2012年5月15日 (火)

松江泰治さん、宇井眞紀子さんが東川賞を受賞されました!

写真家の松江泰治さん(2011年9月号付録・豆本「OMAN」、2010年1月号写真ページ「cccell」)、宇井眞紀子さん(2006年12月号写真ページ「カムイの民に戻りましょう」など)が、第28回写真の町東川賞を受賞されました!
心よりお祝い申し上げます。おめでとうございます。

東川賞は、これからの時代をつくる優れた写真作品(作家)に対し、北海道東川町が1985年より贈呈している賞です。

【2012年の東川賞受賞作家】

海外作家賞 アリフ・アシュジュ
国内作家賞 松江泰治
新人作家賞 志賀理江子
特別作家賞 宇井眞紀子
飛彈野数右衛門賞 南 良和

受賞のことばなど、詳しくはこちら。
http://photo-town.jp/2012higashikawa-prize-exhibition/index.html

7月28日には授賞式が、翌29日には受賞作家フォーラムが、また28日より受賞作家展が、東川町文化ギャラリーで開催されます。
お近くの方は、ぜひこの機会に作品をご覧ください。

5月 15, 2012 編集部だより | | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年2月16日 (木)

写真家・山本尚明さんの山猫写真館

小誌「絵本作家のアトリエ/書斎」(最新は来月発売の4月号・松岡享子さん!)などで、

これまで素敵な写真を撮ってくださっている写真家の山本尚明さんが、

実は1年ほど前、東京・三鷹に「ストーリーのある家族写真」をコンセプトにした〝写真館〟

をオープンしていました

その名も、山猫写真館

Logo_top

http://yamaneko-photo.jp/

http://www.facebook.com/yamaneko.photo?sk=app_208195102528120&app_data=dlt

いつだか写真館の名前の由来をうかがったら、「山本だから(笑)」と、

妙に説得力がある(のかないのか)答えが返ってきましたが、

それはともかく、かわいい黒猫をあしらったロゴマークは一度見たら忘れられません。

http://yamaneko-photo.jp/index2.html

↑ホームページも充実していて、撮影のながれや料金など依頼までの詳細がわかるほか、

なぜこのデジカメ全盛の時代に、

プロの写真家があえてフィルム写真にこだわって〝写真館〟を開いたかがわかる「はじまり」、

定期的に行っている絵本の読み聞かせ会のことや、訪れたお客さんのことなどをブログで綴った「日々」など、

読み所もたくさんです。

お近くの方も、そうでない方も(駐車場もあるそうです)、何かの記念日に

一度訪れてみてはいかがでしょうか。

山猫写真館

住所 〒181-0013 東京都三鷹市下連雀6-14-20-1F

電話 042-257-3256

(F)

2月 16, 2012 編集部だより | | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年9月16日 (金)

ぐるぐるちゃん

昨日、新刊絵本『ぐるぐるちゃん』(長江青 文・絵/菊地敦己 構成 )

原画展のレセプション・パーティーに行ってきました。

場所は、撮影などで「母の友」にも協力していただいている

東京・南青山のUTRECHT/NOW IDeA(http://www.nowidea.info/?p=3330)。

Guruguru1_2

たくさんの人の熱気があふれるなか、

どーんと、『ぐるぐるちゃん』が置いてあります。

Guruguru2

これは、ミナペルホネンの鳥バッグに入った、

『ぐるぐるちゃん』…。

Guruguru4

あ、ぐるぐるちゃんのお面も発見(カワイイ…)。

Guruguru3

原画展コーナーに行ってみます。

Guruguru5

ベランダに山小屋(?)を設置して、

その中に入って見るという工夫がこらされてました。

Guruguru6

Guruguru7

これは、外に貼ってあった巨大ぐるぐるちゃん。

Guruguru9

ちょっとお腹がすいたと思って中に戻ると、

ぐるぐるロールケーキ(?)が目に入りました

(むこうにはぐるぐるクッキー)。

Guruguru10

……おいしかったです。

最後に、著者の長江さんに無理を言って、

お面をかぶってもらいました。

Guruguru11

われながら、なかなかいい写真が撮れました。

***

ほかにも長江さんお薦め絵本を並べた

「ぐるぐる図書館」など、趣向をこらした

楽しい原画展でした。(F)

********************

今週末、祝日の19日(月)までやっているそうです。

お近くにきた際にはぜひ寄ってみてください。

●UTRECHT/NOW IDeA

 東京都港区南青山5-3-8 パレスミユキ2F(map)
 TEL 03-6427-4041
 FAX 03-6427-4042
 MAIL info@nowidea.info
 Twitter UT_IDeA / aMoule

 営業時間 12:00-20:00

(上記HPより)

