんがいました。最初はこわいと思っていましたが、毎日そっと見守るうちにその優しさに気づきます。かなは、おばあちゃんが取らずに残しておいてくれたクローバーで首飾りを編むと……。柔らかい色調の絵で、生活の中の心のふれあいを描きます。

こどものとも434号
19×26cm 32ページ 当時の定価300円(本体291円)

3月 24, 2006 1992年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

まほうつかいのでし

1992年6月号
030435

ゲーテのバラードによる 上田真而子 文 斎藤隆夫 絵

魔法使いの弟子は先生の留守に、自分も魔法を試してみたくなり、ほうきに呪文をかけました。首尾よくほうきに手足が生えて、川から水瓶で水を運ばせることができましたが、止める魔法を知らなかったのです。仕方なくほうきを斧でたたき切ると、ほうきは2つになってもっとたくさん水を運び、あたりは洪水になってしまいます……。ゲーテの物語詩を軽妙な訳と斬新な絵で蘇らせました。

こどものとも435号
19×26cm 28ページ 当時の定価300円(本体291円)

この絵本は1995年「日本傑作絵本シリーズ」の1冊としてハードカバーで刊行され、現在も販売されています。

3月 24, 2006 1992年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

ぼくのいいこと

1992年7月号
030436

きたむらえり さく

ある日、ヤマアラシのポーキーが、ポプラの木の枝で寝ころんでいると、「そこで待っていれば今日はいいことがあるよ」とお母さんがいいました。そこでポーキーは、友だちの子グマたちの川遊びの誘いも断り、コヨーテがやってきても針をふくらまして追い払い、「いいこと」を待ち続けます。やがて雷雨になりますが、雨があがって道をやってきたのは、おみやげをもったおばあちゃんでした。

こどものとも436号
26×19cm 32ページ 当時の定価300円(本体291円)

3月 24, 2006 1992年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

おばけのトッケビ

1992年8月号
030437

韓国・朝鮮の昔話 金森襄作 再話 チョン・スクヒャン 画

仕事を探しに家を出た若者が、ある夜疲れてお墓のそばで寝ていると、暗闇の中をおばけのトッケビがやってきました。トッケビは、若者を死んだじいさんと思いこみ、生き返らせてやろうといって、村の大きな家から娘の命をとってきて、若者の袋にいれました。夜が明けると、若者は娘の死を嘆いている家にいき、娘を生き返らせてあげようといって……。『おどりトラ』に続く韓国・朝鮮の昔話の絵本。

こどものとも437号
19×26cm 32ページ 当時の定価300円(本体291円)

この絵本は、こどものとも創刊50周年記念企画「こどものとも世界昔ばなしの旅II」の1冊としてハードカバーで刊行されています。

3月 24, 2006 1992年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

ねぼすけスーザとやぎのダリア

1992年9月号
030438

広野多珂子 作

ねぼすけの女の子スーザは、隣のアンヘルさんのヤギを草の生えている丘につれていきました。ところが、その中の1ぴき、お腹の大きなヤギのダリアは、丘の手前で立ち止まったまま動きません。スーザは帽子をかぶせたりエプロンをかけたり世話をしてやりましたが、水をくみにいって帰ってみると、ダリアはいなくなっていました……。「ねぼすけスーザ」の第2作です。                    

こどものとも438号
26×19cm 32ページ 当時の定価300円(本体291円)

3月 24, 2006 1992年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

けんけん

1992年10月号
030439

山村輝夫 さく

ぼくと妹のくるみは、山のお堂で遊んでから帰る途中、苦しそうに倒れているおじいさんに出会い、介抱してあげました。おじいさんはやがて元気になり、お礼にはいていた下駄の片方をくれました。その下駄をはいてけんけんをすると高く高くとべるので、ぼくたちは夢中で遊びましたが、いつのまにか鼻が高くなっているのです……。北海道の自然の中の生活を描く山村輝夫の絵本です。

こどものとも439号
26×19cm 32ページ 当時の定価300円(本体291円)

3月 24, 2006 1992年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

あしたてんきになあれ

1992年11月号
030440

荒川 薫 さく 長 新太 え

ともこは遠足の前の日、友だちから教わった「あしたてんきになあれ」と靴を飛ばす天気予報を、やってみました。最初の2回は靴は上向きだから、明日は晴。でも3回目は横向きになったから、明日は雪。心配になって空を見あげると、雲は袋をかついだおじいさんに見えたり、サーカスの動物たちに見えたり、次々形を変えていきます。やがて夕焼けで空は赤い花びらもようになって……。

こどものとも440号
26×19cm 32ページ 当時の定価300円(本体291円)

3月 24, 2006 1992年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

ながれぼしのよる

1992年12月号
030441

たむらしげる さく

ある晩、ロボットのランスロットは、流れ星を見に、すりばちじまにいくことにしました。途中で会ったリンゴの木といっしょに、鯨の背に乗せてもらって海を渡り、すりばちじまに着くと、8時ちょうどに流れ星が降りそそいできました。ふたりは落ちてきた星に乗って、空を飛んで遊びます。『ロボットのくにSOS』に続くたむらしげるの「こどものとも」第2作目です。

こどものとも441号
19×26cm 32ページ 当時の定価300円(本体291円)

3月 24, 2006 1992年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

イルミねこが まよなかに

1993年1月号
030442

織茂恭子 絵 阪田寛夫 詩

イルミねこが真夜中に見る夢は、おいしいけれどこわーい夢。ゆうぐれぎつねは夜と昼の間の道で、夢か、ほんとか、ここはどこ? あんぶくがえる、こわがりこけこ、こうらかーめん、ふくろう先生、らいおねる王様の見た夢はどんな夢? 織茂恭子が色彩豊かな貼り絵により描いた動物たちの夢の世界に、阪田寛夫が詩を付けてふしぎな世界を作りあげました。

こどものとも442号
26×19cm 32ページ 当時の定価300円(本体291円)

3月 24, 2006 1992年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

ちいさなりょうし タギカーク

1993年2月号
030443

アジア・エスキモーの昔話 V.グロツェル・G.スネギリョフ 再話 松谷さやか 文 高頭祥八 画

お母さんとふたりで暮らす男の子タギカークは、舟も銛もないので、昆布を採って暮らしていました。ある日、海に落ちたタギカークは、海の底で死んだお父さんに出会い、銛をもらいます。タギカークは、その銛をもって漁師たちの舟に乗せてもらおうとしますが、みんなばかにして乗せてくれません。ただ一人乗せてくれた老人とともにタギカークは、大きなクジラを仕留めました。

こどものとも443号
19×26cm 32ページ 当時の定価300円(本体291円)

この絵本は、こどものとも創刊50周年記念企画「こどものとも世界昔ばなしの旅」の1冊としてハードカバーで刊行されています。

3月 24, 2006 1992年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

いいことって どんなこと

1993年3月号
030444

神沢利子 さく 片山 健 え

ある晴れた日、屋根の雪がとけて、しずくが嬉しそうに歌っていました。「どうしてそんなに嬉しいの?」とたずねると「いいことがあるからよ」と答えます。小鳥たちも、川の流れも、風も、いいことがあるって嬉しそう。わたしはいいことってなんだろうと、雪の中を探していきました。すると雪の下に、小さな金色のフクジュソウの花が咲いているのを見つけたのです。

こどものとも444号
19×26cm 32ページ 当時の定価300円(本体291円)

この絵本は2001年に「こどものとも傑作集」の1冊として刊行され、現在も販売されています。

3月 24, 2006 1992年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

まあちゃんのまほう

1992年4月号
040073

たかどのほうこ さく

まあちゃんは魔法の本を読んで呪文を唱え、お母さんをタヌキに変身させました。すぐに元に戻す呪文を唱えると、タヌキはお母さんに戻ったのですが、このお母さんはまあちゃんを誘って、台所でつまみ食いはする、部屋を散らかして大騒ぎすると、大はしゃぎ。すると「まあちゃん!」とお母さんの怒った声が……。あれれ、お母さんがふたりに? 元気はつらつ「まあちゃん」の絵本第2弾。

こどものとも年中向き73号
19×26cm 28ページ 当時の定価280円(本体272円)

この絵本は2003年に「こどものとも傑作集」の1冊として刊行され、現在も販売されています。

3月 24, 2006 1992年, 「こどものとも年中向き」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

じかきむしのぶん

1992年6月号
040075

松竹いね子 さく 堀川 真 え

じかき虫のぶんが、さくさくと葉っぱを食べると、葉っぱの中にトンネルができて、まるで字を書いたように跡ができます。トンボや蝶々がやってきて、葉っぱの中の小さなぶんに、大きくなったら一緒に遊ぼうと誘いました。やがて蛹になって眠ったあと、羽が生えたぶんは、みんなが待つ森の広場に飛んでいきました。ハモグリバエの生態を色彩豊かな絵で描いた絵本です。

こどものとも年中向き75号
26×19cm 28ページ 当時の定価280円(本体272円)

3月 24, 2006 1992年, 「こどものとも年中向き」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

おばあ

1992年7月号
040076

中西恵子 さく

おばあがお茶を飲んでいると、坂の下の婿がとびこんできて、「すぐきてくれ」といいました。おばあは自転車に乗って走る、走る! 畑を耕しているおじさんや、アイスキャンデー売りのおじさんが声をかけても、一声返して一目散。竹薮を突っ走り、坂を一気に下り、坂の下の家に着くと、戸をぴしゃり。それからしばらくたって「おぎゃー」と大きな声が……。おばあは産婆さんだったのです。

こどものとも年中向き76号
26×19cm 32ページ 当時の定価280円(本体272円)

3月 24, 2006 1992年, 「こどものとも年中向き」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

まゆこ

1992年8月号
040077

歌田典子 さく・え

桑の葉を食べて大きくなったカイコが繭になって出荷されるころ、村のはたがみさまのお祭がありました。お父さんとお祭にいったまゆこが、人混みでお父さんとはぐれ、森の中に入っていくと、森の奥で盆踊りをしている人びとに出会いました。やがて人びとは次々大きな繭の中に入り、そこから羽を付けて出てきます。それは空の国に飛んでいくカイコたちのお祭だったのです。

