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2006/01/27

あのころのこと  福井恵樹

 「こどものとも」が創刊されてから、この3月号で600号になり、あらためてこれまでの全リストを見て、一度も欠けることなく毎月1冊の絵本が出つづけているのは、当たり前といえばそうだけれど、実際にそのなかで本作りをしてきたものとしては、ときに奇跡的なことにすら思えます。本作りの途中で、病気になる方がいらっしゃいました。それどころか、お亡くなりになった方さえいらっしゃいました。ですから、「奇跡的」という言葉を使っても、あながち誇張した言い方ではないのです。
 わたしが「こどものとも」にたずさわっていたのは、'70年代のなかばから'80年代のなかば過ぎまでの10年間ほどです。
 毎月、変わらず絵本を出しつづけていることでは、いまもあのころとなんら変わりはありません。でも、ずいぶん変わったなと思うことも多々あります。
 あのころ、多くの著者の方々が、ふらりとよく編集部にすがたを見せていらっしゃいました。

 たとえば、わたしたちに子どもの本のあるべきすがたを示し、向かう先に明かりを点してくださっていた瀬田貞二さんを思い出します。いま、わたしたちの会社は「おばあちゃんの原宿」ともいわれる巣鴨にありますが、そのころ、神保町のほど近いところにありました。肩から布製の頭陀袋を下げ、風呂敷を手にした瀬田さんが、いつものような、いくぶんはにかんだような笑顔で編集部を訪ねては、「今日は、神保町の古本屋でこんな本を手に入れてきましたよ」と言って、うれしそうに、頭陀袋から、また風呂敷から何冊もの本を取り出されました。そして、1冊ごとに、ページを繰りながら、「いいでしょう!」とうれしそうにその本について語られるのです。まだまだ編集部の人数も少なくて、いつのまにか、多くのものが瀬田さんを囲んで、瀬田さんの語りに耳を傾けていました。瀬田さんの語りは、本の魅力を伝えて余すところがありませんでしたから、だれもがその本を好きにならずにはいられませんでした。ときには、夕方になって、そのままお酒の席に場を移して、さらにそれがつづくことさえありました。

 堀内誠一さんは、もっとも頻繁に編集部を訪ねてくださった著者のおひとりでした。堀内さんは1974年から、パリ郊外に居を移されていました。ですから、そんなことはありえないのに、わたしには、ほとんど毎日堀内さんは編集部に来てくださっていたと思えてならないのです。それは、ひとつには、頻繁に堀内さんからの絵入りのエアログラムが編集部あてに届いたせいかもしれません。まだ、それほど海外に出ることがふつうではなかったころでしたから、エアログラムに描かれる絵入りの文面は、それだけでもわたしたちを刺激し、次にくるエアログラムを心待ちにしていました。また、年に何回か帰国なさると必ず編集部に足を運んでくださいました。エアログラムの堀内さんは雄弁ですが、実際にお会いしたときには、むしろ無口で、ときに取り付く島もない感じを受けることすらありました。でも、堀内さんがぼそぼそとつぶやく言葉のどれひとつもが新鮮で、わたしたちは聞き逃すまいと耳を傾けていました。堀内さんだったらどう思うだろうと、パリの堀内さんにあてて読み終わった本を送ったりしました。そして、同じような評価を述べられたエアロメールがくると、自分の評価が正当化されたようにうれしかったものです。

 それにしても、あのころ、どうしていろんな著者の方々があれほど頻繁に編集部を訪ねてきてくださったのだろう? 
 いまでは、原画は原寸で描く人のほうが多いのですが、あのころは、少し大きめに描いて縮小することも少なくありませんでした。縮小、拡大が自在にできる便利なコピー器などない時代です。最先端の道具といえば、計算尺ぐらいでした。多くの編集者が三角定規2本を使い、平行移動しながら、当たりをつけて縮小の目安にしたものです。
 一方、電話があってもファックスを持っている著者は少なかった、ましてやパソコンなどまだまだ普及していませんでした。原稿といえば、何度も書き直しのあとの残る原稿用紙に書かれたものでした。メールでやりとりするなどできもしなかった。
 編集者が著者のお宅に出かけたり、著者が会社まで原稿を持参してくださったり、編集者と著者との関係はうんと密だったように思うのです。

福井恵樹(ふくい しげき)
1943年、佐賀県唐津市に生まれた。慶応義塾大学文学部英文科を卒業後、冨山房を経て、1969年福音館書店入社。1975年より「こどものとも」の編集に携わり、1983年から85年まで編集長を務める。月刊「たくさんのふしぎ」編集部を経て2006年退職。翻訳に中南米の昔話『ふしぎなサンダル』(ほるぷ出版)、絵本『ぼくのぼうし』(ブックグローブ社)などがある。神奈川県在住。

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1984(昭和59)年度にあったこと

レーガン米国大統領、米中国交回復後現職大統領として初の中国訪問。(4月)
マルティナ・ナブラチロワが、テニス全仏オープンに優勝し、女子として3人目のグランドスラム(1年で全英、全米、全豪、全仏の4大会優勝)達成。(6月)
からし蓮根中毒事件:熊本の土産物として知られる「からし蓮根」でボツリヌス菌による食中毒がおき、死者11人を出すに至った。(6月)
安倍晋太郎外相、中国人・韓国人の名称を現地読みするよう外務省に指示。(7月)
第23回オリンピック・ロサンゼルス大会開催。ソ連を初め東側14ヵ国が不参加。アメリカのカール・ルイスが陸上100m・200m・400mリレー・走り幅跳びの4冠達成。日本は男子体操個人総合で具志堅、柔道無差別級で山下優勝など金10・銀8・銅14。(7月)
東京地裁、指紋押捺拒否の在日韓国人に初の有罪判決。(8月)
全斗煥韓国大統領、初来日して中曽根首相らと会談。(9月)
「長野県西部地震」が長野県西部を襲う(M 6.9)。木曽王滝村を震源とする直下型の地震で死者・行方不明29人などの被害をもたらした。(9月)

阪急のブーマーが外国人初の三冠王となる。(10月)
ゴルフ全英女子オープンで岡本綾子が優勝。(10月)
神奈川県逗子市長選挙で米軍住宅建設反対派の富野暉一郎候補が当選する。(11月)
東京都世田谷区で地下通信ケーブル火災。電話回線、銀行オンラインシステムなどが不通となり大混乱。(11月)
横綱北の湖が引退。通算951勝など史上1位の記録を多数残した。(1月)
茨城県筑波研究学園都市で、「科学万博−つくば’85」が開幕(3月) 
画家マルク・シャガール、南フランスのリビエラの自宅で老衰のため97歳で死去。(3月)


主なベストセラー:『愛のごとく』渡辺淳一(新潮社)、『天璋院篤姫』宮尾登美子(講談社)、『伝われ、愛』中島みゆき(新潮社)
テレビ:『北斗の拳』(フジテレビ)、『スクール・ウォーズ』(TBS)など放送開始。
新商品:「禁煙パイポ」(アルマン)、「カラムーチョ」(湖池屋)、「シャウエッセン」(日本ハム)
ヒット曲:『もしも明日が…』わらべ、『ワインレッドの心』安全地帯、『Rock'n Rouge』松田聖子、『涙のリクエスト』チェッカーズ
この年に登場したもの:「チケットぴあ」(首都圏・ぴあ)、「プランタン銀座」(東京・銀座)、「ハーゲンダッツ・ジャパン」(東京・青山)

福音館書店では:本社、文京区本駒込に移転。(1月)

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福音館書店から(第29回)

 「こどものとも」通算600号『いろ いきてる!』がいよいよ発売となります。(書店での発売は2月3日、一部地域によってこれ以後の場合があります)
 記念すべき600号は、いつも斬新な絵本をつくってこられた、谷川俊太郎さんと元永定正さんによる、色彩と詩の絶妙のハーモニー。この機会に、「こどものとも」の定期購読も是非お申込みください。

 また50周年記念出版の『こんにちは おてがみです』も同時発売となります。「ぐりとぐら」「だるまちゃん」など「こどものとも」の人気者からの手紙が封筒に入って、本の中に収められている楽しい本です。こちらもぜひお求めください。

 さてこの600号発売にあわせて、全国のたくさんの書店で、「こどものとも傑作集」の絵本も集めた「こどものとも50周年フェア」が開催されます。長く読みつがれている人気の絵本がせいぞろい。こちらについては来週公開のブログでまたお知らせします。

 いよいよ50周年をむかえる「こどものとも」を、これからもどうぞご愛読ください。

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からすの せっけん

1984年4月号
030337

むらやまけいこ さく やまわきゆりこ え

森の外で拾った白くて丸くていいにおいのものが、せっけんという体を洗うのに使うものだと知ったカラスは、森の広場の池で体をきれいにして、とてもいい気持ちになり、森の仲間にもせっけんを貸してあげることにしました。最初はネズミが、次にリスが、やがてウサギ、サル、クマと森の仲間が次々やってきて、ゾウが使ったあとにはとうとうせっけんは、なくなってしまいました……。

こどものとも337号
26×19cm 32ページ 当時の定価250円

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あめふり

1984年5月号
030338

さとうわきこ さく・え

ずっと雨の日ばかり続くので、ばばばあちゃんは空に向かって、雨を降らすのを休んでほしいと叫びました。ところが雲の中からは「やなこった」という声がして、ますますひどく雨が降ってきます。ばばばあちゃんは怒り心頭、暖炉やストーブに胡椒と唐辛子をくべ、辛い辛い煙をだしました。すると雷たちはみんな「ハックショーン」。雲がちぎれて、雷たちは空から落ちてきます。

