かさじぞう
1961年1月号
瀬田貞二 案 赤羽末吉 画
編み笠を作って暮らしているじいさんは、正月の餅を買うために、笠を五つ持って町に売りに出かけましたが、さっぱり売れません。そのうちに日が暮れて雪も降ってきたので、しかたなく戻ってくる途中、野原に立っているお地蔵さまに雪が積もっているのを見て、持っていた笠を全部かぶせてあげました。翌朝、どこからか橇引きの声が……。日本の昔話の語り口を生かした再話です。赤羽末吉の最初の絵本。
「こどものとも」58号
26×19cm 20ページ 当時の定価50円
この絵本は1966年、「こどものとも傑作集」の1冊として刊行され、現在も販売されています。
7月 22, 2005 「こどものとも」バックナンバー1960年 | Permalink
この記事へのコメントは終了しました。
コメント