こどものとも年中向き77号
26×19cm 32ページ 当時の定価280円(本体272円)

3月 24, 2006 1992年, 「こどものとも年中向き」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

やまこえ のこえ かわこえて

1992年9月号
040078

こいでやすこ さく

秋の満月の夜、キツネのきっこは町まで買い物に出かけることにしました。山をこえていくとお月さまが一緒にいこうといいました。野をこえていくとフクロウが、川をこえるとイタチが、一緒にいくことになりました。町のお豆腐屋さんであぶらげ100枚買って帰ります。そのあぶらげで、秋祭り名物のいなりずしを作るのです。「キツネのきっこ」の絵本の1冊目です。

こどものとも年中向き78号
26×19cm 28ページ 当時の定価280円(本体272円)

この絵本は2001年に「こどものとも傑作集」の1冊として刊行され、現在も販売されています。

3月 24, 2006 1992年, 「こどものとも年中向き」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

いもぱくり

1992年10月号
040079

伊藤秀男 さく

きょうは仲秋の名月。うみちゃんの家でも、お供えを家の前に飾ります。おいも、すすき、りんごに、月見だんご……。そして満月が昇ってくると、子どもたちは村中をまわりに出かけます。この夜は「いもぱくり」といってよその家のお供えをこっそりもらってもいいのです。うみちゃんの仲間は村はずれのおじいさんのところまでいって、大満足。子どもたちの祭をいきいきと描きます。

こどものとも年中向き79号
19×26cm 28ページ 当時の定価280円(本体272円)

3月 24, 2006 1992年, 「こどものとも年中向き」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

ファンが悪魔をつかまえた

1992年11月号
040080

メキシコの民話 やなぎやけいこ 再話 今井 俊 絵

母親に「悪魔でもつかまえておいで」といわれて家を出た大食いの若者ファンは、オオワシの背に乗り、コヨーテにまたがり、3人の行者に道を尋ねたあげく、悪魔の住む火を噴く洞穴にたどりつきました。行者の教えにしたがって首尾よく悪魔をつかまえたファンは、家にひとっとびで戻りますが、親たちはびっくり仰天……。豪快な民話を、メキシコを熟知する版画家が力強く描きます。

こどものとも年中向き80号
26×19cm 32ページ 当時の定価280円(本体272円)

この絵本は、こどものとも創刊50周年記念企画「こどものとも世界昔ばなしの旅II」の1冊としてハードカバーで刊行されています。

3月 24, 2006 1992年, 「こどものとも年中向き」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

ガブルくんとコウモリオニ

1993年1月号
040082

高谷まちこ さく

料理が大好きのオオカミ、ガブルくんは、100年に1度だけ実るこの世で一番おいしい木の実チョコラボンボンのことを聞き、その実を採りにこもりやまに向かいましたが、おそろしいコウモリオニに捕まってしまいます。でも、ガブルくんはとてもおいしいシチューを作ってコウモリオニに食べさせ、コウモリオニが食べあさっている間に、チョコラボンボンの実を手に入れたのです。

こどものとも年中向き82号
19×26cm 28ページ 当時の定価280円(本体272円)

3月 24, 2006 1992年, 「こどものとも年中向き」バックナンバー | | コメント (2) | トラックバック (0)

まめっこまめことおじいさん

1993年3月号
040084

松野正子 作 小西英子 画

おじいさんが山道で拾った一粒の豆が、翌朝小さな女の子になっていました。おじいさんは、まめっこまめこと名乗るその小さな女の子を肩に乗せて、旅に出ました。まめことおじいさんは、行く先々で人々の仕事を手伝いながら、楽しく旅を続けていきましたが、ある村で、悪い沼の主が子どもを生け贄にとろうとしているのに出会いました。まめことおじいさんは沼の主と対決します。

こどものとも年中向き84号
19×26cm 28ページ 当時の定価280円(本体272円)

3月 24, 2006 1992年, 「こどものとも年中向き」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/03/17

<作家インタビュー>『もりのひなまつり』が生まれた日  小出保子

 私は、人形が嫌いな子だったらしいんです。物心ついた時には、まわりに人形というものがなかった。それで母に「人形がほしい」といったんですよ。そうしたら、「あなた、ちっちゃい時に人形が嫌いで、買ってやろうとしてもいやがったのよ」という話で、そういわれてみると、人形って気持ち悪かったのかなあって、後で思うんですけどね。
 市松人形のすごく立派なのを、隣のきょうちゃんっていうお姉さんが疎開するんで、自分の身代わりという形で私にくれたんです。ところが、私がとっても悪い持ち主でね(笑)。顔は汚れるし、髪はぐじゃぐじゃになるし。そうしたら、ある夜、きょうちゃんがやってきて、人形を返してくれっていうんですよ。母も驚いて、「すごく汚しちゃったから」っていったら、それでもかまわないから返してほしいって、それで返したんですけど。ほっとしたから、やっぱり人形はきらいだったんですね。
 でも、嫌いなんだけど、嫌いなものって見ずにはいられない。興味をそそられるじゃないですか。3月に飾られるお雛様もね、なんかこう、動いてるんじゃないかという気がする。目をちょっとそらした隙に動いてるとかね。

 それと育ったのが田舎の古い家で、鼠が多かったんですね。ちょろちょろ出てきていて。お雛様を飾った夜、鼠が天井からおりてきて、母の寝床にもぐりこんだ事件があったんです。本当に大きな鼠だった。年寄り鼠だって、父はいうんですけどね。母の足にさわって、とっても冷たい手だったそうです。鼠は廊下の暗闇に消えてしまったけど、何かやっぱり、お雛様に用があったんじゃないかと。ひょっとすると、鼠と人形が友だちというかね、何かあやしいんじゃないか、と思って。
 例えば道を歩いていても、風もないのに葉っぱが1枚だけ揺れていたりすると、それは何かの印でね、何かそこにちっちゃなものがいるんじゃないか、って思うんです。そんな小さなものの世界が好きで、そういう世界を知りたいと思っていて、そのひとつの方法で、お雛様と鼠の話になったんだと思います。
 お雛様はすましてるけど、実は毎年、鼠たちとこっそり何かしているんじゃないか。そう考えてワクワクしてしまって。お雛様と鼠たちは、代々こんなことをしてきたんじゃないかと思えてくるんですね。
 小学生から、『もりのひなまつり』が楽しかったという手紙が何通かきて、その中に「私は雛人形が大嫌いです」という女の子がいたんです。「やっぱりこういう子、いるんだ」って、ほっとしたんですけど。その子も、「嫌いだったんだけど好きになった」といってくれて、ちょっとはよかったかな、って思いました。それと、男の子がけっこう楽しかったっていってくれて、すごくうれしかったです。
(「こどものとも年中向き」2001年3月号折込付録より一部を再録)

小出保子(こいで やすこ)
福島県に生まれる。桑沢デザイン研究所卒業。絵本に『とんとんとめてくださいな』(1986年銀の石筆賞受賞<オランダの絵本賞>)『ゆきのひのゆうびんやさん』『はるですはるのおおそうじ』『とてもとてもあついひ』『かさかしてあげる』『おなべおなべにえたかな』『やまこえのこえかわこえて』『もりのひなまつり』『おおさむこさむ』(以上、福音館書店)などがある。千葉県在住。

3月 17, 2006 1991年, エッセイ | | コメント (0) | トラックバック (0)

1991(平成3)年度にあったこと

日米貿易摩擦の象徴とされていた牛肉・オレンジの輸入自由化スタート。(4月)
ソ連のゴルバチョフ大統領、ソ連の国家元首として初の来日。(4月)
政府はペルシャ湾の機雷除去のために自衛隊掃海部隊派遣を決定。(4月)
横綱千代の富士引退。史上最多の通算1045勝と優勝31回を記録。(5月)
ユーゴスラビア、内戦に突入(5月)
滋賀県信楽町の信楽高原鉄道で正面衝突事故。42人が死亡、576人が重軽傷。(5月)
長崎県雲仙の普賢岳で噴火による大規模な火砕流が発生。報道陣、地元住民など合計40人死亡、不明者3人という大惨事になった。(6月)
証券会社損失補てん事件:90年初めに株価が急落した際、大口顧客をつなぎ止めようと野村、日興、大和、山一の四大証券すべてが損失補てんを行っていたことが明らかとなった。(6月)

世界柔道選手権無差別級で小川直也が史上初の3連覇を達成。(7月)
バルト3国、ウクライナ共和国、白ロシア共和国、ウズベク共和国、などソ連の各共和国で独立宣言が相次ぐ。(8月)
秋篠宮妃紀子さま、天皇の初孫として眞子さまをご出産。(10月)
宮沢喜一第78代 内閣総理大臣となる。(11月)
ロシアなど旧ソ連11共和国、独立国家共同体を設立してソ連消滅。(12月)
第16回冬季オリンピック・アルベールビル大会が フランスで開催。日本はスキー複合団体で金メダル、フィギュアスケート女子シングルで伊藤みどりが銀メダルなど、メダル7個を獲得。(2月)

主なベストセラー:『もものかんづめ』さくらももこ(集英社)、『だから私は嫌われる』ビートたけし(新潮社)、『真夜中は別の顔』S・シェルダン(アカデミー出版)
テレビ:『101回目のプロポーズ』(フジテレビ)など放送開始。
ヒット曲:『ラブ・ストーリーは突然に』小田和正、『SAY YES』CHAGE & ASKA、『愛は勝つ』KAN
この年に登場したもの:WOWOW(日本衛星放送)、ディスコ「ジュリアナ東京」、SMAP、骨髄バンク(骨髄移植推進財団)

3月 17, 2006 1991年, そのころあったこと | | コメント (0) | トラックバック (0)

福音館書店から(第36回)