「ファッションブランド「ミナ ペルホネン」でデザイナー、プレスとして活動する長江青による初めての絵本『ぐるぐるちゃん』の発売に合わせて、原画を中心としたエキシビションを行います。

「ぐるぐるちゃん」の絵は、紙に絵の具でモチーフを描いてからちぎり絵にする、 という方法で描かれています。これはもともと著者が、ミナ ペルホネンで図案を 起こす時に慣れ親しんでいた、自作色紙での貼り絵から発展した技法と言えます。 今回、絵本を作るにあたっては、色むらや刷毛あとによる色の微妙な変化などを 存分に活かしつつ、布のプリントの時とは異なるプロセスを楽しんで制作に取り 組んだそうです。2歳前後までのごくごく小さなこどもを思いながらつくられた絵本。
手触り感のある温かいタッチで、大胆に表現された「ぐるぐるちゃん」を、多くの読者に楽しみ、親しんでもらえたらうれしいです。

またテラスには、長江さんが選んだ絵本が並ぶ「ぐるぐる図書館」が併設され、
展示期間中だけの特別メニューもできました!

・ぐるぐるちゃんクッキーteaセット

・ぐるぐるロールケーキteaセット(土日限定)

※数に限りがございますので売り切れの際はご了承下さい。

小さなお子さまも楽しめる展示です。
お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。」

9月 16, 2011 編集部だより | | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年8月12日 (金)

徹底解説! 豆本の作り方

前項で見たように、ながーい歴史のある小誌付録としての豆本ですが、新しく読者になってくださった方は、「えっ、自分で製本するの!?」と驚かれているかもしれませんね。

大丈夫。作り方を見てくだされば、どなたにでも簡単にできるんです。

今回は、本誌「豆本の作り方」にプラスアルファのコツを含め、写真で徹底解説いたします!
手作りの楽しさを、ぜひ味わってください。

豆本を作ろう!

用意するもの

「母の友」2011年9月号

定規
スティックのり
カッター 大きめをおすすめします。かならず新しい歯で。
敷紙 のりを塗るときに使います。
ぬれぞうきん のりづけの際、結構指が汚れます。こまめに拭くと豆本に汚れがつかずきれいにできます。
千枚通しなど カードを折る際、何かとがったもので中心線に印をつけておくときれいに折れます。ゼムクリップでも代用可

作り方
1 巻末から豆本のページ(『OMAN オマーン』)を切り取る。

2 よく切れるカッターで、黒い実線に沿って切り取る。
  表紙カード下には、あえて実線が入っていませんが、切り取るのを忘れないで。
  16枚のカードができる。

Photo

3 表紙カードを除いた15枚を中央の青い印にあわせて二つ折りにする(谷折り)。
  定規をあて、千枚通しなどやクリップなどで線をつけると折りやすい。
  なるべくしっかりあとをつけて折っておく。

Photo_2

4 折ったカードをページ順に並べ、裏面にのりを薄く均等に塗り、2ページの裏と3ページの裏、4ページの裏と5ページの裏……という具合に貼り合わせる。
  折り線をきちんとそろえて貼る。

Photo_3

5 背をぴったり合わせ、片側ずつ表紙のカードを貼ったら(慎重に!)、

  Photo_5

  背の部分に角が出るように爪でよくしごく。
  この段階では、表紙を除いた本文紙が小口側に3ミリ程度、表紙からはみ出ています

6 4の状態の豆本を、重い本などの間にはさみ、一晩押しをする。

7 翌日取り出し、化粧裁ちをする。
  天地は表紙にある青い線に沿って、また小口側は表紙の端に沿って定規をあててしっかり押さえ、カッターで何度もなでるようにして切れば、できあがり。
  カッターは垂直にあてる。

Photo_7

  背のほうからゆっくり、力を入れすぎないように

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8月 12, 2011 編集部だより | | コメント (1) | トラックバック (0)

2011年8月 8日 (月)

付録・豆本のながーい歴史

333356737 9月号の巻末付録、豆本「OMAN オマーン」 、もうお作りいただきましたか?

自分の手で製本する楽しみをたっぷり味わえる豆本ですが、「母の友」ではなんと42年前からたびたび登場している、おなじみの付録

その作り方は、また次回くわしく解説するとして、まずは「母の友」での豆本の歴史を振り返ってみましょう。

こちらは、編集部で保管している製本済み豆本の一部です。小さなお菓子の箱にぴったりおさまって、まるで本棚みたいです。

Photo

これまで登場した「豆本」は、以下の37点。
あなたはいくつ、お持ちですか?

