はずかしがりやのおつきさん
1977年9月号
すずきこうじ さく・え
まんまるの月が野原を照らしている夜、ウマのロシナンテがその光の中で手紙を書いていました。あんまり月が明るいので、馬車の中で寝ていた女の子のギューリーちゃんもネコのダイナもイヌのイワンも、みんな目を覚まして月をじっと見つめました。すると月は恥ずかしがって雲に隠れてしまいました。ロシナンテはギターを手に取ると……。群青色だけで月明かりの世界が描かれています。
「こどものとも」258号
26×19cm 32ページ 当時の定価200円
12月 2, 2005 1977年「こどものとも」バックナンバー | Permalink
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久しぶりに読みました。すずきこうじという作家の文と絵です。 私自身は幼い時に読んだ記憶がないのですが、月光を表す蒼色だけで描かれているのに強烈なインパクトのあ... [続きを読む]
受信: 2006/04/28 4:49:19
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コメント
月の光の魅力、闇夜の中の月光の静けさ、自分も物語りの中に入って、月の光を浴びている感覚にひたりました。
本当に胸キュンな思い出の絵本です。あぁ、読みたいもう一度!
投稿: にきち | 2006/03/11 19時17分