12のつきの おくりもの
1971年12月号
スロバキア民話 内田莉莎子 再話 丸木 俊 画
マルーシカは継母とその娘にいつもつらい仕事ばかりさせられていましたが、美しい娘に育っていました。継母たちはマルーシカを憎み、寒い冬の日、森でスミレを摘んでくるようにと命じました。泣きながら雪に埋もれた深い森にはいっていくと、大きなたき火を囲んだ12の月の精に出会いました。話を聞いた12月の精が3月の精に席をゆずると……。丸木俊が美しく描いた昔話の絵本です。
「こどものとも」189号
26×19cm 28ページ 当時の定価100円
この絵本はこどものとも創刊50周年記念出版「こどものともセレクション」の1冊として2006年1月中旬にハードカバーで刊行されます。
再話の内田莉莎子さんのエッセイはこちらから。
10月 20, 2005 1971年「こどものとも」バックナンバー | Permalink
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「12のつきの おくりもの」
スロバキア民話 内田莉莎子 再話 丸木 俊 画
(現在販売されていません。2006年1月に「こどものともセレクション」として復... [続きを読む]
受信: 2005/11/30 13:24:38
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コメント
いつも楽しみに伺っている、子どもの本を紹介していらっしゃるブログで、こちらを教えていただきました。
こどものとも、我が家には167号から221号まで、まだ保管してあります。幼稚園に通う弟のために購入していたのだと思うのですが、当時もう大きくなっていた私も結構愛読してました。
ただ、189号だけが抜けていて、この夏に絵本の整理をしたときから、何の本だったのかしら・・・ととても気にかかっていました。
こちらでタイトルが「12のつきのおくりもの」だったと知って、「あぁ、読んだ!」とはっきり思い出しました。森は生きているは学校で劇でも演じたのでマルシャークの方を先に読んだのですが、その原型のお話ということで絵も鮮明に覚えています。
189号が何の本だったのかわかってスッキリしました。ハードカバーも刊行されるということなので、懐かしい本をまた手に取れるのを楽しみにしています。
投稿: totoko | 2005/10/28 23時38分
とうとう見つかりました!やっと思い出しました!ずっとずっと探していた絵本が。そうなんです、この「12のつきのおくりもの」が、私がずーっと「もう一度読みたいなぁ、子供に読んで聞かせてあげたいなぁ」と思っていた本だったのです。このお話は、私が幼稚園に通っていたときに生活発表会で題材にされたお話で、私はその他大勢の役どころでしたが、とっても楽しく演じたことを覚えています。題名を間違って「12月の精(じゅうにつきのせい)」と覚えてしまっていたために、今の今まで探せずにいたのです。今回このお話のあらすじを読んで「これだ!!」と大喜びしました。2006年1月にハードカバーで刊行されるということで今からとても楽しみです。
投稿: みえかあさん | 2005/10/24 03時00分