まねこじき」安野光雅
1969年11月号 198号

まめのほん」安野光雅
1970年4月号 203号

ちっちゃなちっちゃなものがたり」瀬田貞二訳・瀬川康男絵
1972年4月号 227号

なんじゃもんじゃ博士の大冒険」長新太
1977年1月号 284号

おばあちゃんのくちぐせえほん」東君平
1977年4月号 287号

手品」安野光雅
1977年9月号 292号

繪本蟲問答」天野祐吉述・梶山俊夫画
1978年1月号 296号

うさぎくんときつねくん」なかのひろたか
1978年4月号 299号

長靴をはいた猫」シャルル・ペロー原作 堀内誠一再話・絵
1978年9月号 304号

「変なお茶会」佐々木マキ
1979年1月号 308号

銀バエの冒険」鈴木康司
1979年4月号 311号

どんぐり森のどんぐりころころ美術館」平山英三
1979年9月号 316号

ハンザキ大将」勝又進
1980年1月号 320号

」小川忠博
1980年4月号 323号

青梅マラソン」小川忠博
1981年2月号 333号

くんぺい ずっと ずっと まえ」東君平
1981年8月号 339号

ありとてんとうむし」得田之久
1981年12月号 343号

」秋山亮二
1982年2月号 345号

鳥の歌」平山英三作 近藤信子採譜
1982年10月号 353号

けいことたまのおいしいドーナツ」山脇百合子
1983年12月号 367号

けいことたまのおいしいホットケーキ」山脇百合子
1984年12月号 379号

橋を渡るは」井上洋介
1985年12月号 391号

2999年」タイガー立石
1986年12月号 403号

こたつ」片山健
1987年12月号 415号

ちょっと うるさいみたい」鈴木康司
1988年12月号 427号

はこ」土橋とし子
1991年1月号 452号

じゃぐちくん」かわむらふゆみ
1991年12月号 463号

おおきなうち」ひのかずなり文・貝原浩絵
1992年7月号 470号

こねこのパイル」広野多珂子
1992年12月号 475号

のぼってのぼって」村田まり子
1993年11月号 486号

お母さんと」大野広幸
1995年1月号 500号

これなあに」津田真帆
1996年5月号 516号

やもりのやもちゃん」きもとももこ
1996年10月号 521号

とり」フジモトマサル
1996年12月号 523号

つぐみちゃん どこ?」アンヴィル奈宝子
1997年9月号 532号

サボテンの災難」平野恵理子
1998年7月号 542号

OMAN オマーン」松江泰治
2011年9月号 700号

8月 8, 2011 編集部だより | | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年7月 5日 (火)

連載「ないものがある世界」

4月号より始まった連載「ないものがある世界」(文・今福龍太、絵・村瀬恭子)。
お楽しみいただいているでしょうか?

お気づきの方も多いと思いますが、この連載は、隔月で2つの物語が交互に展開しています。
偶数月号(4・6・8月号…)では「ないものがなく、あるものだけがある」世界。
奇数月号(5・7月号…)では、「ないものがあり、あるものが消えゆく」世界。


ノアという少年によって導かれてゆくこの「ないものがある」世界と、もう一方の現代の私たちが住む世界がパラレルに描かれながら、これからの世界のあり方を模索していく、壮大な思考実験となっています。

謎に満ちた物語は、今後どのように発展していくのでしょうか。

ドイツ・デュッセルドルフ在住の画家、村瀬恭子さんとの即興的コラボレーションにもぜひご注目を。

未来を生きる子どもたちを育てるすべての大人に、じっくり読んで、感じて、考えていただきたい連載です。

7月 5, 2011 編集部だより | | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年12月 3日 (金)

「さむがりやのサンタ」からの手紙?

Briggsgreeting_2 いよいよ師走。
大人になると本当に時の経つのが早いなあ、と冷や汗かきながら実感する今日この頃です。

12月といえば、クリスマス!
クリスマスといえば、サンタクロース!
サンタクロースといえば、『さむがりやのサンタ』です!(?)

11月号の「絵本作家のアトリエ」では、1974年刊行(日本版)のこの絵本の作者、レイモンド・ブリッグズさんを訪ねました。
その際、「日本のお母さん方に」とメッセージをいただきましたので、ここにご披露いたします。

日本に住むすべてのお母さんへ

やあ、こんにちは!
わしは今、めちゃくちゃにすてきなクリスマスを過ごしているところさ!

心をこめて
レイモンド・ブリッグズより

2010年3月30日

みなさんも、どうかすてきなクリスマスをお過ごしください。

12月 3, 2010 編集部だより | | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年6月18日 (金)

とうとう-20キロ!!

皆様

長らくご無沙汰しております。

編集部のです。

昨年の11月に初めてこの場所に登場して半年余り……。

アラフィフの化粧についてのアドバイスも

大変、役に立ちました。

ありがとうございます o(_ _)o。

昨年9月から始めたダイエットで

現在-20キロを突破しましたので

ここにご報告します!