 さて今回は、4月下旬から5月下旬まで愛知県高浜市で開催される、こどものとも原画展についてお知らせします。2月12日まで行われていた新潟での原画展に続く第2弾です。

みんなのともだち「こどものとも」の絵本展

会期:2006年4月22日(土)~5月28日(日)
会場:高浜市やきものの里かわら美術館
愛知県高浜市青木町9-6-18(名鉄三河線「高浜港駅」下車徒歩8分)
開催時間:9:00〜17:00(観覧券の販売は16:30まで)
入場料:高校生以上600円、中学生以下無料
お問い合わせ:高浜市やきものの里かわら美術館 TEL0566-52-3366
 http://www.kawara-museum.takahama.aichi.jp/

「こどものとも」の各時代を代表する絵本や人気シリーズの原画約270点により、「こどものとも」の歩みと絵本原画の魅力を紹介します。

どうぞお楽しみに。

3月 17, 2006 福音館からのお知らせ | | コメント (0) | トラックバック (0)

やまのぼり −ばばばあちゃんのおはなし−

1991年4月号
030421

さとうわきこ さく・え

春、天気もいいし山登りにいこうと、ばばばあちゃんは考えました。お弁当と水筒とお菓子をもって、リュックを背負っていこうとしたら、森の動物たちが、おもちゃやボールやラッパ、お鍋にお皿、バケツ、毛布、テント……と、大荷物をもって集まってきました。こんなにたくさん山までもっていけません。考えたあげく、ばばばあちゃんは、家の屋根を山にしてしまおうと……。

こどものとも421号
19×26cm 32ページ 当時の定価300円(本体291円)

この絵本は1994年に「こどものとも傑作集」の1冊として刊行され、現在も販売されています。

3月 17, 2006 1991年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

たあんき ぽおんき たんころりん −たんたん たのしい うたづくし−

1991年5月号
030422

長谷川摂子 文 降矢なな 絵

「たぬきがね どんぐりころころ おいかけた たあんき ぽおんき たんころりん」「りんご りんご りんご りんご りん りん りん りんごのなかで すずがなっている」リズミカルなことば遊びに満ちた13編の歌に、イメージがぐんぐん広がる絵をつけた、『めっきらもっきら どおんどん』『きょだいな きょだいな』の作者コンビによる絵本。

こどものとも422号
19×26cm 32ページ 当時の定価300円(本体291円)

3月 17, 2006 1991年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

クロてがみかこう

1991年6月号
030423

木葉井悦子 さく

アフリカで生まれて、私たち家族と一緒に日本に引っ越してきた、大きいシェパードのクロ。アフリカにいるムフおじさんに手紙を書こう。春、花壇に花を植えたこと。6月、クロがちょうちょを追いかけまわしてドクダミをふみあらしたこと。夏、川に釣りにいったとき、クロが泳ぎまわっていたこと。夜、夢を見ているように鳴くクロ。雪を食べ過ぎたクロ……。犬と少女の交流を描きます。

こどものとも423号
26×19cm 32ページ 当時の定価300円(本体291円)

3月 17, 2006 1991年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (1)

いすうまくん

1991年7月号
030424

かどのえいこ 作 こうもとさちこ 絵

夏休み、おじいちゃんの家にいったタッくんは、物置でお父さんの使っていた古い椅子を見つけました。タッくんがその椅子に馬のりに座ると、椅子はビューンと空へ飛びあがっていきます。空ではいろんな椅子が子どもたちを乗せて飛びまわっていました。タッくんもひとしきり飛びまわったあと、オニヤンマを追いかけて林の中におりると……。お父さんと子どもを結ぶ秘密の魔法のお話です。

こどものとも424号
26×19cm 32ページ 当時の定価300円(本体291円)

3月 17, 2006 1991年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

カガカガ −ふしぎなことがいっぱいの とおいむかしのものがたり−

1991年8月号
030425

日野十成 文 斎藤隆夫 絵

石と鳥の間に生まれたカガカガは神の使いで旅に出ましたが、肝心の用事を忘れていました。ハゲワシをだましたり、クマをだましたりしながら、カガカガは旅していきますが、ミンクにはしてやられ、長い尻の穴と長いへそを失ってしまいます。けれどもその時、カガカガは神の用事を思い出したのです。北米先住民の創世神話を、画家斎藤隆夫が斬新なスタイルで描きます。

こどものとも425号
19×26cm 32ページ 当時の定価300円(本体291円)

この絵本は、こどものとも創刊50周年記念企画「こどものとも世界昔ばなしの旅」の1冊としてハードカバーで刊行されています。

3月 17, 2006 1991年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

しでんと たまご

1991年9月号
030426

川崎 洋 さく 佐藤国男 え

じろうが朝早く野原を散歩していると、森の方から市電が走ってきました。広々したところを走りたかったので、月の光の力で走ってきたというのです。じろうは市電に乗せてもらい、座席で小さな卵をひとつ見つけました。じろうは卵を巣に返そうと、鳥の巣を探しますが見つかりません。そのうち夕方になり、突然雷が落ちて市電は燃えてしまいます。幻想的なお話を美しい木版画で描きます。

こどものとも426号
26×19cm 32ページ 当時の定価300円(本体291円)

3月 17, 2006 1991年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

やまのてっぺん そらのまんなか

1991年10月号
030427

織茂恭子 さく

山の麓に住むひろしのお父さんは、日曜になるとよく山に登りにいきます。ある日ひろしはお父さんを追いかけて、山に入っていきました。慣れない山道で心細い思いをしているひろしに、森の木や沢の石が、やさしく声をかけてくれます。途中で道に迷ってしまいましたが、サルに導かれ、ついに山のてっぺんまでたどりつきました。むこうからはお父さんが……。山登りの魅力を存分に伝えます。

こどものとも427号
26×19cm 32ページ 当時の定価300円(本体291円)

3月 17, 2006 1991年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

うりひめとあまんじゃく

1991年11月号
030428

稲田和子 再話 小西英子 画

川を流れてきた瓜をおばあさんが切ってみると、中には小さな女の子がいました。瓜姫と名づけて大切に育てると、やがて近所でも評判の美しい娘になり、お殿様が嫁にほしいといってきました。ところがある日、おじいさんとおばあさんの留守にあまんじゃくがやってきて、瓜姫をさらって木にくくりつけ、自分が瓜姫になりすまします……。おなじみの昔話を原話に忠実な再話で絵本にしました。

こどものとも428号
19×26cm 32ページ 当時の定価300円(本体291円)

3月 17, 2006 1991年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (1)

おとうさんをまって

1991年12月号
030429

片山令子 さく スズキコージ え

汽車に乗って遠くへ仕事にいくお父さんを駅で見送ったあと、ぼくと犬のワンダは、おもちゃ屋のウィンドーの中に、お父さんの乗ったのとそっくりな汽車がミニチュアの山の間を走っているのを見つけました。ぼくたちは毎日、その汽車を見にいき、お父さんの帰りを待ちます。ウィンドーの飾り付けはだんだん変わり、やがて雪景色になったころ、お父さんか帰ってくることになりました……。

こどものとも429号
26×19cm 32ページ 当時の定価300円(本体291円)

3月 17, 2006 1991年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

ふくねずみ すごろくばなし

1992年1月号
030430

わたり むつこ さく ましま せつこ え

お正月、ゆうたはあさこ姉さんと初詣にいき、おみくじをひいたら「ぼうけん大吉」が出ました。そこに書いてあった地図に導かれ、ふたりはネズミの町に招かれます。でもその町では、小鬼がいたずらのかぎりをつくして、お正月を台無しにしているのでした。ゆうたとあさこは、さいころをふって、子鬼を追いかけます。画面にもすごろく遊びの楽しさをいかして構成された絵本です。

こどものとも 430号
26×19cm 32ページ 当時の定価300円(本体291円)

3月 17, 2006 1991年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

しろいむすめマニ −アマゾンのいものはじまり−

1992年2月号
030431

稲村哲也 再話 アントニオ・ポテイロ 絵

、アマゾンのジャングルの村に肌がまっ白な女の子が生まれ、マニと名づけられました。マニはみるみる大きくなりましたが、1年で死んでしまいました。その後マニは母親の夢枕に立ち、葬る場所を次々変えさせました。やがて日照りで食べ物がなくなったとき、マニを葬った場所から木が育ち、村人の前に姿を現したマニは、根っこでパンをつくることを教えてくれました。アマゾンのいもマニオカの起源説話をブラジル人画家が描きます。

こどものとも431号
19×26cm 32ページ 当時の定価300円(本体291円)

この絵本は、こどものとも創刊50周年記念企画「こどものとも世界昔ばなしの旅」の1冊としてハードカバーで刊行されています。

3月 17, 2006 1991年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

もりのひなまつり

1992年3月号
030432

こいで やすこ さく

ある家の蔵に住むねずみばあさんのところに、森の「のねずみこどもかい」から手紙が届き、お雛さまを森の雛祭りにつれてきてくださいと頼まれました。お雛さまたちもよろこんで一緒に森へいき、動物たちの前で、五人囃子のお囃子と三人官女の歌に合わせ、お内裏様が踊りました。ところが楽しい祭りの後、雪が降りだしました。よごれてしまったお雛様をねずみばあさんは……。

こどものとも432号
19×26cm 32ページ 当時の定価300円(本体291円)

この絵本は2000年に「こどものとも傑作集」の1冊として刊行され、現在も販売されています。
こいでやすこさんのインタビューはこちらからご覧ください。

3月 17, 2006 1991年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

だるまちゃんとだいこくちゃん

1991年4月号
040061

加古里子 さく

だいこくちゃんの「うちでのこづち」は、米粒を入れて振ると、おもちや団子やおにぎりが、麦の粒を入れて振ると、クッキーやビスケットやケーキが出てきます。うらやましくなっただるまちゃんは、かんかんぎこぎこと「うちでのこづつ」を作って、振ってみました。すると入れたものがどんどん増えました。そこで「うちでのこづち」と「うちでのこづつ」をつないで一緒に振ると……。