こどものとも338号
19×26cm 32ページ 当時の定価250円

この絵本は1987年に「こどものとも傑作集」の1冊として刊行され、現在も販売されています。

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おとうさん

1984年6月号
030339

秋山とも子 さく

お父さんは、朝、手をふる子どもに見送られ、住宅街の家をでて、団地の前のバス停に並び、駅で満員電車に乗ります。繁華街をとおって会社に着くと……。夜帰ってくるまでのお父さんの1日を、町や駅の風景、そこにいるさまざまな人々の様子とともに、描いていきます。お父さんは、毎日、どこで何をしているのでしょう。絵さがしの楽しみもたっぷりの、字のない絵本です。

こどものとも339号
26×19cm 32ページ 当時の定価250円

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さんねんごい

1984年7月号
030340

菊池日出夫 さく・え

「さかなすくいにいかっちょ」暑い夏のある日、ひでは友だちと、田んぼの中を魚捕りに出かけます。山裾の滝のところで魚を追いたてると、大きなコイがかかりました。それから畑の野菜をもいではしゃいでいると、おじさんに見つかって大目玉。夕方、お寺の鐘が鳴るまでいっしょに遊びます。細部まで描き込んだ山あいの農村風景の中に、子どもたちのいきいきした会話が響く絵本です。

こどものとも340号
19×26cm 32ページ 当時の定価250円

この絵本は1991年に「こどものとも傑作集」の1冊として刊行され、現在も販売されています。

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石のししのものがたり

1984年8月号
030341

チベットの民話 大塚勇三 再話 秋野亥左牟 画

欲ばりでりこうな兄に家から追い出された、気は優しいけれどぼんやりした弟は、母親といっしょに丘のふもとで空き家を見つけ、薪を売って暮らしはじめました。ある日、弟が丘のかげで石の獅子を見つけ、山の守り神としてていねいにお祈りをすると、石の獅子は口から金をはき出し、弟と母は豊かな暮らしができるようになりました。兄はその話を聞き、まねをしますが……。

こどものとも341号
19×26cm 32ページ 当時の定価250円

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ふりむけばねこ

1984年9月号
030342

井上洋介 さく・え

角の食堂にネコがいて、傘屋さんにもネコがいて、時計屋さんにもネコがいて、布団屋さん、畳屋さん、煙草屋さん……、この町の店先にはどこもネコがいる。そして、ふと振り向けば、そこは猫町マタタビ通り。なつかしい古い店の佇まいを、手彩色の木版画で描いた美しい絵本です。

こどものとも342号
26×19cm 32ページ 当時の定価250円

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おっこちた せいようなし

1984年10月号
030343

エドゥアルト・ペチシュカ さく 千野栄一 やく 森 茂子 え

トニークは西洋ナシが大好きでした。ある時あらしがやってきて、庭のナシの木から実が次々落ちて、梢にひとつだけ大きな実が残りました。やがておいしそうに実ったので、トニークがそのナシをとろうと木をゆすると、実は落ちて草のあいだに転がり、見えなくなってしまいました。トニークは、イヌやネコに助けてもらって……。『もぐらとずぼん』などの作者ペチュシカの書いたお話です。

こどものとも343号
26×19cm 32ページ 当時の定価250円

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とらのゆめ

1984年11月号
030344

タイガー立石 さく・え

とらきちは夢の世界を歩いています。池で遊んでぬれた体をお日さまで乾かすと丸めた体はだるまさんに変身。だるまさんがひもをつかんでくるくるっと振りまわすと、縞模様のとらきちが再出現。やがて迷路に入ってでてくると、今度はたくさんの虎が現れますが……。絵画、レリーフ、漫画など、ジャンルを越えてユニークな創作活動を展開していたタイガー立石が幻想的な世界を描きます。

こどものとも344号
26×19cm 32ページ 当時の定価250円

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あやちゃんのうまれたひ

1984年12月号
030345

浜田桂子 さく・え

あやちゃんはもうすぐ6才の誕生日。お母さんはあやちゃんが生まれた時のことを話してくれます。生まれる予定の日が過ぎて、お父さんもおばあちゃんもおじいちゃんも待ちきれなくなっていた、ある寒い寒い晩のこと、お腹の中で赤ちゃんの生まれる気配がして、お母さんは病院に向かい、あやちゃんを産んだのです。赤ちゃん誕生をめぐる家族の期待、喜び、感動を、しみじみと温かく描きます。

こどものとも345号
26×19cm 32ページ 当時の定価250円

この絵本は1999年に「こどものとも傑作集」の1冊として刊行され、現在も販売されています。

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ガラスめだまときんのつののヤギ

1985年1月号
030346

白ロシア民話 田中かな子 訳 スズキコージ 画

おばあさんは麦を蒔き、丹誠こめて大きくしていましたが、1ぴきのヤギがやってきて、畑を荒らし居すわってしまいました。おばあさんが追い出そうとしても出ていかないので、クマやオオカミやキツネに頼みますが、みんなこのヤギのガラス目玉と金の角に怯えて退散してしまいます。そんなヤギを追い出したのは、1ぴきの小さなハチでした……。コラージュの手法で豪快に描いた絵本です。

こどものとも346号
19×26cm 32ページ 当時の定価250円

この絵本は、判型を大きくして「日本傑作絵本シリーズ」から1988年に刊行され、現在も販売されています。

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こぐまのむっく

1985年2月号
030347

小野かおる さく・え

冬が近づいて母さんグマと2ひきの子グマはほらあなの家の中で眠って暮らすことになりました。でも、「寝てるのなんてごめんだーい」と子グマのむっくはひとりで春を探しに出かけます。リスや大きなクマのおじさんの忠告も聞かずに山の中をいくと、やがて積もってきた雪の中に埋もれてしまいますが、山小屋のおじさんに助けられ……。厳しい冬の後に春を迎える喜びがあふれる絵本です。

こどものとも347号
26×19cm 32ページ 当時の定価250円

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ハハハのがくたい

1985年3月号
030348

長谷川四郎 作「アラフラの女王」より たかはしゆうじ ぶん やぎゅうげんいちろう え

ハハハの島にざっくざっくと砂をふんでやってきた7人組は、楽器を持たずに体だけで演奏するへんてこな楽隊でした。島に雇われ、赤ん坊の誕生や人の葬式に駆けつけては音楽を演奏します。半年ほどして、城の金庫からメロンくらいの大きさの真珠「アラフラの女王」が盗まれてしまいました。なんとこの楽隊、怪盗だったのです。新聞記事風の場面も取り入れて愉快な物語が展開します。

こどものとも348号
19×26cm 32ページ 当時の定価250円

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3びきの こどものひつじ

1984年4月号
041018

上沢謙二 さく なかのひろたか え

おなかがすいた3びきの子ヒツジが、とっととっとと歩いていきました。たくさん草の生えた原っぱで、むしゃむしゃ草を食べ、のどがかわいたので、またどんどん歩き、川で水をおなかいっぱい飲みました。こんどは眠るところをさがしてゆっくり歩き、子ヒツジは大きな木の下でぐうぐう眠りました。夕方になって、またとっとっとと、もとのところへ帰っていきました。満足感たっぷりの絵本。

普及版こどものとも1984年4月号
19×26cm 28ページ 当時の定価220円

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あきちゃんとかみなり

1984年7月号
041019

木村晃彦 さく・え

あきちゃんは弱虫ですぐ泣いてしまいます。ある日泣き虫小僧のおへそが大好物のかみなりが、泣いているあきちゃんのへそを取りにやってきました。あきちゃんがへそのかわりにへそ饅頭をあげると、かみなりは饅頭がすっかり気に入り、食べすぎて虫歯になってしまいました。歯が痛くて泣きながらやってきたかみなりを、あきちゃんは歯医者さんへつれていきます。

普及版こどものとも1984年7月号
26×19cm 28ページ 当時の定価220円

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あたごの浦

1984年9月号
041020

讃岐のおはなし 脇 和子・脇 明子 再話 大道あや 画

お月さまのきれいな晩、大きなタコが浜にあがって畑のナスを食べていると、タイがやってきて、月がきれいだから魚を集めて演芸会をしようといいます。魚たちが集まって、にぎやかに歌い踊り、宴もたけなわになったところで、かくし芸を披露することになりました。タイは松の木にのぼり「松にお日さん、これどうじゃ」、魚たちは「妙々々々々々」と大喝采。おおらかな昔話の絵本です。

普及版こどものとも1984年9月号
26×19cm 28ページ 当時の定価220円

この絵本は1993年に「こどものとも傑作集」の1冊として刊行され、現在も販売されています。

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もんぐり むんぐり よねばあさん

1984年11月号
041021

わたなべふみよ さく 梶山俊夫 え

山んばが出るという山の麓でひとり暮らししているよねばあさんの家に、ヒヨたんはよく遊びにいっていました。よねばあさんは歯がないので、おせんべいを食べるときも手で割ってむんぐりもんぐり口を動かします。ところが、しばらくよねばあさんの姿が見えなくなったある夜、よねばあさんの家から、がりっ、ばりっという音がします。ヒヨたんは山んばが出たかと……。