一番太っていたときに着ていた服は、

19号サイズでした。

Katuo3_3 (昨年の同じ時期に撮影しました……このころは17号でした)

今では9号も着られます。

ダイエット……と言っても大したこととはしていません。

生活を変えただけです。

たくさん歩くこと、そして、

食べ物は偏らずにゆっくり食べること

です。

これを生活の一部に組込んで慣れてしまうまで

多少の忍耐と時間が必要かもしれません。

でも慣れてしまうと、負担感なく痩せられるので楽ちんです。

体の皮膚のたるみも少しずつ無くなっていくものですね。

アドバイスに従って、化粧方法も変えました。

Katuo618hannincpsd_5 気分がちょっと華やかになります。

(上の写真は、以前撮影した服と同じほうが比較できるかと思って撮影したのですが、

ぶかぶかでかえってわかりにくくなってしまいました。あご、腕、脇腹の贅肉が随分落ちたんですよ

現在の私の合い言葉は

ゆっくり子育て 

たっぷり絵本 

美は執念!……

(◎´∀`)ノ です。

皆さんの経験も、ご紹介ください。

6月 18, 2010 編集部だより | | コメント (1) | トラックバック (0)

2010年5月11日 (火)

これはなんでしょう?

校了日の夜。

黙々と校了作業しているはずの部屋から

突如編集長の悲鳴が聞こえてきました。

なんだろうと、現場にかけつけると、

こんなものがありました。

Totte

いったいなんだかわかりますか?

Totte2

ドアノブがはずれたのでした。

「左利きだから、左に回すでしょ。そうすると、これ、はずれ

やすいようになってるのよ」と、これが二度目の編集長が

言い訳めいたことを口にしながら、自分で直してました。

そんな校了日の夜が過ぎていきます。(F)

5月 11, 2010 編集部だより | | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月10日 (月)

一人雨対策

すっかり春を通り越して初夏のような陽気が続きましたね。

社内の空調も冷房に切り替わり、人と本とモノの密集する編集部では、早くもスイッチを入れることが増えてきました。

今日も、まとまらない原稿を前に朦朧としていると……

ぴゅっ、ぽた

と何かがお腹のあたりに飛んできました。

む、虫!?

違います、水滴です。
上から飛んできたようです。

見上げると、私の席の真上に空調吹き出し口が。

ああ、またこの季節がやってきたか……

そうです、昨年も天井からランダムに落ちてくる謎の水滴に肩やお腹を濡らした私。
具体的にどこから水が落ちてくるのか突き止めることができずじまい。応急処置として突っ込んだティッシュがさびしく揺れています。

Capwi5x3 仕方がないので、今年も新しいティッシュ(「鼻セレブ」)を挿入し、よろよろ原稿に戻るのでした。

どなたか、恒久的解決法をご存じの方がいらっしゃいましたら、ぜひご一報を!! (ゆ)

5月 10, 2010 編集部だより | | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年4月30日 (金)

足もとを見つめる

最近、よく自分の足もとを見つめます。

すると、



Ashimoto1

コンクリートの間から、けなげに(?)咲く花が

目についたりします。

また、ある日の会社のエレベーター前では、

Ashimoto2

虹が見えたんです。

きれいでした。

さらに、別の日、道ばたに思わぬメッセージ

が落ちてました。

Ashimoto3

確かに、サンドイッチに入ってたりするレタ

スのシャキシャキ感はたまらないなあと、

どこのだれだかわからない人に思わず、

共感しました。

そして、この間……

Ashimoto4

ちょっと画像が見にくいかもしれないですが、

「ぷりんちょんまげ」です。

いったいだれが何のために、と想像がふく

らみました。

足もとには、思わぬ発見があるという話でし

た。(F)

4月 30, 2010 編集部だより | | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年4月14日 (水)

ボフダン・ブテンコさん来日記

483400208x_2しずくのぼうけん』という絵本をご存じですか? 
一滴の水がどこから来てどこへ行くのか──しずくがたどる冒険の旅を、科学的事実をふまえ、シンプルで楽しい絵で描いたモダンな絵本です。

ポーランドで生まれたこの本が日本で出版されたのは1969年。なんと40年以上も前のことです。
何世代にもわたって、愛され続けてきました。

Butenko1 先月末、この本の絵を描いたポーランド人画家、ボフダン・ブテンコさんが30年ぶりに来日され、ちひろ美術館・東京銀座・教文館ナルニア国でのイベントに登場なさいました。

3月24日に行われたナルニア国での『しずくのぼうけん』サイン会の模様を、レポートします!