こどものとも年中向き61号
19×26cm 28ページ 当時の定価280円(本体272円)

この絵本は2001年に「こどものとも傑作集」の1冊として刊行され、現在も販売されています。

3月 17, 2006 1991年, 「こどものとも年中向き」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

かえるのトンネル

1991年6月号
040063

田村直巳 さく

毎年春が近づくとあちこちからカエルが集まって、すいじん池でカエル祭りが開かれます。ところが森のカエルたちが池を見にいこうとすると、いつのまにか途中には車がたくさん通る道路ができていたのです。森のカエルたちは、明日にせまった祭りに参加するため、モグラから教わってトンネルを掘ることにしました。色鉛筆の柔らかなタッチで1匹ずつ個性豊かなカエルが描かれます。

こどものとも年中向き63号
19×26cm 28ページ 当時の定価280円(本体272円)

3月 17, 2006 1991年, 「こどものとも年中向き」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

プッポコとペッポコ ねむりかいじゅうネーボーのまき

1991年7月号
040064

岸田衿子 さく 片山 健 え

裸ん坊のふたり組プッポコとペッポコが、「およぎたいもんよっといでー」とラッパを吹いて呼びかけると、ウサギのうさえ、サルのさーるー、イヌのいぬおと孫たちがやってきたので、みんなで海に行く洞穴に入っていきました。すると洞穴の奥で111年間眠り続けていた“ねむりかいじゅうネーボー”が目を覚ましました。水浴びしたいというネーボと一緒に、みんなで洞穴の外の海で泳ぎます。

こどものとも年中向き64号
19×26cm 28ページ 当時の定価280円(本体272円)

3月 17, 2006 1991年, 「こどものとも年中向き」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

もものうえの たねまろ

1991年8月号
040065

降矢なな さく

家の裏の桃畑で、ももこは見あげるほど大きな桃の実を見つけました。小さな戸があって「ぽっくりをはいておはいりください」と書いてあったので、中に入っていくと、御簾の向こうの広間に“もものうえのたねまろ”というおじいさんがいて、桃尽くしのごちそうでもてなしてくれました。遊んだり踊ったり、楽しく過ごしたあと、大きな桃の実をおみやげにもらい帰ってきました。

こどものとも年中向き65号
26×19cm 28ページ 当時の定価280円(本体272円)

3月 17, 2006 1991年, 「こどものとも年中向き」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

かわたろう

1991年10月号
040067

沼野正子 さく

おばあちゃんの家におすしの重箱を持っていく女の子の後ろを、麦わら帽子で顔をかくした誰かがついてきます。追いかけてきたイヌも、通せんぼしたいじめっ子も、その顔を見ると逃げていきました。いじめっ子たちに重箱をひっくりかえされて、女の子が泣いていると、おばあちゃんが迎えにきてくれますが、家に着いてみると重箱の中身が川魚になっていました。いたずら者でにくめない河童のお話です。

こどものとも年中向き67号
19×26cm 28ページ 当時の定価280円(本体272円)

3月 17, 2006 1991年, 「こどものとも年中向き」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

たいふうがきた ひ

1991年11月号
040068

浜田桂子 さく

おばあちゃんの家に遊びにきた日、3人の兄妹は台風の中を家に帰ることになりました。滝になった歩道橋の階段を登り、海になった公園で船遊び。レストランの店先の人形は倒れ、ショーウィンドーのなかみも飛び散っています。大喜びしながら家に着くころには、風雨もおさまり夕焼けも見えてきました。子どもが感じる台風の日のわくわくする気持をストレートに描いています。

こどものとも年中向き68号
19×26cm 28ページ 当時の定価280円(本体272円)

3月 17, 2006 1991年, 「こどものとも年中向き」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

ちいさいくつ

1991年12月号
040069

さいとゆふじ さく

靴箱の中に、大きなお父さんの靴と、おしゃれなお母さんの靴と、お兄ちゃんのスニーカーと一緒に住んでいる、小さい靴。みんなは毎日外に出かけて、楽しそうに外のことを話すけれど、自分はいつもお留守番です。でもある日、靴箱から外に出され、赤ちゃんに履かれて、家族と一緒に初めてのお出かけにいきました。にぎやかな町を通り、公園でみんなと遊びました。

こどものとも年中向き69号
19×26cm 28ページ 当時の定価280円(本体272円)

3月 17, 2006 1991年, 「こどものとも年中向き」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

うちのじどうしゃ

1992年1月号
040070

谷川俊太郎 さく 太田大八 え

クリーニング屋の一家が、仕事用のワンボックスカーで帰省します。のろのろ運転の町の中をぬけると、海の見える気持ちのよい道。途中、事故のけが人を運んだり、車の中でキャンプをしたり、車は大活躍。フェリーに乗っておばあちゃんの家に到着です。道すがら出会うほかの車も紹介しながら、自動車の多様な働きや役割が、簡潔なお話の中に描かれていきます。「年少版こどものとも」1978年11月号の文と絵を全面的にかきなおした新版です。

こどものとも年中向き70号
19×26cm 28ページ 当時の定価280円(本体272円)

3月 17, 2006 1991年, 「こどものとも年中向き」バックナンバー | | コメント (1) | トラックバック (0)

ガラシとクルピラ

1992年3月号
040072

陣内すま ぶん ヴァンペレーラ え

アマゾン川のほとりに住む少年ガラシは、早く父さんのように狩りにいきたいと思っていました。ある日、弓矢をもって大人たちのあとをそっとついていき、子どものアルマジロを捕まえようと追いかけていると、目の前に不思議な生き物が現れ、ガラシは気を失ってしまいます。家にもどると、お父さんは動物を守る森の精霊クルピラのことを教えてくれました。アマゾンに住む作者と画家による絵本。

こどものとも年中向き72号
26×19cm 32ページ 当時の定価280円(本体272円)

この絵本は、こどものとも創刊50周年記念企画「こどものとも世界昔ばなしの旅II」の1冊としてハードカバーで刊行されています。

3月 17, 2006 1991年, 「こどものとも年中向き」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/03/10

<作家インタビュー>『ねぼすけスーザのおかいもの』が生まれた日 広野多珂子

 スーザのお話を自分の中であたためて8年かかって、それからラフスケッチを編集者に見ていただいてから本になるまでに2年かかったんです。
 結婚して間もない頃に、それまでの絵の勉強の総まとめをしたくて、夫と二人でスペインにいったんです。そこでの生活が見るもの聞くもの新しいものばかり。生活が日本とは全く違って、新しく感じました。
 その頃、日本ではまだ消費文化というか、使い捨ての時代というのか、そういうことが美徳とされていたんですね。わたしの感覚も、古くなった家具はポイッと捨てちゃうもんだ、となっていました。戦後間もない頃に生まれ育って、使い捨てには抵抗があったにもかかわらず、日々の生活の中でそういったものに流されていたんです。
 でも、スペインではそうじゃない。古いものを大事に大事に使って、家具もいたんだものを直して、あるいはペンキをぬって使っている。ひとつのものを本当に大事にしていることに、とっても感動したんですね。
 1週間に一度、近くの市場に買い出しにいくんですが、お肉を買うのに1時間くらい待つんです(笑)。日本だと、5分待つのもイヤ、という感じだったんですけど。待つのも、ならんでいるわけではなく、そこにいったら、まわりの人に「一番最後はだあれ?」と聞くんです。そうすると、「わたし」といってくれる人がいるから、その人の顔を覚えて、「あなたの次、わたしよ」という感じで顔を覚えてもらって、順番を待つんです。わたしが最後で待っていると、またお客さんがきて、「一番最後はだあれ?」と聞くから、「はい、わたし」と答えてあげるんです。ですからきちんとならぶのではなくて、一見たむろしている感じ。そうして長いときには1時間以上待つ。でもそれが、待っていられるゆとりがあるんです。苦にならなくて、楽しかったですね。

 この絵本の舞台は、スペインがもとにはなっているけれど、特定の場所ではないんです。スーザの住んでいる村は、アンダルシア地方でもあり、ラ・マンチャ地方でもある、というわけで。スーザについても特定のモデルがいるわけではなくて、ラ・マンチャでお友だちになった小さな女の子でもあり、自分の娘でもあり、とっても図々しいかもしれないけど、わたし自身でもあるんですね(笑)。
 夫とわたしは、二人で絵を描いていく、ということを誓い合って結婚したんです。それで帰国後、生活が苦しくて、子どもたちが生まれた時にはとても貧しかった。そこで夫かわたしのどちらかが働きに出れば、貧しさというのは解決できるんですけど、そうしてしまったら、どちらかの夢とかそれまでやってきたものをつぶしてしまうことになる。相手の夢とか希望とか、そういうものをつぶして自分がなりたっているということは、お互いにとって不幸なことじゃないかと思うんですね。だから貧しくともがんばったんですけど。
 スーザが最後に一番ほしいものを見つけて、でもそれを買えなかった、その時の落胆の気持、「あーあ」「あーあ」という大きなため息というのは、8年間お話をあたためながら貧しい生活をしていた、その時のわたしの気持なんですね。でもそういう生活の中でも、悲観的にならず、どこか貧しさを楽しむ気持が心の隅にあったんです。それは、スペインでの生活があったからだと思います。
 
 『ねぼすけスーザのおかいもの』は、それまでのわたしの様々な思いがくっつき合って一緒になった本。もう20年、わたしの中にはスーザがいます。スーザが本当に、どこかにいるような気がします。
(「こどものとも年中向き」2002年5月号折込付録より抜粋して再録)

広野多珂子(ひろの たかこ)
1947年、愛知県に生まれる。スペインのシルクロ・デ・ベージャス・アルテスに学び、帰国後、児童書の世界に入る。「こどものとも」の「ねぼすけスーザ」のシリーズに、この『ねぼすけスーザのおかいもの』(419号)のほか、『ねぼすけスーザとやぎのダーリア』(438号)、『ねぼすけスーザとあかいトマト』(470号)、『ねぼすけスーザのセーター』(501号)、『ねぼすけスーザのオリーブつみ』(551号)、『ねぼすけスーザのはるまつり』(589号)がある。その他のおもな絵本に、『ちいさな魔女リトラ』(福音館書店)、『あめだからあえる』(「かがくのとも」351号)、『おさんぽおさんぽ』(「こどものとも0.1.2.」51号)、おもなさし絵の作品には、『魔女の宅急便その2』(福音館書店)などがある。また著書に『テンダーおばあさんと描く やさしい花のペン画』(日貿出版社)がある。