普及版こどものとも1984年11月号
26×19cm 28ページ 当時の定価220円

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マトリョーシカちゃん

1984年12月号
041022

加古里子 ぶん・え ヴェ・ヴィクトロフ/イ・ベロポーリスカヤ 原作

人形のマトリョーシカちゃんはみんなに遊びにきてほしくて、招待状を家の前にはりだしました。「ドナーシャも、クラーシャも、ダーシャも待っています」するとゆらゆら人形のイワン、ドングリ人形のイリューシャ、おしゃれ人形のアンドリューシャがドナーシャ、クラーシャ、ダーシャをたずねてやってきますが、3人はどこにもいません。「だるまちゃん」の絵本の原点となった物語です。

普及版こどものとも1984年12月号
19×26cm 28ページ 当時の定価220円

この絵本は1992年に「こどものとも傑作集」の1冊として刊行され、現在も販売されています。

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もりへいった こねこ

1985年2月号
041023

イワン・ベルィシェフ さく うちだりさこ やく さいとゆふじ え

女の子に飼われていた子ネコは、いうことをきかずに森へ散歩に出かけ、迷子になってしまいました。ぴょんぴょんはねられるならウサギの子だといわれて、ウサギの家に連れていかれますが、キャベツが食べられません。木登りできるならリスの子だといわれてリスの家に行っても、どんぐりは食べられません。家を転々として……。「こどものとも」111号のお話を新たな画家が描いた新版です。

普及版こどものとも1985年2月号
26×19cm 28ページ 当時の定価220円

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2006/01/20

昔話絵本の展開(2)       時田史郎

 さて1982年度の昔話の2作目、『ふくろにいれられたおとこのこ』は、フランス民話の絵本化です。山口智子(再話)さんと、堀内誠一(画)による作品ですが、このお二人によるフランス民話の絵本は、1977年の『きこりとおおかみ』に続いて2作目です。その『きこりとおおかみ』を制作中にくださった手紙のなかで、堀内さんは次のように語っています。
 「フランスの民話は形式は乱れているかもしれませんが、あまり民話民話した形式にはまりすぎていないので、かえって自然で親しみやすいと思います。妙に深い意味やナゾが無く、それでいて人生の知恵みたいなものはちゃんとあり、神秘的な魅力よりは常識がかっていますが、明日を想いわずらいたくない庶民の望みが反映していて健康です。来年中にもう1冊ほど『こどものとも』でフランス民話をやらせてください」
 そして、フランス各地の民話を5、6冊揃えて、「フランス民話絵本集」のような形でまとまるようにしたいと希望を述べ、そのため絵についても「各地方の全く性格の違う民話を扱う際にも共通できるようなものにしたいと考えています。様式的すぎず、ナイーブなものにしたいと思っています」と書かれています。
 残念ながら第1作目から数えて5年目の『ふくろにいれられたおとこのこ』のあとは続きませんでしたが、この2冊の「フランス民話絵本」の絵には、堀内さんのフランス民話にたいする強い愛着とそれを日本の子どもたちに楽しんでもらいたいという思いがあふれているように思います。

 1982年度「こどものとも」の3作目の昔話絵本は、『さるとびっき』です。
この昔話は、「猿と蛙の寄合田」といわれている話ですが、登場動物が「猿と雉」になったり、「兎」になったりしている類話を含めれば、それこそ日本各地で語られてきました。でも、この絵本をつくるにあたって、私は山形県の小国町に伝わる話をもとにしました。そのいちばん大きな理由は、かつて私は、この昔話を再話してくださった武田正さん(日本の昔話のすぐれた採集・研究者のひとり)につれられて、小国町に住む川崎みさをさんという昔話の有数の語り手を訪ねたことがありました。そして、川崎さんから直にこの昔話を聞かせていただいたことがあったからです。まず耳から聞いて味わったので、語りのリズムのようなものが私の記憶のかたすみに残っていました。それを大切にして編集していきたいと考えたのです。
 ところで、前回の原稿の冒頭で、そのころ昔話の絵本化がブームになりつつあったと書きましたが、同時に「昔話は口伝えに伝えられ語られてきたもの、それに絵をつけるのは、聞き手(子ども)の想像を限定してしまい、昔話を聞く楽しみを半減させてしまうので、昔話の絵本化は好ましくない。それに昔話本来の楽しみ方ではない」という意見がありました。でも、多くの昔話は絵で多少説明していかないと、今の子どもたちには伝わりにくい、小判だの囲炉裏だの蓑笠だのという言葉についてもまた然りだと思います。それはともかくとして、こうした意見を聞きながら、子どもたちの想像を限定するどころか羽ばたかせるような簡潔でいきいきとした絵による昔話絵本ができないかと考えていました。じつは、そのために最適な昔話が『さるとびっき』だと考えました。
 この昔話にそえる絵は、餅の白さと猿の顔とお尻の赤を際立たせるために色彩も抑え、動物の表情やしぐさだけを簡潔にいきいきと描かれていればそれで充分だと思いました。そこで、画家の梶山俊夫さんに編集意図を良く説明して、この昔話に絵をつけてくださるようにお願いしました。梶山さんはそれまでの画風とはずいぶん違いますが、巧みな筆遣いで過不足なく、この昔話に相応しい絵をつけてくださいました。
 なお、この『さるとびっき』の見返しに、もとの話を語ってくださった川崎さんの名前を表記しました。多くの昔話絵本のテキストは、いくつかの類話をもとに再話することが多く、もとの話の伝承者を表記することはほとんどなかったのですが、武田さんの意向もあり、伝承者に敬意を示す意味で、表記させていただきました。
 1982年度の「こどものとも」は、以上3点の昔話絵本を出版しました。
 しかし、一口に昔話絵本といっても、その世界は広く、内容も形式もまったく違います。子どもたちも、それぞれに違った物語絵本として楽しんでくれたと考えています。

時田史郎(ときた しろう)
1943年、東京に生まれた。早稲田大学卒業後、福音館書店に勤務。1975年より1983年まで「こどものとも」編集長を務める。民俗学に造詣が深く、特に、昔話と、昔話の採集・再話者であった佐々木喜善の研究をしている。絵本の再話に『うらしまたろう』(福音館書店)がある。神奈川県在住。

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1983(昭和58)年度にあったこと

統一地方選挙がおこなわれ、北海道知事に横路孝弘、福岡県知事に奥田八二の革新知事誕生。(4月)
千葉県浦安市に国内最大のレジャー施設「東京ディズニーランド」が開園。(4月)
東北の5県と新潟県で、フェーン現象による強風と乾燥から山火事が続発。(4月)
「日本海中部地震」(M 7.7)が秋田を中心に8道府県を襲い、津波により遠足の学童、護岸工事の作業員など、104人が死亡。 (5月)
阪急の福本豊選手が通算939盗塁で世界新記録を達成。(6月)
戸塚ヨットスクール事件:登校拒否児などに対するスパルタ教育で知られた戸塚ヨットスクール校長の戸塚宏とコーチ2人が、生徒の死亡事件について傷害致死容疑で逮捕された。(6月)
インドの故ネルー首相から敗戦直後に贈られた象のインディラ(東京 上野動物園)が44歳で死亡。(8月)
ソ連空軍機が領空内に進入したニューヨーク発ソウル行きの大韓航空機を撃墜。乗員29人、乗客240人(うち日本人28人)の全員が死亡。(9月)

ロッキード事件公判で東京地裁は田中元首相に懲役4年の実刑判決。野党の辞職勧告決議案をめぐり国会空転。(10月)
レーガン米国大統領来日、中曽根首相と日米首脳会談をおこなう。(11月)
衆議院解散(11月)。総選挙で自民党は過半数を割り、無所属を追加公認して過半数を確保、新自由クラブとの連立内閣を発足させた。(12月)
「昭和59年3月豪雪」:1983年12月から1984年3月にかけて、日本海側を中心として全国で断続的な大雪となり、死者・不明者116人などの被害をもたらした。(12月)
福岡の三井三池有明炭鉱の海底坑で火災事故。83人が死亡。(2月)
探検家の植村直巳、北米最高峰のマッキンリー冬季単独登頂に成功した後、下山中に遭難、行方不明に。(2月) 
グリコ・森永脅迫事件:江崎グリコ社長が自宅から誘拐され身代金10億円を要求される事件が起きた。社長は無事脱出したが、犯人グループは「怪人二十一面相」を名乗りグリコ製品に青酸ソーダを入れるなどして脅迫、同社製品を販売中止に追い込んだ。この後、犯人グループは森永製菓を標的とした。(3月)


主なベストセラー:『気くばりのすすめ』鈴木健二(講談社)、『積木くずし』穂積隆信(桐原書店)、『探偵物語』赤川次郎(角川書店)
テレビ:『おしん』(NHK)、『ふぞろいの林檎たち』(TBS)、『スチュワーデス物語』(TBS)など放送開始。
新商品:「ファミリー・コンピューター」(任天堂)、「六甲のおいしい水」(ハウス食品)、包装生餅「つきたてシングルパック」(佐藤食品工業)
ヒット曲:『さざんかの宿』大川栄策、『矢切の渡し』細川たかし、『めだかの兄弟』わらべ
この年に登場したもの:変動金利制の住宅ローン(各都市銀行など)、金融機関第二土曜日休日制(銀行・信用金庫など)

福音館書店では:ベルギーの世界的人気コミック・シリーズ「タンタンの冒険旅行」刊行開始。(『黒い島のひみつ』『ふしぎな流れ星』 4月)