テルのロビーに現れたブテンコさんは、長身で穏やかな男前! 英語もとても流ちょうです。
私は祖父がフランス人なので、英語よりはフランス語のほうがずっと得意なんです」。

当日はあいにくの雨と寒さ。
日本の桜を楽しみにしておられたブテンコさんにはお気の毒でしたが、一日精力的にイベントに参加されました。

サイン会会場となった教文館ナルニア国の店内に入るやいなや、ブテンコさんが目を丸くして両手を広げました。
「マツイサン!」
そこにいたのは、小社相談役で「私のことば体験」の連載でもおなじみ、松居直でした。

ホテルからの車の中でも、「30年前の来日の際、マツイサンの家に3カ月も滞在させてもらった。マツイサン一家に教えてもらった数々のこと、その親切が忘れられない。今回も会えるのが本当に楽しみだ」と繰り返していらっしゃったブテンコさん。

また松居のほうも、ブテンコさんの来日を心待ちにしており、予定されていた夕食会まで待ちきれずにサイン会を見に来ていたのでした。

30年の時を経て、感動の再会!
高齢の2人が、文字通り目に涙をいっぱいためて見つめ合っている場面は、居合わせたものにも感じるものがありました。

Butenko3 サイン会の前には、ナルニア国ホールいっぱいに集まった読者の方々(子どももおとなも)を前に、ブテンコさんによるポーランド語版『しずくのぼうけん』の読み聞かせがありました。
ことばはわからなくても、ことばの響きは、内田莉莎子さんの訳に似て、リズミカル。
子どもたちも夢中になって、絵を追っています。

その後、わざわざポーランドから持参してくださったオリジナル原画の披露もあり、うれしいサプライズ!
ブテンコさんは、ポーランドでは絵本はもちろん、テレビアニメーション、童話の挿画、そして大人向け新聞漫画も手掛ける有名人です。
現地で出版されている絵本の原画も続々飛び出し、楽しいひとときとなりました。

Butenko2_2 サイン会では、たくさんのお客様がわが子や知人へのプレゼントにしたいと『しずくのぼうけん』をお買い求めくださいました。ありがとうございました!
100冊を越える本に、一つ一つすてきな絵と宛名を添えて、丁寧にサインをするブテンコさん。
参加者の心にも、その姿がきっと焼き付いたことでしょう。

サイン会には、『しずくのぼうけん』日本語版のレタリングを担当した故・堀内誠一さんの娘さん、堀内花子さんや、翻訳を担当した内田莉莎子さんのお嫁さん、さらに30年前の来日時のホスト役を務められた童話屋の田中社長などもいらっしゃり、ブテンコさんも感激ひとしお。

堀内誠一さんには、ロシアのモスクワで大変お世話になった。トランジットのためモスクワで数時間もてあましていた私を、当時現地に滞在していた堀内さんが、丁寧に案内してくれたんだ」とのこと。

Butenko5

イベントが終了しても、ブテンコさんの一日はまだ終わりません。
休む間もなく、松居直を始め、小社編集部の担当者を交えた夕食会へ。

30年前の思い出、今の絵本のことなど、話題は尽きず、楽しい夕べとなりました。(Y)

←ポーランド土産を前に。ブテンコさんと松居直。

4月 14, 2010 編集部だより | | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年3月19日 (金)

えもんかけ

 わが家には、チョウチョの形をしたハンガー(後日写真をアップ、するかもしれません)があります。子どもの上着やバッグをかけるためのもので、妻が買ったのですが、それについてのみど(娘)との会話です。

みど:でもさあ、ママってハンガーのこと、えもんかけって言っちゃうんだよね。
私:古いなあ。時代劇みたいだ。
みど:むかしだったら、「えもんかけを、とれい!」とか「えもんかけをとってくださいまし」なんて言っちゃうのかな。
私:いや、たかがえもんかけがそこまで注目されることはないだろうけど。って、いつのまにそんな言い方覚えたんだ?

今朝、出勤前の一コマでした。( I 田)

3月 19, 2010 編集部だより | | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年3月12日 (金)

お化粧方法を教えてください

編集部のKです。

「母の友」編集部では、一番影の薄い存在です。

そこで周囲の目を引きたいと、ダイエットに励み、

化粧も意識するようになりました。

でも、悩んでいます。

アラフィフティに似合う化粧法が分からないんです

老眼なので、8倍に拡大して見える鏡を買いました。

そこに写る自分の顔は……

見事なほど残念な状態!

毛穴、しわ、しみ、そして皮膚のたるみ……。

ため息  しか出てきません。

これらを補正する化粧品は

巷にたくさんでていますが、

表面をツルツルにしてお化粧しても、

なんだか違和感があります。

だって、年相応の顔じゃなくなるんですもの。

どなたか年齢にふさわしい

大人の女性の化粧方法を、

教えていただけませんか?

3月 12, 2010 編集部だより | | コメント (1) | トラックバック (0)

2010年3月 5日 (金)

他の編集部の人が、愛媛のいよかんをくれました。

大きくて、あまりに立派だったので、つい顔を描いてみたのですが、

この顔のモデル、わかりますか?

