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2005/08/12

ちいさな ねこ

1963年5月号
030086

石井桃子 さく 横内 襄 え

ちいさなねこが、部屋から庭におり、門を出て走っていくと、子どもにつかまえられたり、自動車にひかれそうになったり、外には危険なことがいっぱい。大きないぬに追いかけられて、木の上でないていると、お母さんねこが聞きつけて探しにきました。お母さんねこは大きないぬを追い払い……。こねこの冒険心と、お母さんといっしょにいる安心感が、子どもの心をとらえてはなさない絵本です。

「こどものとも」86号
19×26cm 28ページ 当時の定価100円

この絵本は1967年に「こどものとも傑作集」の1冊として刊行され、現在も販売されています。

8月 12, 2005 1963年「こどものとも」バックナンバー |

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 こどものとも50周年記念ブログなるものがあると知り、早速見てみた。福音館書店のメルマガを購読しているのに、いつも斜め読みをしていて、今まで気づかなかった(汗)... [続きを読む]

受信: 2005/08/23 23:46:33

コメント

ご質問ありがとうございます。よく気がつかれましたね。『ちいさなねこ』の絵柄の変更は、月刊の「こどものとも」から、「こどものとも傑作集」として再発行する際にしたものです。いずれにしても40年以上前のことで正確な記録は残っていないのですが、たまたま、5日に来社された横内襄さんに当時の経緯をお聞きしたところでしたので、まさにタイムリーなご質問でした。横内さんのご記憶では、「登場する自動車が、月刊時には“19○○年式のブルーバード”と特定できるくらい正確に描いたのですが、それでは本がすぐに古いものになってしまう。そのあたりをあえて特定しないように変更したのだったと思います」とのこと。その他の点でも、猫や犬の描き方がクリアーになっていたり、特に主人公の子猫が、その表情がよく見えるように描き直されています。横内さんが久しぶりに描いてくださった『じいちゃんとうま』(「こどものとも年中向き」2006年2月号)を担当させて頂いた経験から感じるのですが、横内さんは絵本の制作過程でも、どこか一ヵ所直したいところが出てくると、その度に本全体を見直して、結局いろいろな箇所をよりよくなるようにと描き直すようなお方です。そうした最後まで手を抜かない誠実な製作態度から、この『ちいさなねこ』の絵柄変更は成されたのですね。

投稿: こどものとも第一編集部 | 2006/04/06 18時54分

3歳の子どもにそろそろ読み聞かせができると思い、帰省の折りに実家の本棚から引っ張り出して自宅に持ち帰りました。
後日、図書館に同じ本があるのを息子が見つけてその場で読んであげたところ、絵の改定がされているのにびっくり。1970年代以降の増刷版でした。変更点を大まかに挙げると
・ねこを追いかける犬の垂れ耳になっている箇所が修正。シェパードを髣髴とさせるイメージになっている。
・こねこが轢かれそうになる自動車が外車っぽいデザインに変化。
・横切っていく大きな街道沿いの民家にデコラティブな看板が描き足し。
等々。これは、東京オリンピックを境に変貌した東京の街並みに合わせ改訂したものか?と推測しているのですが・・・どういう経緯があったのか知りたいです。

投稿: つちやけん | 2006/04/06 00時09分

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