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福音館書店から(第28回)

 「こどものとも」50周年記念出版の「こどものともセレクション」が1月18日に販売開始となりました。同時に、昨年惜しくも亡くなられた長新太さんの絵本第1作『がんばれさるのさらんくん』も復刊発売となりました。この機会にどうぞお求めください。

 この「こどものともセレクション」の発売を記念して、こどものとも編集部ではこのセットの中の絵本について、思い出を募集し、「こどものとも」折込付録に掲載したいと考えています。原稿は次の方法でご応募ください。

* ホームページのレビュー欄へ。(ホームページ会員登録しているかたは、ログインすると各絵本の内容紹介のページから書き込めます。まだ登録していない方は、この機会にぜひご登録ください)
* 次の宛先に郵送または、FAX、メールで。
〒113-8686 東京都文京区本駒込6-6-3 福音館書店 こどものとも第1編集部
FAX 03-3942-2088
kodomo1@fukuinkan.co.jp
* 字数は特に指定はありませんが、400〜500字くらいまででお願いします。
* 締切は2006年6月末日といたします。掲載は2006年12月号の予定です。

 掲載させていただいた方には、絵本をプレゼントいたします。
 どうぞ奮ってご応募ください。

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たろうのひっこし

1983年4月号
030325

村山桂子 さく 堀内誠一 え

たろうがお母さんに自分の部屋がほしいというと、お母さんは1枚の赤いじゅうたんをもってきて、「これを広げたところがたろうのお部屋よ」といいました。たろうが階段の下にじゅうたんを広げると、ネコのみーやは窓のある部屋がいいというので、出窓の下に引っ越しです。次はイヌのちろーも入れるように犬小屋の前へ引っ越し……と仲間をふやしながら次々引っ越して……。

こどものとも325号
19×26cm 32ページ 当時の定価250円

この絵本は1985年に「こどものとも傑作集」の1冊として刊行され、現在も販売されています。

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けいこちゃん

1983年5月号
030326

あまんきみこ さく 西巻茅子 え

けいこちゃんが幼稚園に入ると、同じけいこちゃんという名前の子がいて、仲良しになりました。ある日曜日、お母さんがドーナツをいっぱい作ったので、友だちのけいこちゃんを招待しようと電話をかけたら、番号ちがいで、雲のけいこちゃんや、クマのけいこちゃんや、イルカのけいこちゃんにつながります。けいこちゃんは、みんなを招待して……。友だちがいっぱいできる楽しいお話。

こどものとも326号
19×26cm 32ページ 当時の定価250円

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ぼうし

1983年6月号
030327

瀬川康男 作

桃太郎が帯しめて太刀をはき、はちまきをして、ぼうしをかぶります。いつまでかぶっているのと聞かれると、「鬼退治まで」。金太郎もぼうしをかぶります。「相撲でクマを負かすまで」。弁慶も、犬のシロも、そしてみほちゃんも、ぼうしをかぶります。でもみほちゃんはいつまでもかぶっていたいのです。様式化されたスタイルの絵と文で、ぼうしへの愛着をふくらませる絵本です。

こどものとも327号
26×19cm 32ページ 当時の定価250円

この絵本は、絵を増補し判型を大きくして「日本傑作絵本シリーズ」から1987年に刊行され、現在も販売されています。

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いってらっしゃーい いってきまーす

1983年7月号
030328

神沢利子 さく 林 明子 え

なおちゃんは、朝、お父さんと自転車に乗って保育園にいきます。かどのたばこ屋のおばあちゃんが手をふってくれます。保育園で友だちとあそび、昼ご飯を食べ、お昼寝をすると、夕方にはお母さんがお迎えにきます。お母さんと夕飯の買い物をしながら歩いて帰るなおちゃんは、たばこ屋のおばあちゃんに、ただいまをいって……。なおちゃんの一日を、子どもの視線で丁寧に温かく描きます。

こどものとも328号
19×26cm 32ページ 当時の定価250円

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くろ雲たいじ−ふゆこと はるちゃんと はちの たんけん−

1983年8月号
030329

なかがわりえこ はなし なかがわそうや え

日曜日、ふゆこが紙で双眼鏡を作って見張っていると、友だちのはるちゃんが紙のよろいかぶとを着け、刀をさしてやってきたので、イヌのはちもつれて、まるやまに探検にいくことにしました。まるやまのてっぺんにいると、空から黒雲が襲ってきて、はちをつかまえようとします。みんなは雷にも雨にも負けず闘いますが……。探険やチャンバラが大好きな元気な子どもたちが活躍する絵本です。

こどものとも329号
26×19cm 32ページ 当時の定価250円

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ぼく、だあれ

1983年9月号
030330

天野祐吉 文 梶山俊夫 画

おきてもねてるあさねぼう。ママにそっくりおこりんぼう。あわてんぼうにくいしんぼう。あばれんぼうにわすれんぼう。きかんぼう、あまえんぼう……次々にいろいろな「ぼう」があらわれます。きみのなかにかくれんぼうしているのは、どんな「ぼう」かな? 調子のよいことばとユーモアたっぷりの絵で、人のいろいろな性格を描いてみせる、愉快な絵本です。

こどものとも330号
19×26cm 32ページ 当時の定価250円

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ふしぎな タクシー

1983年10月号
030331

渡辺茂男 さく 大友康夫 え

きいろいタクシーを運転している杉山さんは、野原の中の道でキツネのお客さんを乗せました。ぐるるる、ぐるるると走っていくと、タヌキ、ウサギ、イノシシの親子、ヒグマ……と動物のお客さんが次々乗ってきます。もう誰も乗せられないと思ったら、タクシーは大きなオープンカーに、そして2階バスに変身します……。童話でも登場した「きいろいタクシー」とすぎやまさんのお話です。

こどものとも331号
26×19cm 32ページ 当時の定価250円

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まいごになった なおこ

1983年11月号
030332

石川ミツ子 作 川村みづえ 画

団地に引っ越してきたばかりのなおこは、荷物の中にあったなつかしいぬいぐるみのクマをもって、外に遊びに出かけました。道を走っていく子どもたちについて公園にいき、ひとりで砂場で遊んでいると、気がついたときにはもう夕暮れになっています。家に帰ろうとして、なおこは同じような建物の並ぶ団地の中で自分の新しい家を必死に探します。でも最後にはお母さんの料理の匂いが……。

こどものとも332号
26×19cm 32ページ 当時の定価250円

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おみせやさん

1983年12月号
030333

伊藤秀男 作

商店街のいろいろなお店屋さん。まんまるがおのおねえさんのハンバーガーショップ。ころっけのおいしい肉屋さん。木箱を台にして刺身を作る魚屋さん。縁日のイカ焼き屋さん。食堂のおじさんは大名弁当を作ります。それぞれのお店の人々と品々を、鮮やかな色彩と大胆な筆致で表情豊かに描きだします。

こどものとも333号
26×19cm 32ページ 当時の定価250円

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にぎりめしごろごろ

1984年1月号
030334

小林輝子 再話 赤羽末吉 画

きこりのじさまが山で落としたにぎりめしは、ふもとの地蔵さまのところまで転がっていきました。きれいなところを地蔵さまに差しあげると、地蔵さまはおもしろいことがあるからお堂の天井に隠れていろといいます。すると夜中、鬼たちがやってきて酒盛りをはじめました。じさまがニワトリの鳴きまねすると……。正直なおじいさんと、まねをして失敗する隣のおじいさんの、おなじみの昔話。

こどものとも334号
19×26cm 32ページ 当時の定価250円

この絵本は1994年に「こどものとも傑作集」の1冊として刊行され、現在も販売されています。

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だるまちゃんととらのこちゃん

1984年2月号
030335

加古里子 さく・え

だるまちゃんの友だちのとらのこちゃんは、とらの町のペンキ屋さんの子どもです。ふたりは黄色と赤の土でペンキを作り、町中の道路や壁にきれいな模様をどんどん描いていき、調子にのってタクシーの車体にも塗ってしまって大目玉。ところがそのことから本当にペンキで絵を描く仕事をすることに……。子どもの大好きな泥遊びやいたずらがきをモチーフにした、だるまちゃんの絵本第4弾。

こどものとも335号
19×26cm 32ページ 当時の定価250円

この絵本は1987年に「こどものとも傑作集」の1冊として刊行され、現在も販売されています。

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バオバブのこ アビク

1984年3月号
030336

木葉井悦子 さく・え

バオバブの木に住む、人には見えない子ども、アビク。ある村のアビクは、市場に出かけた留守に自分の木を切り倒されてしまいました。一晩中泣いたアビクは、新しい自分の木を見つけるために、村々をめぐっていきます。いく先々で、困っている人や動物を得意の呪文で助けたりしながら、やがて着いた村には、大きなバオバブが……。アフリカに魅せられた画家が描いた絵本です。

こどものとも336号
9×26cm 32ページ 当時の定価250円

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とりとなかよし

1983年5月号
041013

かなおけいこ さく・え

朝、目を覚ますと、ウシツツキはスイギュウのところへいって、スイギュウの耳の裏に潜む虫を食べてあげます。アマサギは、ゾウのところへいって、ゾウが歩いたときにとびだす虫を食べ、ゾウの背中についた虫をとってあげます。ワニチドリはワニの歯をそうじしてあげます。ともに助けあって生きる鳥と動物の関係を、温かいタッチの写実的な絵で描きます。