Kao1

うしろを通り過ぎた編集長Kが「こけしね」とすかさず言い当てたのには、驚きました。

(写真は家で撮りました)

別の日、今度ははっさくをもらいました。

これまた大きくて立派で、再び顔を描いてみました。

Kao2_2

特にモデルはなかったのですが、編集長Kに「今度はあなたね」と言われました。

似てないと思うのですが。(F)

3月 5, 2010 編集部だより | | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年2月24日 (水)

続・10年前のフィルム

1カ月ぶりの編集部Tです。
さて、前回の「編集部だより」(1月13日更新)で予告いたしました、今年最初の運だめし(?)の結果がこちらでございます。

008

70年代の東京下町、ではありません。2010年1月の鎌倉某所での一枚、あの使用期限が切れて10年経った未使用モノクロフィルムに写った画像です。

009

撮影日は成人の日、鶴岡八幡宮への道はごった返していました。

013
ちらは小社屋上からの風景。

現像するまでは、ちゃんと写っているか不安でたまりませんでしたが、なかなかレトロで雰囲気のある感じになってよかったです。
デジタルカメラが全盛の時代、お家に眠っているフィルムも、試してみると意外に楽しい写真が撮れるかもしれません。(T)

2月 24, 2010 編集部だより | | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年2月10日 (水)

何の金具?

Dscf2888 昨日の夕方、保育園に娘を迎えに行くと、Nちゃんが小さな金具で遊んでいました。
何か、くさりのようです。

Nちゃんはそのくさりを知恵の輪のようにして熱心に遊んでいたのですが、そのうちのひとつを「これ、あげる」と娘に渡してくれました。

つぎにもうひとつを私にくれようとしたので、丁重にお断りすると、娘にもうひとつ、またもうひとつと、結局みっつももらってしまいました。Nちゃんは自分の手元に残った同じくみっつで、また遊び始めます。

自分は子どものころ、こういうものを決して友だちにはあげられない子だったなあ、と思い返しました。(それでいまだにデスクが散らかっているのかもしれません)。子どものときから、Nちゃんのように気のいい人っているのですよね。

娘に「だいじにしなよ」と言うと、ポケットに入れっぱなしにすることなく、帰ってきてさっそくとりだして遊んでいました。 ( I 田)

2月 10, 2010 編集部だより | | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年2月 3日 (水)

またまたダイエット3

編集部のKです。

気がついたら前回のブログから、6週間が過ぎてしまいました。

12月25日から-2.8キロです。

年末年始も増やさずに頑張りましたが、

以前よりも減らなくなりました。

でも、9月から本格的にダイエットを始めて

トータルで-16.5キロです。

冬は体の新陳代謝が活発になるので、

脂肪を燃焼させるダイエットには最適

と言われていますが……( ̄ー+ ̄)

新陳代謝を上げるためには、

代謝をよくして脂肪を燃焼させないとこりゃダメだ!

体が寒さを認識することが大切なのだそうです。

つまり、暖房や冷房などの快適な環境にいては、

体は季節を認識しないということです。

ということで、冬なら

やはり昔ながらの

乾布摩擦!!!

こそ、新陳代謝を上げる策と自分勝手に思いこんでいます。

毎朝、家族の反対にもかかわらず、

窓をあけて、部屋に寒気を呼び込みながら、

せっせとリンパの流れを意識して乾布摩擦に励んでおります。

そして毎日、1万歩を目指して歩くうちに、最近では

ちょっと歩くだけで……汗だく状態 \(;゚∇゚)/

思ったように体重は減りませんが、

体脂肪率はぐ~~~んと減りました。

寒さを味方にして、皆さんもお試しを 

2月 3, 2010 編集部だより | | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年1月25日 (月)

瀬田さんにもらったサクラソウ

だいぶ前の話で恐縮ですが、「母の友」2009年11月号(「瀬田貞二の遺したもの」)の取材で、瀬田さんのお宅にお邪魔した際、奥様に庭でとれたサクラソウの種を分けていただきました。
まだ夏の暑い日で、帰ってしばらくしてから、初めて入る近所の園芸屋さんで、を買って、ベランダで種を蒔いてみました——。

で、一応毎日せっせとをやっていたのですが、1週間くらい経っても、鉢植えはしーんとしたまま
何の知識もなく、ああ、種をもらってすぐに蒔かなかったのがいけなかったんだと、半ばあきらめかけたある日、〝ふたば〟が、ぽそっと出てきたのです。そのときの感動は忘れられません(今から思うと、写真に撮っておけばよかったです…)。

そして、それからが早くて、次々葉っぱが出てきて、みるみるうちに鉢植えは緑一色に。

Sakurasou2

このわんさと茂ったのにも見慣れてきたころ、ふと「ところで、サクラソウって、サクラってつくくらいだから、花でも咲くのかな?」と思ったのですが、「でも〝草(ソウ)〟だもんな、この緑の感じで十分満足しよう」なんて思いながら(本当に何も知らない)、途中水やりを怠けたりしながらも、数ヶ月が過ぎていきました。

