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2005/11/04

福音館書店から(第18回)

 今週紹介する「こどものとも」1973年の4月号(205号)からは、前回の征矢清のエッセイにありましたように、本文が2場面増えて32ページ(15場面)になり、用紙も変わって、原画の再現性も格段に向上しています。
 この原画の再現性の改善については、実は製版方法においても、この年から従来の写真製版に替わり、スキャナーによって原画から色のデータを直接読み取って製版する方法がとられるようになったことが、大きな原因になっています。
 これによって、絵本の場面数や制作過程においては、現在の「こどものとも」と同じ形がほぼできあがりました。(その後にも、用紙の変更や製本方法の変更などはありますが。)

 さて定価も100円から150円に一気にあがりました。定価値上げの要因は、先に述べたような場面数や用紙の変更によるものが大きいのですが、この当時は、物価全体がたいへん勢いで上昇していったいわゆる「狂乱物価」の時代であったことは、「そのころあったこと」からもわかっていただけると思います。
 来週からも、新しい時代に入った「こどものとも」を紹介していきます。ご期待下さい。

11月 4, 2005 福音館からのお知らせ |

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