普及版こどものとも1983年5月号
19×26cm 28ページ 当時の定価220円

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なみを ばけつに くんだらば

1983年8月号
041014

川崎 洋 詩 柏村 勲 絵

海辺にいって裸足で歩くと足の裏で砂が、くしゅっくしゅっ。海に入って、手でぱしゃぱしゃ、足でじゃぼじゃぼ、泳げたぞ。砂浜は熱くてふめない、あっちっち。砂山を作ったり、ボートに乗ったり……。波をバケツにくむと、あんなに動いていた海の水がしーんと静かになってしまう。夏の海辺で1日を過ごすときに、目や耳、手や足など肌で感じる感覚を、ことばと絵でいきいきと伝えます。

普及版こどものとも1983年8月号
19×26cm 28ページ 当時の定価220円

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くりひろい

1983年10月号
041015

厳 大椿 ぶん 蓬田やすひろ え(「厳」の正しい表記は中国の簡体字)

山に栗ひろいにいった野ネズミとリス、どちらも大きな栗を見つけましたが、ひとり占めしたい野ネズミは手伝いを断ります。リスは栗を川に浮かべて運ぼうとしますが、石に引っかかって動かなくなりました。そこにやって来たウサギに手伝ってもらって……。助けあうこと、工夫することをいきいきと描いた中国の動物物語。「こどものとも」20号の作品を新たな画家の絵で新版としたものです。

普及版こどものとも1983年10月号
19×26cm 28ページ 当時の定価220円

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こわがりの はしごしゃ

1983年11月号
041016

松野正子 さく なかのひろたか え

消防署に新しくやってきた梯子車は、先輩のポンプ車や救急車から火事場の話を聞いて怖くなり、アパートやデパートの火事で出動するときに胸が苦しくて動けなくなってしまいました。ところが3度目に病院の火事で出動したとき、屋上に取り残された車椅子の子どもは、前に梯子車の絵を描きにきてくれた少年でした。梯子車は全力をふりしぼってはしごをのばし、必死で子どもを助けます。

普及版こどものとも1983年11月号
19×26cm 28ページ 当時の定価220円

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でてきて おひさま

1984年2月号
041017

スロバキア民話 ほりうちみちこ 再話 ほりうちせいいち 絵

お日さまが三日も顔を出さないので、ひよこたちは探しに出かけました。カササギやウサギやカモにきいてもわかりません。最後にハリネズミにきくと、山の上から雲にのって月のところへ連れていってくれました。月の案内でお日さまの家に行った動物たちは、寝ている間に真っ黒に汚れたお日様をぴかぴかに洗ってあげました。「こどものとも」28号の昔話を堀内誠一の絵で新版としたものです。

普及版こどものとも1984年2月号
26×19cm 28ページ 当時の定価220円

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2006/01/13

昔話絵本の展開(1)      時田史郎

 1982年度、こどものとも編集部は3点の昔話絵本を出版しました。毎年1、2点は出版していましたが、1年に3点出版することはめずらしいことでした。もっともこの3点、昔話絵本には違いないのですが、語られてきた地域や内容もまったく異なり、バラエティーに富んだ内容を期待されている読者の気持ちを裏切りはしないという判断はありました。また、あのころ日本では昔話や民話がブームになりつつあり、ともすれば安直につくられた昔話絵本までが歓迎されていた、そんなことへの批判精神も底流にはあったかもしれません。
 3点の昔話絵本というのは、8月号のアメリカ・インディアンの民話『とうもろこしおばあさん』、その2か月後10月号のフランス民話『ふくろにいれられたおとこのこ』、続く11月号の山形の昔話『さるとびっき』です。

 まず、『とうもろこしおばあさん』を絵本化することになったきっかけからお話しします。この絵本の画家秋野亥左牟さんは、1968年2月にネパールの民話『プンクマインチャ』を「こどものとも」で発表して以来渡米して、編集部との交流がありませんでした。その秋野さんと連絡がつき、また絵本を描いてくださるようになったのは、ちょっとした幸運が重なった結果でした。
 というのは1981年の2月、私は沖縄のわらべうたをテキストにした「こどものとも」をつくろうと竹富島へ行き、その帰路、飛行機の都合で石垣島に丸1日足止めされてしまいました。さて1日どうして過ごそうかと考えていた時に、石垣島に近い小浜島に秋野さんが移住しているはずだということを思い出したのです。もちろん住所も電話番号も知りません。そこで私は小浜島の郵便局に連絡をとってみました。郵便局の答えはこうでした。「秋野さんという人はいた。出て行ったという話は聞かないので、たぶん今でも住んでいるだろう」
 そこで、私は秋野さんの住んでいた場所を聞き、さっそく小浜島ゆきの乗合い船に乗りこみ、秋野さんを訪ねたのです。ちょうどそのころ漁で生計をたてようとしていた秋野さんはその日も海に出ていて、結局会うことはできませんでしたが、東京にかえって間もなく秋野さんから手紙が届きました。その手紙には、アメリカ、カナダでの生活、とくに向こうでのアメリカ・インディアンの人たちとの交流について詳しく書かれていて、最後にアメリカ・インディアンの民話「トウモロコシの起源」を絵本にしたいと添えられていました。
 そしてすぐに届いた第2信では、「絵は描きはじめたが、しっかりとしたテキストが欲しいので、なんとか原話を探してほしい」と書かれていました。それから、あらゆる手立てをこうじてこの原話を探しました。最終的には、数十話集った原話の中から日本の子どもたちに親しめそうな話を選び、さらに慎重に秋野夫人に翻訳、再話してもらいテキストは完成の方向に1歩ずつ進んでいきました。でも、絵の方はそれからさらに1年以上もかかって完成しました。
 その間に秋野さんから届いた手紙の1通に、詩人のゲイリー・シュナイダーの「(アメリカ・インディアンの)プエブロ諸族は、……動物、植物もまた人間であり、ある種の祭式や舞踏を通じて人間の政治的集会に参加し、」「スー族は昔から彼ら(動物や植物)のことを這う人間、立つ人間、飛ぶ人間、泳ぐ人間と呼んできた」という言葉が引用され、「とうもろこしは、彼らにとってそのような自然人のひとりです」と書かれていました。昔話から安易な教訓をひきだすことは避けなければなりませんが、食べ物も含めて「もの」にあふれた環境で育つ子どもたちに、この絵本は何かを伝えることができるのではないか、そんな秋野さんの思いが伝わってくる作品となったと思います。かつて日本でも親が子どもに向かって農家の人たちの米作りの苦労を話し、お米の大切さを説いたように。

 結局その時の竹富島取材から「こどものとも」は生まれませんでしたが、犬も歩けば棒にあたるで、こんなふうに「こどものとも」は、生まれていくのです。
 (次回に続く)

時田史郎(ときた しろう)
1943年、東京に生まれた。早稲田大学卒業後、福音館書店に勤務。1975年より1983年まで「こどものとも」編集長を務める。民俗学に造詣が深く、特に、昔話と、昔話の採集・再話者であった佐々木喜善の研究をしている。絵本の再話に『うらしまたろう』(福音館書店)がある。神奈川県在住。

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1982(昭和57)年度にあったこと

ミッテラン大統領、フランス大統領として初来日。(4月)
イギリス、アルゼンチンのフォークランド諸島に上陸作戦開始。(6月アルゼンチン軍降伏)(4月)
趙紫陽中国首相初来日。(5月)
東北新幹線の大宮・盛岡間開業。(6月)
「昭和57年7月豪雨(長崎豪雨)」が関東以西に被害をもたらす。死者・不明者345人。(7月)
モナコのグレース王妃が自動車事故で死去。(9月)
三越の定例取締役会で、岡田茂社長解任を決議。(9月)
ロッテの落合博満が史上4人目の三冠王を獲得。(10月)
上越新幹線の大宮・新潟間開業。(11月)
第一次中曽根康弘内閣成立(11月)

加藤保男が厳冬期エベレストの初登頂に成功後に遭難。(12月)
京都市議会、古都保存協力税条例を可決。社寺が反発して拝観拒否などをおこなった。(2月)
横浜ホームレス襲撃事件:1月から横浜市内の公園や地下街で無抵抗のホームレスを襲い、3人を殺害、13人に重傷を負わせていた中学生ら10人の少年を逮捕した。(2月)
青木功がハワイアン・オープンで日本人男子として米ゴルフツアー初優勝。(2月) 
東北大学医学部で日本初の体外受精・着床に成功。(10月に出産)(3月)


主なベストセラー:『悪魔の飽食』森村誠一(光文社)、『プロ野球を10倍楽しく見る方法』江本孟紀(ベストセラーズ)、『窓ぎわのトットちゃん』黒柳徹子(講談社)
テレビ:『おれたちひょうきん族』(フジテレビ)、『笑っていいとも!』(フジテレビ)、『金曜日の妻たちへ』(TBS)、『積木くずし』(TBS)など放送開始。
新商品:「雪見だいふく」(ロッテ)、「麻婆春雨」(永谷園)、「CDプレーヤー」(ソニー他家電メーカー9社)、中年女性のグループ旅行に向け「ナイス・ミディパス」(国鉄)
ヒット曲:『待つわ』あみん、『セーラー服と機関銃』薬師丸ひろ子、『聖母たちのララバイ』岩崎宏美

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福音館書店から(第27回)