3月 10, 2006 1990年, エッセイ | | コメント (0) | トラックバック (0)

1990(平成2)年度にあったこと

韓国の盧泰愚大統領、国賓として来日。宮中晩餐会で天皇は「不幸な過去が存したことは誠に遺憾であり、再びくり返されてはならない」との昭和天皇の言葉を引用して、謝罪の意を表明した。(5月)
平成2年度予算案が参議院本会議で否決されたが、憲法の規定に従って衆議院の議決(可決)通り成立した。(6月)
スパイクタイヤ粉じん発生防止法が公布・施行される。1991年4月から使用禁止。(6月)
天皇の次男礼宮親王が川嶋紀子さんと結婚。秋篠宮家が誕生した。(6月)
神戸市の兵庫県立高校の校門で登校中の1年生女子生徒が遅刻指導していた同校教師が閉めた鉄製の門に頭をはさまれて死亡した。(7月)
イラク、クウェートに武力侵攻して全土を制圧。国連安全保障理事会はイラクの即時無条件撤退を要求する決議案を採択した。(8月)
ソ連のサハリンに住むコンスタンチンちゃん(3歳)が大やけどで札幌医大へ緊急搬送されて皮膚移植手術を受け、順調に回復した。(8月)
1949年以来分断されていた東西ドイツが統一を果たした。(10月)

病原性大腸菌O-157食中毒事件:埼玉県の浦和市の私立幼稚園で集団下痢が発生し、2人の園児が死亡、重症5人を含む20人が入院した。調査の結果、飲み水としていた井戸水の中から毒性の強い「O-157型」を含む病原性大腸菌が発見され、感染源と判明した。(11月)
鈴木亜久里、鈴鹿サーキットで行われたF1グランプリで日本人ドライバーとして初の3位入賞。(10月)
TBSの秋山豊寛記者がソ連のソユーズ宇宙船で日本人初の宇宙飛行。(12月)
福岡国際女子柔道48kg級で、中学3年の田村亮子が初出場で優勝。(12月)
米軍を主力とする多国籍軍がイラク軍の軍事拠点へ空爆を開始し、湾岸戦争勃発。(1月)
福井県の美浜原発で冷却水漏れ事故発生。この後、東京電力柏崎原発、東北電力女川原発でも事故が相次いだ。(2月)
多国籍軍がクウェート・イラク領内に侵攻して地上戦突入。イラクはすべての国連決議を受諾して停戦し、クウェートから撤退。湾岸戦争は43日で終結。(2月)

主なベストセラー:『愛される理由』二谷友里恵(朝日新聞社)、『「NO」と言える日本』盛田昭夫・石原慎太郎(光文社)、『うたかた』渡辺淳一(講談社)
テレビ:『世にも奇妙な物語』(フジテレビ)、『渡る世間は鬼ばかり』(TBS)、『東京ラブストーリー』(フジテレビ)など放送開始。
ヒット曲:『おどるポンポコリン』B.B.クィーンズ、『浪漫飛行』米米CLUB、『今すぐKiss Me』LINDBERG
この年に登場したもの:「ダイヤルQ2」(NTT)

3月 10, 2006 1990年, そのころあったこと | | コメント (0) | トラックバック (0)

福音館書店から(第35回)

 先週お伝えした、50周年の記念イベント“ぐりとぐらのともだちあつまれ!−−福音館書店「こどものとも」絵本の世界展”についてお知らせします。

ぐりとぐらのともだちあつまれ!
福音館書店「こどものとも」絵本の世界展

会期:2006年4月26日(水)~5月7日(日)
会場:玉川高島屋S・C西館1階 アレーナホール
東京都世田谷区玉川3-17-1(東急田園都市線/東急大井町線「二子玉川駅」下車)
開催時間:10:00〜21:00(最終日は18:00まで)
入場料:中学生以上600円、小学生300円、幼稚園以下無料
お問い合わせ:玉川高島屋S・C TEL03-3709-2222 http://www.tamagawa-sc.com/

「こどものとも」バックナンバー全点の表紙の紹介パネルや、「ぐりとぐら」「ばばばあちゃん」などの人気者のコーナー、昔話のコーナーなどの展示のほか、「絵本のひろば」では実際に絵本を手にとってゆっくりお読みいただけます。また、毎日、絵本の読み聞かせの会も開催。さらに特別イベントとして、次のようにライブペインティングやトークショーも開催します。

スズキコージさんのライブペインティング
「エンソくんきしゃにのる」でもおなじみのスズキコージさんが、会場内「絵本のひろば」で、巨大画面に絵を描いてくださいます。
4月26日(水)午後3時より

三田寛子さんスペシャルトークショー
女優三田寛子さんが「絵本と子育て」などについて語るトークショーを開催します。
4月29日(土)午後2時より
本館1Fグランパティオにて


どうぞお楽しみに。

3月 10, 2006 福音館からのお知らせ | | コメント (0) | トラックバック (0)

ちいさいときは なんだった?

1990年4月号
030409

小風さち ぶん 織茂恭子 え

ひなこは窓の外をながめて、お母さんにいいました。ひなこ小さいとき、ヒヨコだったのよ。お母さんはそのとき、にわとりだったの。ネコがやってきたら、お母さんが背中におんぶして逃げたの。でもほんとはケムシだったのよ。葉っぱからぶら下がって背比べ。でもほんとのほんとは、イチゴのあかちゃんだった……。ひなこの想像はどんどんふくらみます。

こどものとも409号
19×26cm 32ページ 当時の定価300円(本体291円)

3月 10, 2006 1990年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (1) | トラックバック (0)

ぼくのふね

1990年5月号
030410

きたむらえり さく

ビーバーの“のく”は川の流れをせきとめて作ったダムで、家族と一緒に暮らしています。ある日お父さんが、堅い木をかじる練習のために、太い木の幹をくれました。のくはいろいろ考えたあげく、アライグマの友だち“むん”といっしょに川の上で遊べるように、舟を作ることにします。のくは弟や妹の面倒も見ずに、夢中になって木をかじりました。気がつくと弟たちの姿が見えません……。

こどものとも410号
26×19cm 32ページ 当時の定価300円(本体291円)

3月 10, 2006 1990年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

たけし

1990年6月号
030411

中西恵子 さく

雨の日、お兄ちゃんは本を読んでいて、たけしと遊んでくれません。本を読んでといっても、レーシングカーで遊ぼうといっても、だめ。部屋の半分よりこっちにくるなというのです。とうとう布団もおもちゃも、それぞれの持ち物を全部分けて、半分に仕切った部屋の自分の方にもっていきました。夜も別々に寝ますが、やがて枕投げが始まって……。だれもが経験する兄弟げんかのお話です。

こどものとも411号
26×19cm 32ページ 当時の定価300円(本体291円)

3月 10, 2006 1990年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

かぶともり

1990年7月号
030412

菊池日出夫 さく

きよしたちはみんなで虫をとりに、トンネルをぬけてかぶと森へいきました。そこには、いじめっこのかんちゃんたちが先にきていて、クワガタのとりあいでけんかになったりしますが、森の奥にはいっていくと、ついにカブトムシやクワガタをたくさんいる木を見つけました。カブトもクワガタもたくさんとって、夕方暗くなってから、いっしょに帰ってきます。“のらっこ”の絵本第5弾です。

こどものとも412号
19×26cm 32ページ 当時の定価300円(本体291円)

3月 10, 2006 1990年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

マリアとコンドル

1990号8月号
030413

ペルーの民話 稲村哲也 再話 ハイメ・ロサン 絵

マリアが草原でリャマの番をしていると、黒い服と白いマフラーの若者が現れて、いっしょに遊ぼうといいます。若者の背中につかまって目を閉じると、マリアはいつのまにか高い崖の上に運ばれていて、若者はコンドルになっていました。コンドルはマリアにお嫁さんになれといいます。悲しみにくれたマリアを、カエルが知恵を働かせ助けます。アンデスの民話をペルー人の画家が描きます。

こどものとも413号
26×19cm 32ページ 当時の定価300円(本体291円)

この絵本は、こどものとも創刊50周年記念企画「こどものとも世界昔ばなしの旅」の1冊としてハードカバーで刊行されています。

3月 10, 2006 1990年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

ちょろりんととっけー

1990年9月号
030414

降矢なな さく

トカゲのちょろりんは夏休み、初めてひとりでおじさんの家にいくことになりました。地図とお弁当をもって森に入っていきますが、いつのまにか弟のとっけーがついてきていました。ふたりは足が痛くなってもがまんして、夕方に川のところまでたどりつきましたが、そこで地図を落としてしまい、おおあわて。ちょろりんはとっけーとはぐれてしまい、おまけにイタチに襲われます……。

こどものとも414号
19×26cm 32ページ 当時の定価300円(本体291円)

この絵本は1999年に「こどものとも傑作集」の1冊として刊行され、現在も販売されています。

3月 10, 2006 1990年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

でんしゃがまいります

1990年10月号
030415

秋山とも子 さく

朝6時、駅のホームの売店には新聞やパンなどが運び込まれています。7時過ぎには通勤・通学客でホームはいっぱいになり、女の人が靴を落として駅員さんに拾ってもらいました。終点の列車が到着すると、そうじの人たちが乗りこみ、ゴミや落とし物を片づけます……。東京の新宿駅をモデルに、プラットホームの1日のようすを、訪れる人、働く人とともに詳細に描きます。

こどものとも415号
19×26cm 28ページ 当時の定価300円(本体291円)