で、ちょっと前です。よおく目をこらすと、草の間から、何やらアイスの実(?)みたいなのが出てきたのです。

Sakurasou

そして、

Sakurasou3

なんとやっぱりが咲いたのです

いやあ、自分の手で種から花を咲かせるなんて、小学校のアサガオの観察か、ヒヤシンスの球根を植えただか以来(たぶん)で、うれしかったです(F)。

1月 25, 2010 編集部だより | | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年1月13日 (水)

10年前のフィルム

先週の「編集だより」にもありましたように、編集部では新年早々、作業台及び本誌バックナンバー管理についての抜本的改革案(12月24日提出)遂行にとりかかりました。

Film_3 なにせ57年分のバックナンバーです。
そして月刊誌です。毎月毎月出る紙・資料の数は桁外れ……。
作業は困難を極めましたが、若手を中心に一丸となってすすめた結果、なんと編集部が美しく生まれ変わったではありませんか! やればできる!

というわけで、さわやかな達成感とうるわしきチームプレイを確認しつつ、「今年はやるぞ!」との思いを強くしている編集部一同であります。

掃除の結果、発掘されたものの一つに、モノクロフィルム1本がありました(Kodak Tri-X pan 400)。
箱には 09/2001 と記載されており……使用期限が10年前に切れています

Filmcamera このまま捨てちゃおうかな、と思ったのですが、せっかくのリニューアル(?)記念に、使ってみることにしました。

捨てたも同然、と思うと、臆することなく気軽にばんばんシャッターが押せて気持ちがいいです。
最近デジカメにばかり頼っていたせいもあり、何が写っているか確認できないというのもわくわくします。
さて、私が入社するずっと前、10年前のフィルムには一体何が写るでしょうか? 今年最初の密かな運試しです。
乞うご期待! (T)

1月 13, 2010 編集部だより | | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年1月 7日 (木)

新春と「てぶくろ」

皆さん、明けましておめでとうございます。
どうぞ本年もよろしくお願い申し上げます。

「母の友」は5日が仕事始めでございました。
そして、すぐにとりかかったのが…・・・。

100107_170701_2 

大掃除…・・・。

普通は、年末にやるもんだろう、と思うのですが、
なぜか、いや実は、去年も、
年明けすぐにわさわさと取りかかったのでした。

周りの編集部は、電話で新年のごあいさつをしたり、
年賀状のお返事を書いたりなんかしてる中、
我らだけが、手袋(というか軍手ですね)とマスク、
さらにはエプロンも着用し、完全武装で
おおかたづけ。

はた迷惑なような気がしつつも、
体内の「掃除スイッチ」が入っているので、
わきめもふらずに、いや白状すると、
時折、あまりのモノの量に
茫然自失のていになりながらも、
果敢に掃除に挑んだのでした。

そんな怒濤の二日間が終わり、
ふーっとため息をつきながら、
自分の席に座ったら、
二日間ともに戦った
手袋、というか、軍手が目に入りました。

埃のせいで指先が気持ち黒ずんでいるのが、
なんとも言えない気持ちにさせられるなあ、
この「てぶくろ」には動物たちも
入りたくないかもなあ、と
そんなことを思ったりした、年明けでありました。(Iトゥ)

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2009年12月30日 (水)

すべり台

Dscf2478 娘のみどは、すべり台が大好きです。

どこを歩いていても、すべり台を見つけると、すべらないと気がすみません。

最近は、写真のようなソフトタイプのものも、各地のイベント会場などにあって、

これに出会ったときは大はしゃぎ。昇ってはすべり、のくり返しできりがありません。

思えば今年は正月2日から妻がインフルエンザで倒れ、家にいるとうつるというので、

みどと私は近所の公園という公園のすべり台を制覇し、

果ては地図を片手にバスに乗って、あちこちの何でもない公園を目指したのでした。

結局、その後、ふたりともインフルエンザにかかりましたが。

この冬は、懸案だったみどの予防接種もすみました。

さて今年も、「母の友」と「母の友でゆっくり子育て」をご愛読いただき、ありがとうございました。

みなさまも、ウイルス対策に、こまめに水分をとって、よいお年を。Dscf2480 ( I 田)

12月 30, 2009 編集部だより | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年12月25日 (金)

骨盤ダイエットもしています!