 以前からお知らせしておりました。50周年記念出版の「こどものともセレクション」がいよいよ来週1月18日に販売開始となります。同時に、昨年惜しくも亡くなられた長新太さんの絵本第1作『がんばれさるのさらんくん』も復刊発売となりますので、どうぞお求めください。

 この「こどものともセレクション」の発売を記念して、こどものとも編集部ではこのセットの中の絵本についての思い出を募集し、「こどものとも」折込付録に掲載したいと考えています。原稿は次の方法でご応募ください。

* ホームページのレビュー欄へ。(ホームページ会員登録していただきますと、1月18日以降に、各絵本の内容紹介のページから書き込めます)
* 次の宛先に郵送または、FAX、メールで。
〒113-8686 東京都文京区本駒込6-6-3 福音館書店 こどものとも第1編集部
FAX 03-3942-2088
kodomo1@fukuinkan.co.jp
 掲載させていただいた方には、絵本をプレゼントいたします。
 詳細については、次回のこの欄でまた掲載しますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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なににのって いこうかな

1982年4月号
030313

角野栄子 さく 津田櫓冬 え

たっちゃんは朝、幼稚園にいこうとして靴をかたっぽはいて玄関のドアを半分あけたところで、きのうけんちゃんに意地悪されたのを思い出していいました。「ぼく今日、幼稚園にいかないよ。だって足がどうしても動かないんだもん」でも、ローラースケートはいたらいけるかな? 竹馬でいったら、それともダンプカーでは? 想像がふくらむうちに、けんちゃんが迎えにきて……。

こどものとも313号
26×19cm 32ページ 当時の定価250円

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ちょっとおこっちゃった なおこちゃんのおうち

1982年5月号
030314

まいえかずお 作 井上洋介 絵

なおこちゃんの家では、今日はみんなとっても怒りんぼ。お父さんは朝ごはんを食べると玄関の扉をバッタンとしめて、ぷんぷん会社にいきました。お母さんは台所の流しにゴンゴンやつあたりして買い物へ。なおこちゃんも、ムクイヌのムンクもブチネコのブッチも、みんなカーテンやまどにやつあたりして出ていくと、お家も怒って「だあれも入れてやるもんか」。

こどものとも314号
26×19cm 32ページ 当時の定価250円

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おたまじゃくしの たまーら

1982年6月号
030315

マイケル・バナード さく 吉田新一 やく 竹山 博 え

おたまじゃくしのたまーらは、泳ぎがまだ下手なのでなかまに笑われて、ひとりぼっち。どじょうに出会って友だちになりますが、後足が生えてくると、遊んでもらえなくなりました。そんな時、ゲンゴロウが夕食に招待してくれますが、その強そうなあごを見て、たまーらは逃げだします。やがて4本足がはえそろったころ、アヒルに襲われそうになったたまーらは、若いカエルに助けられ……。

こどものとも315号
26×19cm 32ページ 当時の定価250円

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うみべのいちにち

1982年7月号
030316

笠野裕一 さく

夜明け前、砂浜にはだれもいません。明るくなってくると、釣り人がきて竿をふり糸をたれます。やがて日が高くなると海水浴客がやってきて、砂浜はどんどんにぎわってきました。シャワーを浴びる人、波打ち際で遊ぶ人、ボートを出す人。そして夕方になって人々が去った後、暗くなった砂浜で花火を楽しむ人が何人か……。早朝から夜まで、同じ視点から海辺の風景を描いた文字のない絵本です。

こどものとも316号
26×19cm 32ページ 当時の定価250円

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とうもろこしおばあさん

1982年8月号
030317

アメリカ・インディアン民話 秋野和子 再話 秋野亥左牟 画

一夜の宿を借りにやってきた白髪のおばあさんを、村の若者はこころよく泊めてあげました。翌日、男たちが野牛を狩りに、女たちが芋を掘りにいったるすに、おばあさんは見たこともないおいしいパンを作って子どもたちに食べさせました。不思議に思った若者が、ある日、その作り方をのぞいてびっくり仰天します。見られたことを知ったおばあさんは……。トウモロコシの起源を説く民話です。

こどものとも317号
19×26cm 32ページ 当時の定価250円

この絵本は、こどものとも創刊50周年記念企画「こどものとも世界昔ばなしの旅II」の1冊としてハードカバーで刊行されています。

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まいごのまめのつる

1982年9月号
030318

こだまともこ さく おりもきょうこ え

野菜作りは上手だけれど料理の苦手なマグばあさんと、料理は上手だけれど野菜作りはできないメグばあさんは、仲がよくありません。ある日、庭に植えた豆の蔓が遠くまで伸びているので、マグばあさんがそのあとを追いかけていくと、蔓はネズミやアヒルや動物たちの家をぬけて、メグばあさんの家の庭でさやをつけていました。メグばあさんはその豆でおいしいスープを作っていたのです……。

こどものとも318号
19×26cm 32ページ 当時の定価250円

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ふくろにいれられたおとこのこ

1982年10月号
030319

フランス民話 山口智子 再話 堀内誠一 画

ピトシャン・ピトショはイチジクを窓際で食べていましたが、最後の一つを庭に落としてしまいました。すると落ちた実はたちまち大きなイチジクの木になって、どっさり実をつけました。木に登っていると、袋をかついだオニがやってきて「枝よ低くなれ」と唱え、ピトシャン・ピトショを木から落として、袋に入れてしまいます。フランス民話を堀内誠一が明快な絵で描きます。

こどものとも319号
26×19cm 32ページ 当時の定価250円

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さるとびっき

1982年11月号
030320

武田  正 再話 梶山俊夫 画

サルはカエルにふたりで田んぼを作ろうともちかけます。でも山の田んぼを耕しはじめるとすぐに、サルは肩がこってきたといって怠けてばかり。それからは田植えも草取りも稲刈りも全部、カエルひとりにやらせてしまいました。ところが収穫が終わって餅をつきあげると、欲張りなサルはひとり占めしようとします。原話の語り口を生かした物語をシンプルな絵で描く昔話絵本です。

こどものとも320号
26×19cm 32ページ 当時の定価250円

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りすのクラッカー

1982年12月号
030321

ルース・エインズワース 作 こうもとさちこ 訳・絵

ブナの木に住んでいる子リスのクラッカーは、一軒家の子ども部屋の窓から中をのぞいて、おもちゃの動物の置いてある棚がとても気に入りました。ある日、家の中にしのびこむとその棚に座ってみましたが、ぬいぐるみたちは気ぐらいが高くて居心地がよくありません。そのうえ飼いネコに気づかれてしまい……。『こすずめのぼうけん』『ちいさなろば』の作者による子どもの心をつかむ物語です。

こどものとも321号
26×19cm 32ページ 当時の定価250円

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てんさらばさら てんさらばさら

1983年1月号
030322

わたりむつこ さく ましませつこ え

おばあちゃんと遊んでいたまゆは、空から降ってきた白いふわふわした“てんさらばさら”を手に入れます。おしろいをふりかけると少しずつ増えて、そのたびにいいことが起きるが、人に見せてはいけないといわれ、まゆはそれを大切にします。てんさらばさらは増えつづけ、成長したまゆは結婚して子どもも次々授かり幸せな暮らしをしていましたが、夫が屋根裏にこっそりいくまゆをいぶかり……。

こどものとも322号
19×26cm 32ページ 当時の定価250円

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いもうとのにゅういん

1983年2月号
030323

筒井頼子 さく 林 明子 え

あさえが幼稚園から帰ってくると、お母さんはぐったりした妹のあやちゃんを病院につれていくところでした。友だちと遊びながら待っていると、お母さんが帰ってきて、あやちゃんが盲腸の手術で入院することになったといいます。あさえはお父さんが帰ってくるまで、ひとりで留守番をします。そのうち暗くなって、雷が鳴り……。妹の入院でちょっぴりお姉さんになったあさえの物語です。

こどものとも323号
26×19cm 32ページ 当時の定価250円

この絵本は1987年に「こどものとも傑作集」の1冊として刊行され、現在も販売されています。

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どうぶつしんぶん

1983年3月号
030324

岸田衿子・谷川俊太郎・松竹いね子 ぶん 堀内誠一 え

冬眠から目覚めた様子、サル山の木登りコンテスト、山火事など、大事件から身近な話題、催し物案内に料理教室、健康相談、連載小説、ただし登場するのはみんな森の動物……。3人の作者が記事を書き、堀内誠一の楽しいさし絵がいっぱい入った“子どものための新聞”。春・夏・秋・冬の4号が、それぞれ4つにたたまれてはいっています。異色の「こどものとも」です。

こどものとも324号
26×19cm 32ページ 当時の定価250円

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あひるさんの ぼうし

1982年4月号
041010

神沢利子 さく 太田大八 え

アヒルさんが素敵な帽子を買いました。ご機嫌で散歩に出かけますが、風が吹いて帽子は、羽もないのにばたばた羽ばたき、足もないのにころころ道を走り出します。そのうえアヒルさんが飛べないのをいいことに、風にのって舞いあがり、木に引っかかってしまいます。そこでアヒルさんは木をおどかして帽子を返させることに……。一直線に進むユーモラスな物語です。

普及版こどものとも1982年4月号
26×19cm 28ページ 当時の定価220円

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すいかのたね

1982年7月号
041011

さとうわきこ さく・え

ばばばあちゃんが庭にスイカの種をまきました。それを見ていた子ネコは、ばばばあちゃんが何か大事なものをかくしたと思って掘りかえし、「なあんだ、つまらない黒い種だ」というと、また埋めてしまいました。それを見た子イヌもウサギもキツネも次々掘りかえしては……。種はとうとう怒ってしまって、芽を出すとぐんぐんのびて大きな実をたくさんつけ……。ばばばあちゃんのお話し第2弾。