3月 10, 2006 1990年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

ことろのばんば

1990年11月号
030416

長谷川摂子 ぶん 川上越子 え

山に栗ひろいにいった兄妹は、夕暮れになってはぐれてしまいました。妹が兄さんを見つけたとき、白髪のばあさまが現れ、「コートロ、コトロ」とつぶやくと兄さんは小さくなって、ばあさまのもった壺に吸いこまれてしまいました。家に逃げ帰った妹は、兄さんを取りもどそうとおじいさんと相談します。おじいさんは山の神様に捧げる酒をもたせて、妹を送りだしました……。

こどものとも416号
26×19cm 32ページ 当時の定価300円(本体291円)

3月 10, 2006 1990年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (1) | トラックバック (0)

まがれば まがりみち

1990年12月号
030417

井上洋介 さく

ひぐれの町の曲がり道には、大きなガマや大きなヤモリが出たりする。ひぐれの町の曲がり道には、迷い電車や煙突男が出たりする。大きな毛虫、大きなモグラ、水まき小僧、一番星……。ブランコをこぐのは誰? たそがれ時の怖くてドキドキする曲がり道が、次々登場。『ふりむけばねこ』につづき,井上洋介の世界が展開します。

こどものとも417号
26×19cm 32ページ 当時の定価300円(本体291円)

この絵本は1999年に「こどものとも傑作集」の1冊として刊行され、現在も販売されています。

3月 10, 2006 1990年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

ロボットのくにSOS

1991年1月号
030418

たむらしげる さく

ルネ君は、こわれたおもちゃのロボットを直してもらいに、フ−プ博士の家にいきました。すると、フープ博士を訪ねて本物のゼンマイロボットがやってきて、発電機の壊れたロボットの国を救ってほしいというのです。ゼンマイロボットに導かれ、ふたりは、地下600メートルにあるロボットの国にむかいます。イラストレーター、漫画家としても活躍するたむらしげるの「こどものとも」初登場。

こどものとも418号
26×19cm 32ページ 当時の定価300円(本体291円)

この絵本は1996年に「こどものとも傑作集」の1冊として刊行され、現在も販売されています。

3月 10, 2006 1990年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

ねぼすけスーザのおかいもの

1991年2月号
030419

広野多珂子 作

いつもはねぼすけのスーザが、早起きして町に買物に出かけました。働いたお金で、マリアおばさんにすてきなものを買おうと思ったのです。町では、おいしそうなオレンジや、かわいいお人形や、きれいな首飾りが売られていますが、スーザが見つけたすてきなものは、赤い椅子でした。でもスーザのお金では、椅子は買えません。がっかりしたスーザは、こわれてすててある椅子を見つけました……。

こどものとも419号
26×19cm 32ページ 当時の定価300円(本体291円)

この絵本は1997年に「こどものとも傑作集」の1冊として刊行され、現在も販売されています。
広野多珂子さんのインタビューはこちらからご覧ください。

3月 10, 2006 1990年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

つみくさにいったら

1991年3月号
030420

松竹いね子 さく 山崎 匠 え

おばあさんが土手の上でよもぎを摘んでいると、毛皮をきた男の人が「あけましておめでとうございます」といって通り過ぎていきました。家に帰りよもぎもちをいっぱい作りおえると、こんどは毛皮をきたおじいさんが迎えがきて、大きな家に案内されました。やがてご馳走やお酒も出て、酔いもまわり、みんな踊りだします。ふとまわりを見ると、それは春をむかえたクマたちの新年会でした。

こどものとも420号
26×19cm 32ページ 当時の定価300円(本体291円)

3月 10, 2006 1990年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

のでのでので

1990年4月号
040049

五味太郎 さく

とびあがった。とびあがったので、旗をサッとあげた。サッとあげたので、花火に火をつけた。火をつけたので、シュルシュルパッとなった……。次々起こる、関係ありそうななさそうな出来事の連鎖。最後は、びっくりしたので……。五味太郎が描くナンセンスなぐるぐる話の絵本です。

こどものとも年中向き49号
26×19cm 28ページ 当時の定価 280円(本体272円)

3月 10, 2006 1990年, 「こどものとも年中向き」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

プッポコとペッポコ

1990年6月号
040051

岸田衿子 さく 片山 健 え

朝、お日さまが昇ると、「プッポコ ペー、ペッポコ プー」とラッパの音が聞こえ、裸ん坊のふたり組プッポコとペッポコが現れます。ふたりは、イヌのいぬおやネコのねーこ、サルのさーるーなどの動物たちから、鳥や虫まで連れて原っぱにいくと、ラッパに合わせてみんなで体操をはじめます。体操がすんだら山まで走っていっておいしい水を飲みました。躍動感とユーモアがあふれる絵本です。

こどものとも年中向き51号
19×26cm 28ページ 当時の定価 280円(本体272円)

3月 10, 2006 1990年, 「こどものとも年中向き」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

ねこのるすばん

1990年7月号
040052

三原佐知子 さく

奥さんは買い物に出かけるので、イヌとニワトリとネコに留守番を頼みました。でもネコは居眠りしてばかり。アリが背中に登っても、ニワトリが卵を産んで鳴いても、イヌが走ってきても、寝返りをうって寝てしまうだけ。でも、奥さんが帰ってきたのに気がつくと、玄関でお出迎え。「にゃあ」とないて、留守番のごほうびのえさをもらいます。孔版画による柔らかい色調の絵本です。

こどものとも年中向き52号
26×19cm 28ページ 当時の定価 280円(本体272円)

3月 10, 2006 1990年, 「こどものとも年中向き」バックナンバー | | コメント (1) | トラックバック (0)

はちまんさまの なつまつり

1990年8月号
040053

八幡様の夏祭りの日、半纏を着て自分たちの町の山車のところにかけていくと、おじさんたちが引きまわしの準備をしています。笛の音が流れはじめると、万燈をもつ子、大団扇をもつ子、山車を引く子、みんないっしょに町内の引きまわしがはじまりました。おやつにかき氷を食べてひと休み。夜は各町の山車が大通りの四つ角でお囃子合戦をくりひろげます。祭りの昂揚感を余すところなく伝えます。

こどものとも年中向き53号
26×19cm 28ページ 当時の定価 280円(本体272円)

3月 10, 2006 1990年, 「こどものとも年中向き」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

「こんにちは」って いえたらいいな

1990年9月号
040054

柳生まち子 さく

私は散歩に出かけました。途中には、いつも威張った目で私を見るネコがいるので、知らん顔して通りすぎようとしましたが、そのネコが「こんにちは」っていいました。びっくりして何もいえずに歩いていくと、カエルやカマキリやウサギに出会いますが、私は何もいえません。帰り道でまたネコに会ったとき、私は「こんにちは」ってやっといえました。引っ込み思案な女の子の心を優しく描きます。柳生まち子の初めての「こどものとも」です。

こどものとも年中向き54号
26×19cm 28ページ 当時の定価 280円(本体272円)

3月 10, 2006 1990年, 「こどものとも年中向き」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

まりになった おつきさん

1990年11月号
040056

野坂勇作 さく

静かな月夜の海に流れ星が落ちて波をおこすと、アシカ岩が、ワニ岩が、ゾウ岩もカバ岩も、みんな目を覚ましました。月をボールにしてまり遊びをはじめます。月はみんなの間でぽおーんぽんと投げられていましたが、やがて海のむこうに沈んでしまい、朝がやってきました。岩たちはまた眠りにつきます。「かがくのとも」の気象の絵本でおなじみの野坂勇作が幻想的な夜の海を描きます。

こどものとも年中向き56号
19×26cm 28ページ 当時の定価 280円(本体272円)

3月 10, 2006 1990年, 「こどものとも年中向き」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

ぼくはだいくさん

1991年2月号
040059

マルシャークの詩より 内田莉莎子 文 清水義博 絵

男の子が戸棚作りに挑戦。斧で木を割り、カンナで板を削ります。でも削っているうち板がどんどん小さくなり、腰掛け作りに変更。でもこんどはトンカチで釘がぐにゃっ。腰掛けがだめなら、額縁にしようと思ったけれど、ノコギリが引っかかって動かない。そこで最後はナイフで削って木ぎれをたくさんつくり、サモワールで燃やしてお茶を沸かしました。木版画でユーモラスな内容を力強く描きます。

こどものとも年中向き59号
26×19cm 28ページ 当時の定価 280円(本体272円)

3月 10, 2006 1990年, 「こどものとも年中向き」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/03/03

『まあちゃんのながいかみ』をかいた頃のこと たかどのほうこ

 幼年童話を何篇か『母の友』に載せてもらっていた頃、「こどものとも」の方から、ストーリーを依頼されました。絵本なんて初めてです。これまでとは違ったお話作りをしなくちゃならないのかもしれない。そう考えて、それまでぼんやり見ていた「こどものとも」をちょっと神妙に開いてみると、まあ何とこの本の横に長いこと! 私は単純にも、横にびゅーんと伸びてるか、ずらずら並んでるもの、または上から下にざあーっと垂れてるか、下から上に伸びてくものといった、とにかく長めの画面を想像し、それに即したお話を作るよりないんじゃないか、と思ってしまったわけでした。
 むろんこれはバカバカしい妄想で、そんなお話しか成立しないのであれば、「こどものとも」のすべては、ヘビだのろくろっ首だのの話で埋め尽くされてしまったことでしょう。
 けれど、この被害妄想の途中で、まあ自然な連想ではあるけれど、『ラプンツエル』のことを思い出したのです。(正確に言えば『ズールビジアの物語』*を真っ先に思い出したんですけど)長い長いお下げにつかまって王子様が塔を登っていく挿絵(思えば太田大八さんの絵でした)にぞくぞくしながら見入ったこと、そしてついでに、その頃夢に描いていた自分の姿のことなどを、続々と思い出したのです。長い三つ編みをなびかせて、さりげなく友達を誘いに行くシーンなどを……。そう、伸ばしたかったんだよなあ……。
 ——と、思いを転がしているうちに、『まあちゃんのながいかみ』の構想は、ほとんどできあがっていたのでした。どんなとっかかりからお話を考え始めても、結局自分の中にあるものに行き着いてしまうということなのでしょうね。良くも悪くも。

 さて、原稿を届ける段になって、ふと心配になりました。文章というにはあまりに短いこの字だけを見せられても、見た人はきっとチンプンカンプンに違いない。ここはもうお節介だろうが、「こういうことなの」と下手な絵で示すしかない。というわけで、豆絵本を作って行きました。「想像場面の華麗さを強調したいので現実場面は、ほらこうやってモノクロにするんです」なあんて言いながら。——そしてこれが、絵にまで手を染めるきっかけになってしまったのでした。(編集者の想像力を正しく見積もっていたなら、事態は変わっていたことでしょう。むむう)
 さて、絵を描き始めたとき、近くに小さな姪がいたのは幸運でした。スケッチしようと椅子にすわってもらうと、椅子の脚の横木にするっと爪先を絡ませてすましています。さすが子どもだとおかしくなりました。横木がなければまっすぐ下におろすしかないところが、あったおかげで子どもならではの表情が出たのです。大道具小道具が表現の手がかりになるんだと気づいたりしました。

 稚拙な絵だけれど殊勝な気持ちで丁寧に作ったこの本。今もまだたくさんの子が喜んでくれるらしいのです。うれしいことです。

*「ラング世界童話全集(6)」『ちゃいろの童話集』(川端康成・野上彰訳 太田大八絵 東京創元社1958年)所収

4-8340-1330-8mihiraki.jpg                                                          
『まあちゃんのながいかみ』より
                                                                                                                                                
たかどのほうこ(高楼方子)
1955年函館市生まれ。東京女子大学文理学部日本文学科卒業。絵本、童話、児童文学など、様々な子どもの本を書いている。幼い子どもに向けた主な作品に『まあちゃんのながいかみ』『まあちゃんのまほう』『みどりいろのたね』(以上、福音館書店)、『つんつくせんせいどうぶつえんにいく』(フレーベル館)、『へんてこもりにいこうよ』(偕成社)、『ターちゃんとルルちゃんのはなし』(アリス館)、『のはらクラブのこどもたち』(理論社)などがあり、短編の物語集に『ねこが見た話』(福音館書店)、長編の物語に『時計坂の家』『十一月の扉』(以上、リブリオ出版)などがある。札幌市在住。

3月 3, 2006 1989年, エッセイ | | コメント (0) | トラックバック (1)

1989(平成1)年度にあったこと

消費税(税率3%)スタート。(4月)
毎日新聞記者の暴走族騒音注意殺人事件:神奈川県の片瀬江ノ島駅前で、オートバイの空ぶかしをしていた2人の男に注意した毎日新聞記者吉野正弘さんが、逆に殴る蹴るの暴行を受けて死亡した。犯人の少年2人は6月に逮捕されたが、この事件を機に、マスコミでの暴走族追放の世論が高まり、警察も取締りを強化した。(4月)
宇野宗佑内閣成立:リクルート事件の責任をとって竹下登首相が退陣を表明し、宇野宗佑が第75代首相に就任して組閣した。しかし宇野首相は女性問題により追及されたあげく7月の参議院選挙敗北の責任をとる形で8月に辞任して、わずか2カ月の短命内閣に終わった。(6月)
天安門事件:4月に死去した胡耀邦前総書記の追悼集会が、民主化を求めるデモとなって高まり、100万人レベルの反政府デモが連日天安門広場を中心に繰り広げられていたが、6月3日深夜から、中国人民解放軍が天安門広場に装甲車や戦車を乗り入れ、武力で制圧にかかった。(6月)
美空ひばりが死去。(享年52歳)(6月)
第15回参議院議員選挙:自民党は消費税導入、リクルート事件等の逆風で大敗、社会党は土井たか子新委員長のもとマドンナ作戦により大躍進し、与野党勢力が逆転した。(7月)

幼女連続誘拐殺人事件:東京都八王子市で6歳の少女に対する猥褻行為で宮崎勤が現行犯で逮捕された。捜査の結果、宮崎は前年8月に埼玉県狭山で、10月に同県飯能で、12月に同県川越で、1989年6月に東京都江東区で、それぞれ幼女を誘拐し殺害したことがわかった。海部俊樹内閣成立。(8月)
坂本弁護士一家失踪事件:横浜市の弁護士坂本堤さん一家3人が住んでいたアパートから突然姿を消した。神奈川県警は坂本さん一家がなんらかの事件に巻き込まれたものとして、公開捜査に踏み切ったが、1995年にオウム真理教による組織的犯罪と発覚するまで、未解決となった。(11月)
ベルリンの壁崩壊:東ドイツ政府が東ドイツ市民の旅行の自由化を発表したことにより、実質的に意味を持たなくなったベルリンの壁が、東西通行の自由に歓喜した東西ベルリン市民によって、ハンマー、建設機械などによって粉砕された。(11月)
長崎市長銃撃事件:長崎市役所玄関で、本島等市長が右翼団体の男に銃撃され重傷を負った。犯人は、市長が市議会で「天皇に戦争責任はあると思う」と発言したことに報復するつもりであった。(1月)
横綱千代の富士が史上初の通算1000勝を達成。(3月)

主なベストセラー:『TUGUMI』吉本ばなな(中央公論社)、『キッチン』吉本ばなな(福武書店)、『下天は夢か』津本陽(日本経済新聞社)
テレビ:『筑紫哲也のニュース23』(TBS)、鳥越俊太郎の『ザ・スクープ』(テレビ朝日)、『ちびまる子ちゃん』(フジテレビ)など放送開始。
新商品:「ゲームボーイ」「スーパーファミコン」(任天堂)、パスポートサイズのビデオカメラ「ハンディカム」(ソニー)、
ヒット曲:『Diamonds』『世界でいちばん熱い夏』プリンセス・プリンセス、『とんぼ』長渕剛、『太陽がいっぱい』光GENJI
この年に登場したもの:「大学入試センター試験」

3月 3, 2006 1989年, そのころあったこと | | コメント (0) | トラックバック (0)

福音館書店から(第34回)

 今日は雛祭り。桜の開花予想が発表され、花粉情報も毎日メディアを賑わわせて、気分は一気に春モードに突入していますが、皆様いかがお過ごしでしょう。
 4月号が今日発売になり、「こどものとも」の新しい半世紀がスタートしました。4月号は『ぞうくんのさんぽ』のシリーズ第3弾、『ぞうくんのおおかぜさんぽ』。おなじみのぞうくん、かばくん、わにくんは、晴の日、雨の日につづき、大風の日も、元気に散歩に出かけます。

 50周年の記念イベントは、すでにお知らせしている原画展のほかにも、「こどものとも」の世界を、カジュアルかつ立体的に楽しんでいただく“ぐりとぐらのともだちあつまれ−−福音館書店「こどものとも」絵本の世界展”というものを、ただ今鋭意準備中です。スタートは4月下旬より東京の玉川高島屋の予定。はたして何がとびだすか、詳細は次回以降、あらためてお知らせいたします。
 お楽しみに。

3月 3, 2006 福音館からのお知らせ | | コメント (0) | トラックバック (0)

とべ! ちいさいプロペラき

1989年4月号
030397

小風さち 作 山本忠敬 絵

新しい小さいプロペラ機は、初めて空へ飛びたつ日を待っていました。ある日格納庫に、外国から帰ったばかりの大きなジェット機が、ひと休みするために入ってきました。小さいプロペラ機は自分があんまり小さいので不安で心細く思っていましたが、大きなジェット機に励まされ、初めて大空に飛びたつ日を迎えます。ひとりだちする日の武者ぶるいするような気持を、感動的に描いています。

こどものとも397号
19×26cm 32ページ 当時の定価250円

この絵本は2000年に「こどものとも傑作集」の1冊として刊行され、現在も販売されています。

3月 3, 2006 1989年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

たつくんとかめ

1989年5月号
030398

松野正子 さく 西巻茅子 え

たつくんはおばあちゃんの家へジャムを届けにいく途中、模様のある大きな石を見つけました。ネコのしろも子イヌのむくも何だかわかりませんでしたが、アヒルのガアコが「カメさん」と呼びかけると、小さな頭が、足が、しっぽが出てきました。カメさんは池をさがしにいく途中だったのです。みんなはカメさんをゆっくりゆっくり池へと案内しました。たつくんの絵本第3弾。

こどものとも398号
19×26cm 32ページ 当時の定価250円

3月 3, 2006 1989年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

からすじぞう

1989年6月号
030399

たじまゆきひこ 作

お地蔵さまにお祈りして立派な赤ちゃんに恵まれたよさくは、ある日、町からきた子どものためにカラスの子を巣からとってやりましたが、カラスの親が仕返しにやってきました。カラスはよさくの赤ちゃんを巣に連れ去ると、仲間を集めて村人たちにも襲いかかります。途方にくれたよさくは、カラスにあやまってくださいと、泣きながらお地蔵さまに祈りました。染織による美しい絵本。

こどものとも399号
26×19cm 32ページ 当時の定価260円(本体252円)

3月 3, 2006 1989年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

おとうさんといっしょに ─おばあちゃんのうちへ─

1989年7月号
030400

白石清春 さく いまきみち・西村繁男 え

あきくんは夏休み、体の不自由なお父さんとふたりで、おばあちゃんの家にいくことになりました。駅の階段の上り下りや電車の乗り降りは、まわりの人や駅員さんが手助けしてくれました。新幹線には車椅子で入れる広いトイレがありました。駅を降りるとあきくんは、お父さんの車椅子の膝に乗って、おばあちゃんの家に向かいます。こどものとも380号に続く、あきくんとお父さんの絵本です。

こどものとも400号
19×26cm 32ページ 当時の定価260円(本体252円)

3月 3, 2006 1989年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (1) | トラックバック (0)