普及版こどものとも1982年7月号
19×26cm 28ページ 当時の定価220円

この絵本は1987年に「こどものとも傑作集」の1冊として刊行され、現在も販売されています。

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はなかげこぶた

1982年12月号
041012

小野かおる さく・え

ブタの母さんは5ひきの子ブタを生みましたが、1ぴきの子ブタに影がない! とびっくり。お母さんは子ブタのために影を手に入れようと、ゾウの影を盗んだり、ネズミの影を盗んだり、でもそのたびに見つかって取り返され、子ブタはさんざんな目にあいます。そこで母さんブタは、花模様の布で子ブタの影を作ってやることにしました。軽快な口調の文にのって展開する愉快な物語です。

普及版こどものとも1982年12月号
26×19cm 28ページ 当時の定価220円

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2006/01/06

<作家インタビュー>『いそがしいよる』が生まれた日   さとうわきこ

 『いそがしいよる』っていう絵本は、子ども時代に屋根とか廊下から見ていた月の印象と、宮沢賢治のふるさとで見たお月様と、ふたつが重なってできてるんだと思います。
 子どものころから、よくお月見をしていました。父も月や星が好きで、おだんごやすすき、花を用意して、家族でお月見。それがすてきな記憶として残っています。
 それと25歳くらいの時に、月が山から昇るのを見たのが印象的だったことです。宮沢賢治の研究家の先生が、書簡集を作るというので、私を入れて女の子3人でくっついて岩手県内を歩いてたんです。陸中松川というところに賢治の晩年を知ってる人がいて、賢治の手紙を写させてもらいました。コピーもない時で、手書きで朝から写していました。賢治は私のひとつの憧れだったので、手紙に触れることができてよかったんですけど、夜遅くなっちゃって、終わって外に出たらまっ暗なんです。
 そこから帰る時に坂を下りながら歩いていたら、むこうの山のてっぺんが明るくなるんですよ。「何だろう何だろう」っていったらね、お月様が薄皮のようにキュッと出てくるの。みんなでアッといって。そしたらものすごいスピードで上がってくる。大きな黄色いかたまりが昇るんですよ。うれしくなっちゃってね。みんなで手をつないで童謡を歌いながら帰ってきました(笑)。
 私のほとんどの作品は、そういう昔のちょっとしたキズみたいなものがよみがえってできてるところがあります。

 この作品も、最初「母の友」の童話だったんです。水口さんという編集の人に童話を持っていくと、最初はケチョンケチョンにけなされて、「あなたらしい言葉で文章を書け」と、よくいわれました。例えば、私は中川李枝子さんの『いやいやえん』が好きだったんですけど、それを読んだ後で文章を書くと『いやいやえん』っぽくなっちゃうのよね。そういうのはもう、すぐ見抜かれちゃってね。「こんなんじゃあだめだ。あなたらしい文章が絶対あるはずだ。ぼくにはわかる」っていうの。
 賢治の本を読むと、賢治らしい言葉ってたくさんあるんですよね。「鬱金しゃっぽのカンカラカンのカアン」なんて言葉があって、何かとってもすてきな感じがしちゃう。ひとつの文章読んだだけで、賢治らしいな、と思う。そういう文章を私も持ちたい、と思ったの。それで私自身も自分の文章を探したし、水口さんも探してくれました。
 ばばばあちゃんの口調は、関東弁です。でも気持ちの中では東北弁が混ざってるんですよね(笑)、賢治が好きだから。調子は江戸弁で、パンパンと機関銃みたい。私は実生活でもそういわれます。「ケンカしてるみたいだ」と。
 
 賢治の童話は、子どもの時に父が読んでくれていました。私は体がすごく弱かったんです。結核なので長生きしない、と親はかわいそうに思ったらしいんですね。それで、けっこう童話をよんでくれました。『やまなし』という作品の、「クランボン」って、なんか泡のような軽いものの気がしていた。カニが親子で話してるなんていいな、と思いました。家の近所に小さな水の湧いてるところがたくさんあって、沢ガニもいっぱいいたんですよ。それで「あ、あそこじゃないか」って思ってね、「クランボンはわらったよ」というのを、よくそこに見にいきました。
 内容よりも、変わった言葉を覚えてる。子どもってみんなそうかもしれない。ふつうの言葉じゃなくて、唱え言葉や歌のようなものをよく覚えてます。
 父はそういう人で、一方で母はとてもたくましい人でした。私が子どものころは、たらいで洗濯してました。『せんたくかあちゃん』(「こどものとも」269号)は、今思うと私の母親像なんですね。描いてるときには気がつかないんだけど、下地になっているのは母のたくましさだなあって、最近になって思います。
 (「こどものとも年中向き」2000年12月号折込付録より一部省略して再構成)


さとう わきこ
東京生まれ。児童出版美術家連盟所属。『とりかえっこ』(ポプラ社)で第1回絵本にっぽん賞受賞。『いそがしいよる』『すいかのたね』『あめふり』をはじめとする「ばばばあちゃんのおはなし」シリーズのほか、『せんたくかあちゃん』『おつかい』『るすばん』など絵本の作品多数。また「かがくのとも傑作集」にも、ばばばあちゃんの登場する料理の絵本『よもぎだんご』『ばばばあちゃんのおもちつき』『ばばばあちゃんのやきいもたいかい』(以上、福音館書店)などがある。長野県岡谷市と八ヶ岳山麓で、「小さな絵本美術館」を主宰。

1月 6, 2006 1981年, エッセイ | | コメント (0) | トラックバック (1)

1981(昭和56)年度にあったこと

福井県の敦賀原子力発電所が放射能漏れ事故を起こしていたことが発覚。(4月)
アメリカのスペースシャトル「コロンビア」が初めての飛行に成功。(4月)
パリ留学生人肉食事件:パリ大学に留学中の日本人学生が同じ大学に通っていたオランダ人女子留学生を殺害し、その肉の一部を食べたとして逮捕された。(6月)
深川通り魔殺人事件:東京都江東区深川の商店街で、覚せい剤常用者の男が、通りかかった近くの親子3人と主婦4人を刺殺し、他の女性2人に重軽傷を負わせた。(6月)
イギリスのチャールズ皇太子とダイアナ妃の結婚式、セントポール大聖堂でおこなわれた。(7月)
オンライン利用詐取事件:大阪府の三和銀行茨木支店預金係の女性が愛人の元旅行代理店経営者と共謀して、オンラインシステムの端末機を操作して現金5000万円と小切手6000万円を引き出し、海外逃亡していたことが発覚。(9月)
1946年に制定された「当用漢字表(1850字)」にかわって、「常用漢字表(1945字)」が内閣より告示された。(10月)

増田明美(17歳)が女子10000mで日本新記録を樹立。この年、増田は陸上女子長距離の記録を次々ぬりかえ、2月には初マラソンで日本最高記録を出した。(10月)
沖縄本島北部で捕獲された新種の鳥に「ヤンバルクイナ」と命名された。(11月)
ロス疑惑事件:米国ロサンゼルス市で銃撃により日本人女性が死亡した事件は、夫による保険金詐欺目的の殺人ではないかと週刊誌で報道され、テレビなどマスコミが「ロス疑惑」として大きな話題となった。(11月)
ホテルニュージャパン火災:東京都千代田区永田町のホテル「ニュージャパン」の客室から出火し9、10階を全焼。外国人22人を含む33人が死亡、29人が重軽傷を負うという惨事になった。(2月)
羽田沖に日本航空機墜落:日本航空の旅客機が、羽田空港に着陸寸前で海上に墜落。24人が死亡、149人が重軽傷を負った。原因は心身症の病歴を持つ機長の異常操縦だった。(2月)


主なベストセラー:『窓ぎわのトットちゃん』黒柳徹子(講談社)、『なんとなく、クリスタル』田中康夫(河出書房新社)、『アクション・カメラ術』馬場憲治(ベストセラーズ)
テレビ:『今夜は最高』(NTV)、『なるほどザ・ワールド』(フジテレビ)、『北の国から』(フジテレビ)など放送開始。
新商品:簡単温灸「せんねん灸」(千年堂)、「シェイプパンツ」「シェイプアップブラジャー」(ワコール)、熟年夫婦の旅行パック割引「フルムーンパック」(国鉄)、「レーザーディスク」(パイオニア)、写真週刊誌「FOCUSフォーカス」(新潮社)、「缶入りウーロン茶」(サントリー)
ヒット曲:『ルビーの指輪』寺尾聰、『奥飛騨慕情』竜鉄也、『スニーカーぶる〜す』近藤真彦
この年に登場したもの:「バード・サンクチュアリ」(北海道ウトナイ湖・日本野鳥の会)、「カプセルホテル」(新宿西口)、「光通信システム」(千葉市内・電電公社)

1月 6, 2006 1981年, そのころあったこと | | コメント (0) | トラックバック (0)

福音館書店から(第26回)

 あけましておめでとうございます。
 本年も「こどものとも」50周年記念ブログをよろしくお願いいたします。
 厳しい寒気と豪雪が日本列島をおおったまま年を越してしまいました。被害に遭われた方々には心よりお見舞い申しあげます。
 さて、今年はすでにお知らせしている「こどものとも」原画展をはじめ、50周年記念イベントもいろいろ準備しておりますので、おいおいこの欄でご紹介しようと思います。このブログも今週から「こどものとも」50年の歴史の後半、300号以降のバックナンバーを紹介していくことになります。
 昨年に変わらずどうぞお楽しみになさってください。

1月 6, 2006 福音館からのお知らせ | | コメント (0) | トラックバック (0)

ねことらくん

1981年4月号
030301

なかがわりえこ さく やまわきゆりこ え

ゆうじが部屋で遊んでいると、ネコがやってきて役割をとりかえっこしようというので、ゆうじはチョッキとネコのしっぽを交換して、ねことらになりました。ゆうじは外へでかけると、クマのおばあさんの荷物をもってあげたり、風船をもって浮かびあがってしまった子ウサギを助けたり、ねことらの力を発揮して大活躍……。『そらいろのたね』『たからさがし』のゆうじが登場する絵本です。

こどものとも301号
26×19cm 32ページ 当時の定価250円

この絵本は「こどものとも傑作集」の1冊として刊行されています。

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サラダでげんき

1981年5月号
030302

角野栄子 さく 長  新太 え

お母さんが病気なので、りっちゃんは元気になるサラダを作ってあげようと野菜を切っていましたが、ネコがやってきてかつおぶしを入れるといいよといいます。次にやってきたイヌはハムサラダが一番といい、スズメはトウモロコシ、アリは砂糖をすすめ、最後にはアフリカゾウが飛行機でやってきて……。サラダを食べたお母さんはたちまち元気に! 角野栄子の「こどものとも」第1作です。

こどものとも302号
26×19cm 32ページ 当時の定価250円

この絵本は2005年に「こどものとも傑作集」の1冊として刊行されました。

1月 6, 2006 1981年, 「こどものとも」バックナンバー | | コメント (3) | トラックバック (1)

おなかのすく さんぽ

1981年6月号
030303

かたやまけん さく・え

ぼくが歩いていたら、動物たちが水たまりで遊んでいるので、一緒になってバチャ、バチャ、バッチャン。クマやイノシシやヤマネコなどと泥んこ遊びをした後は、山にかけのぼって洞窟探検……。力いっぱい遊んだあと、クマがいいました。「なんだかきみはおいしそうだねえ。ちょっとだけなめていーい?」みんなのおなかがグーっと鳴って……。野性のエネルギーに満ちあふれた絵本です。

こどものとも303号
26×19cm 32ページ 当時の定価250円

この絵本は1992年に「こどものとも傑作集」の1冊として刊行され、現在も販売されています。

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おじぞうさん

1981年7月号
030304

田島征三 さく・え

おうめばあさんは、孫の寝小便が治るようにとお地蔵さんに願をかけ、大福餅をお供えしました。お地蔵さんは大福餅を見てよだれをたらし、よだれをふんだイヌは転んで、それを見た和尚さんは大笑いして池に落っこち、池からドジョウがとびだしてカラスの口の中に……。最後に孫の寝小便が治って、お地蔵さんはよだれかけをもらいます。リズミカルに次々事件がつながってゆく絵本です。

こどものとも304号
19×26cm 28ページ 当時の定価250円

この絵本は1988年に「こどものとも傑作集」の1冊として刊行され、現在も販売されています。

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じてんしゃに のって

1981年8月号
030305

笠野裕一 さく・え

ひろしはおじさんから青い自転車をもらいました。さっそくイヌのペドと競争しながら公園にいくと、友だちに注目されて大得意。昼ご飯の後、ひろしはお父さんとサイクリングに出かけました。野原をぬけ、大きな木の下で雨宿りした後、森をとおって坂道を登りきるとと、目の前に広々と海が広がっています。自転車で新しい世界に乗りだしていく子どものわくわくする気持が描かれます。

こどものとも305号
19×26cm 32ページ 当時の定価250円

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しろきちとゆき

1981年9月号
030306

菅野拓也 さく 中谷千代子 え

動物園で暮らす2匹のシロクマ、しろきちは北極生まれ、ゆきは動物園生まれ。ある日、2匹の元気がないので獣医さんが調べてみますが、どこも悪いところはありません。動物園の人たちは相談して氷屋さんに氷を運んできてもらいました。氷で遊ぶうちに、しろきちは北極の海を思いだし、ゆきに北極のことを話しました。動物たちの現実の姿を実話に基づいて描きます。

こどものとも306号
26×19cm 32ページ 当時の定価250円

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ムッシュ・ムニエルのサーカス

1981年10月号
030307

ささきまき さく・え

魔術師のムッシュ・ムニエルは空飛ぶ魔法のパイから落っこちて、通りかかった手品師に激突。手品師のかわりにサーカスで手品をすることになりました。呪文を唱えてニワトリを卵に変えて見せますが、次に呪文を唱えると観客が卵になってしまいます。あせったムニエルが呪文を唱えるたびに、ライオンがカエル、ブランコ乗りがゾウに変身して、大騒動に……。ムッシュ・ムニエルの絵本第2弾。

こどものとも307号
26×19cm 32ページ 当時の定価250円

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りゅうになりそこねたハブ

1981年11月号
030308

沖繩民話 儀間比呂志 ぶん・え

貧乏な青年カナーが山で雨宿りしてると、3000年の修行を積んだハブが、龍になるために天に昇ろうとするところを目撃しました。ところが修行中に一度でも人に見られると天に昇れなくなってしまうのでした。ハブがたいへん悲しむので、カナーは誰にもいわないと約束をします。お礼にハブからどんな病気も治すことができる「龍糞」をもらったカナーは、おかげで大金持ちになりますが……。

こどものとも308号
26×19cm 32ページ 当時の定価250円

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ゆうちゃんと めんどくさいサイ

1981年12月号
030309

西内みなみ さく なかのひろたか え

ゆうちゃんが朝起きて歯磨きをしないで遊んでいると、歯がとんがって牙になってしまいました。お母さんに「オオカミさんの子におなり」といわれて家を出たゆうちゃんは、オオカミの家にいっても帽子を脱がないでいると、こんどは角が生えてきて……。何でもめんどうくさがるゆうちゃんは、オオカミにも鬼にもトロルにも追いだされ、たどりついたのは“めんどくさいサイ”の家でした。

こどものとも309号
19×26cm 32ページ 当時の定価250円

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なおみ

1982年1月号
030310

谷川俊太郎 作 沢渡 朔 写真

「わたしの うまれる/ずっと まえから/なおみは いた/わたしのそばに」遠くを見つめるなおみ。何も話さないなおみ。あなたはいくつ? どんな夢を見るの? なおみという名の日本人形と一緒に過ごす幼い少女の日々を詩と写真で綴ります。斬新なテーマと表現に、話題をまきおこした絵本です。

こどものとも310号
26×19cm 32ページ 当時の定価250円

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ひとも いぬも そらとんだ

1982年2月号
030311

加納 登 さく・え

遠い南の島で、太ったおじさんが木陰で寝ているのを空から見ていた若い神様は、ちょっといたずらしてやろうと、鳥の羽でおじさんのおへそをこちょこちょとおまじない。目を覚ましたおじさんは手をばたばたして、ふんわり空に飛びあがりました。神様のいたずらを見ていたカニに話を聞いて、島のみんなはまねをして子どもも大人もイヌもブタもみんなふわふわ……。のどかなお話です。

こどものとも311号
26×19cm 32ページ 当時の定価250円

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むるとめるのぼうけん

1982年3月号
030312

久我通世 さく・え

兄さんのむるは作りたがり屋。妹のめるは行きたがり屋。こびとの兄妹は、ひなた山のてっぺんから、葉っぱのそりですべりおり、花畑で遊びました。次は花の車と葉っぱの帆をつけたヨットを作りましたが、風が強くて吹き飛ばされ、川の中へまっさかさま。そこでこんどは、ガマの穂でいかだを作って川をくだっていきます。ものを作る楽しみと、遠くへいく冒険にみちた絵本です。

こどものとも312号
19×26cm 32ページ 当時の定価250円

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いそがしいよる

1981年9月号
041008

さとうわきこ さく・え

星がきれいな夜、ばばばあちゃんは家の中にいるのがもったいなくて、ゆりいすを外に持ちだしてお星様をみていました。やがて遠くの森からお月さんも出てくるのを見ると、いっそのこと外で寝てしまおうと考えました。そこでベッドと毛布と枕を、それからお茶の道具も、そしてテーブルやレンジ、しまいには家のものを全部持ちだしてしまいます。ばばばあちゃんの絵本の第1作です。

普及版こどものとも1981年9月号
19×26cm 28ページ 当時の定価220円

この絵本は1987年に「こどものとも傑作集」の1冊として刊行され、現在も販売されています。

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クリスマスには くつしたを おわすれなく

1981年12月号
041009

角野栄子 さく 菊池恭子 え

編み物屋のナナさんはクリスマスには大忙し。ちくちく、あみあみ、注文を受けて靴下を編んでいきます。まずクマからスズメまで森の動物たち、次にはクジラからタコまで海の生き物たち、そして町の人たちはお相撲さんからお化けまでやってきます。でも最後にきたのは難しい注文でした。女の子がゾウの赤ちゃんが入るくらいの靴下を編んでというのです。クリスマスの心温まるお話です。

普及版こどものとも1981年12月号
26×19cm 28ページ 当時の定価220円

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