おっとせいおんど

1989年8月号
030401

神沢利子 文 あべ弘士 絵

♪なつがきたきた きたのしま♪ 夏、北の島で生まれたオットセイの赤ちゃんは、母さんのおっぱいをいっぱい飲んで育ち、仲間と遊び、泳ぎを覚えて、秋には海へ旅立ちます。イルカとジャンプし、シャチから逃げ、冬には大きく育っています。オットセイの生態を、おおらかで愉快な、しかも正確な絵であべ弘士が描き、神沢利子がテンポのいい音頭の調子で語ります。

こどものとも401号
19×26cm 32ページ 当時の定価260円(本体252円)

3月 3, 2006 1989年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

のえんどうと 100にんのこどもたち

1989年9月号
030402

甲斐信枝 さく

ある丘に生えていた1本のノエンドウは、春、花を咲かせ小さな豆粒の子ども100人を生みました。子どもたちはお日さまの光を受けて、さやの中ですくすく育ち、春の終わりには固い茶色の服に着替えました。そして夏の暑い日、さやがはじけ、子どもたちは新しい世界にとびだします。ノエンドウとも呼ばれるカラスノエンドウの一生を、草花の絵本の第一人者甲斐信枝が物語にしました。

こどものとも402号
19×26cm 32ページ 当時の定価260円(本体252円)

3月 3, 2006 1989年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

おにとアンカンぼうず

1989年10月号
030403

沖縄民話 儀間比呂志 ぶん・え

ある山寺にいたずら者のアンシとりこう者のカンシという二人の小僧がいて、二人あわせてアンカン坊主と呼ばれていました。ある日、アンシのいたずらが過ぎて、二人とも箱に入れられ海に流されてしまいます。流れ着いたのは鬼の住む島でした。食べられまいとして仏様のふりをした二人は、岩屋の祭壇に安置されますが、アンシがお供えものをたべてしまったもので……。

こどものとも403号
26×19cm 32ページ 当時の定価260円(本体252円)

3月 3, 2006 1989年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

きしゃにのったビニ

1989年11月号
030404

野間亜太子 作 石踊紘一 画

インドのプーリーという町に住む少年ビニは、お寺にお参りにいき、「汽車にのれますように」と祈りました。一年たって、カルカッタのおじさんから結婚式にきてくださいという手紙が届きました。願いがかない汽車に乗りますが、ある駅で停車中に水を汲もうと降りている間に、汽車が発車してしまいました。ビニはその駅で一晩を過ごします。インドを熟知する作者と画家による絵本。

こどものとも404号
26×19cm 32ページ 当時の定価260円(本体252円)

3月 3, 2006 1989年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

もうすぐおしょうがつ

1989年12月号
030405

西村繁男 さく

イヌの兄妹ひろくんとゆうちゃんは、冬休みにおじいさんとおばあさんの家にいきました。翌日からは家族みんなでお正月の用意。大掃除で古い障子紙を破って新しく貼りかえます。交代で餅をついて、鏡餅やあんこ餅を作ります。大晦日には市場へ買い物に出かけ、年越しそばを食べ、除夜の鐘がきこえてきたら初詣……。正月を迎える行事を、すべて登場人物を動物にして描いています。

こどものとも405号
26×19cm 32ページ 当時の定価260円(本体252円)

3月 3, 2006 1989年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

コケーナと であったチャンゴ

1990年1月号
030406

アンデスの民話 やなぎやけいこ 再話 野口忠行 絵

ヤギ飼いの男の子チャンゴは、柔らかい草を求めヤギをつれてけわしい岩山を越え草原にやってきましたが、急に激しい雷雨に遭いました。ヤギをつれて岩かげに隠れますが、ヤギが1ぴきたりません。岩の上に黒い影を見つけ、嵐の中を走り寄るとそれはリャマの子でした。チャンゴがやさしく抱きあげようとすると、そのリャマは突然、動物の守り神コケーナに変わって……。

こどものとも406号
26×19cm 28ページ 当時の定価260円(本体252円)

この絵本は、こどものとも創刊50周年記念企画「こどものとも世界昔ばなしの旅II」の1冊としてハードカバーで刊行されています。

3月 3, 2006 1989年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

そりあそび

1990年2月号
030407

さとうわきこ さく・え

雪が降る寒い日、ばばばあちゃんがストーブにあたって編み物をしていると、動物たちが寒い寒いといって、部屋に入ってきました。ばばばあちゃんはみんなであったまろうと、ベッドの上でトランポリンを始めますが、ベッドの脚が折れてしまいます。そこでこんどはベッドの脚を切ってスキーをつけ、そり遊び。ばばばあちゃんは真冬も元気に遊んで、その後はとっておきの場所でお昼寝……。

こどものとも407号
19×26cm 32ページ 当時の定価260円(本体252円)

この絵本は1994年に「こどものとも傑作集」の1冊として刊行され、現在も販売されています。

3月 3, 2006 1989年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (1) | トラックバック (1)

もりのてがみ

1990年3月号
030408

片山令子 作  片山 健 絵

寒い寒い冬、ひろこさんは森の友だちに手紙を書きました。緑色の目をしたリスに、「またいっしょにクルミを拾いましょう」と。しっぽを踏んでしまったトカゲに、「心配しています」と。小鳥たちに、「私にとまって歌ってくれない?」と。手紙は大きなモミの木の枝にさげました。それからモミの木にも手紙を書きました。暖かくなってきたある日、皆からの返事が届きます。

こどものとも408号
19×26cm 32ページ 当時の定価260円(本体252円)

この絵本は「こどものとも傑作集」の1冊として刊行されています。

3月 3, 2006 1989年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

ぼくは ぞうのはなきち

1989年4月号
040037

征矢清 ぶん 中谷千代子 え

アフリカの草原で生まれたゾウのはなきちは、お母さんに守られ、群れの中で仲間といっしょに遊びながら、大きくなっていきます。草原の火事の時もライオンに追われた時も、仲間に守られてすくすく育ち、やがてもっと強く大きなゾウになるため、群れをはなれて旅立ちます。中谷千代子さんが亡くなって7年後に、残されていた絵に文をつけて刊行された絵本です。

こどものとも年中向き37号
26×19cm 28ページ 当時の定価 230円

3月 3, 2006 1989年, 「こどものとも年中向き」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

ガラクタ どうぶつこうえん

1989年6月号
040039

古川タク さく

動物公園に車に乗ってやってきたのは、顔がオレンジ、トマト、ジャガイモ、ドングリの4人組。そこにいる動物たちは、ゾウは鼻が巻き貝、ライオンの顔は食器棚、ハイエナの口はレモン搾りの等々……。身のまわりの道具、家具、食器、野菜、食べ物などの写真を絵の中に貼りこんで、不思議なサファリ・パークの出現です。漫画、アニメでも活躍の古川タクが「こどものとも」初登場です。

こどものとも年中向き39号
19×26cm 28ページ 当時の定価 240円(本体233円)

3月 3, 2006 1989年, 「こどものとも年中向き」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

まあちゃんの ながいかみ

1989年9月号
040042

たかどのほうこ さく

おかっぱ頭のまあちゃんは、長い髪のはあちゃんとみいちゃんに、自分はこれから、もっとずっと長く髪を伸ばすんだと自慢します。吊り橋の上からおさげをたらして魚が釣れるくらい。おさげの投げ縄で牧場の牛をつかまえられるくらい。シャンプーしたら、雲まで届く大きなソフトクリームになるし、洗った髪は妹10人がとかしてくれる……。まあちゃんの空想は大きく広がります。

こどものとも年中向き42号
19×26cm 28ページ 当時の定価 240円(本体233円)

この絵本は1995年に「こどものとも傑作集」の1冊として刊行され、現在も販売されています。
たかどのほうこさんのエッセイはこちらからご覧いただけます。

3月 3, 2006 1989年, 「こどものとも年中向き」バックナンバー | | コメント (1) | トラックバック (0)

チョイの ちいさな かご

1989年11月号
040044

あきやまじゅんこ さく

ネズミのチョイはお兄さんお姉さんといっしょに、山に木の実を集めに出かけました。でも末っ子のチョイの籠は小さくて、せっかく見つけたコケモモの実も少ししか入りません。そのうちチョイは、赤い実をつけた木を見つけ、たくさんの実をとりましたが、どうやって持って帰ろうかと考え、木の枝で大きな籠を編むことを思いつきました。家に帰るとその実でおいしいジャムを作ります。

こどものとも年中向き44号
26×19cm 28ページ 当時の定価 240円(本体233円)

3月 3, 2006 1989年, 「こどものとも年中向き」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

サンタさんからきたてがみ

1989年12月号
040045

たんのゆきこ さく 垂石眞子 え

クリスマスの前の日、ネズミの郵便屋さんは鞄に手紙を詰めこんで配達に出かけましたが、雪にすべって転んでしまいました。あわてて手紙を拾い集めましたが、最後の1通の宛名が雪でぬれてわからなくなっていました。困っていると、森の動物の仲間たちがいっしょに考えてくれて、とうとうわかりました。サンタさんからネズミさんへの手紙だったのです。その手紙には……。

こどものとも年中向き45号
19×26cm 28ページ 当時の定価 240円(本体233円)

この絵本は1997年に「こどものとも傑作集」の1冊として刊行され、現在も販売されています。

3月 3, 2006 1989年, 「こどものとも年中向き」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)

ぼくのむらはね、ぶん

1990年3月号
040048

さいとゆふじ 作

ルーマニアの村に暮らす少年が、自分の家と村を紹介してくれます。冬、雪にすっぽりおおわれた村には、高い塔のある教会を中心に木の家が集まっています。家には、台所のついた広い部屋ときれいな織物で飾られた客間。家畜小屋には馬、牛、豚、鶏、そしてたくさんの羊。日曜日には民族衣装を着て踊り、いとこたちと夕ご飯……。ぶん!(ルーマニア語で“すてき”という意味です)

こどものとも年中向き48号
19×26cm 28ページ 当時の定価 240円(本体233円)

3月 3, 2006 1989年, 「こどものとも年中向き」バックナンバー | | コメント (0) | トラックバック (0)