編集部のKです。

この場所に、自分のダイエットの記事を

書かせていただいてから5週間が経ちました。

体重はその間に3.9キロ減りました

先日久しぶりにあった友人から、いきなり

「病気?」と心配されました。

「どうやって痩せたの?」

と尋ねられることもしばしばです。

私は……

「1日8000歩以上歩きます」

と、答えています。歩くのは、今の季節のほうがやりやすいですよ。

汗でべたべた状態ということもありませんし、

体がぽかぽかして快適です。

ただし、事前に準備体操をしたほうが良さそうです。

ところで最近、家で「骨盤ダイエット」を始めました。

でもあまり実感はありません。

効果はいつごろ出てくるのでしょうか?

夜寝る前は半身浴しながらストレッチも取り入れています。

結構気持ちいいですよ。

これから年末年始を迎え、 

運動不足

も考えられます。

できるだけ体重を維持しながら、

リバウンド

だけは避けたいと思っています。

ダイエットしている皆様、一緒に頑張りましょう!!

12月 25, 2009 編集部だより | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年12月17日 (木)

いちょうの木

近所に大きないちょうの木があって、「いやあ、立派だなあ」と通勤時に毎日眺めていたのです。

Ichou

あっという間に葉っぱが散り、

Ichou2

冬だなあなんて感じていたら……ある日、木がなくなっていました!
切られてしまったみたい。

Ichou3

残念だなあ(F)。

12月 17, 2009 編集部だより | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年12月 9日 (水)

わたしのサンタクロース

もうすぐクリスマスですね。
街にはイルミネーション、クリスマスソングなんかが聞こえてくると、子どもでなくてもなんとなくうきうきします。

Photo ところで、皆さんにとってサンタクロースってどんな人ですか

←私にとっては、幼いころ繰り返し読んだ、『さむがりやのサンタ』(レイモンド・ブリッグズさく・え/すがはらひろくにやく)のイメージです。
サンタといえば、こんな感じの、赤い上下の服に赤い帽子をかぶった、たっぷりと太った白髪&白ヒゲのおじいさんに決まっています。

が、しかし! 先日小社の本棚で、そのイメージを覆す、衝撃のサンタ像を見つけてしまいました。
しかも2つ

4834013707 この本をご存じでしょうか?
クリスマスのまえのばん
クレメント・C・ムーアぶん
ウィリアム・W・デンスロウえ
わたなべしげおやく

箱入りでクロス張りの豪華な作りの趣きある絵本です。
表紙を開いたところにある「はじめに」に、この本の成り立ちが説明してありました。
ちょっと引用してみますね。

むかし、ニューヨークの町に、畑や果樹園にかこまれた古い灰色の館がありました。
そこに学者のクレメント・C・ムーアがすんでいました。
1822年のクリスマス前夜のこと、ムーア先生は、子どもたちを喜ばせようと『セントニコラスの訪れ』と題する、たのしい物語詩を書きました。
後にサンタクロースとよばれるようになったセントニコラスがクリスマス前夜にやってくるお話です。
興奮と喜びにみちたこの物語は、『クリスマスのまえのばん』として、よりよく知られるアメリカの古典となりました。

……なるほど、つまりここに出てくるセントニコラスが、サンタクロースの前身ということです。

1 ←念のため確認しますが、私の中のサンタ登場シーンは、こんな感じです。

わくわくしながら、ページをすすめると、現れたのは……

Photo_2 ←コレ

なんだかテンション高めですね。
暗くてよくわからないなあ。

さらに進んだところで、セントニコラスがプレゼントを靴下に入れているシーンが……

Photo_3 ←コレ

たしかにたっぷり太ってはいますが、何かが違う……!! どこか浪花節風というか、オッチャン風ではないですか。
口にくわえたパイプからは煙が燻り、あろうことかこんな文章がついています。

かたにせおった
ふくろをおろし
おもちゃをとりだすそのさまは
ものうりのおじさんみたいです。

!!!!
こ、これがオリジナル・サンタですか!!!

ややぐったりしながら、さらに本棚を探してみたところ、もう1冊見つかりました。
まさかのサンタ像が。

それは、こちらの新刊絵本にありました。

Photo_4

エリーちゃんのクリスマス
メアリー・チャルマーズさく
おびかゆうこやく

小さな正方形の、とってもかわいらしい本で、これは個人的にこの冬一番のオススメなのですが、その中にでてくるサンタクロースが、

Photo_5 ←コレです……。

足、ほそっ!!!
ていうか、全体的に大変スリム。たっぷり太ったおじいさんというよりは、こびとというか妖精っぽい

この本がアメリカで出版されたのは、1956年。
『さむがりやのサンタ』がイギリスで出版されたのは1973年です。
この20年足らずのあいだに、サンタに何が起きたというのでしょうか。

他のクリスマス絵本ではどうなっているんだろう。

色々気になってきました。
今年のクリスマスは、理想のサンタ像を求めて、書店をさまよいそうな気がします。(T)

12月 9, 2009 編集部だより | | コメント (1) | トラックバック (0)

2009年12月 2日 (水)

プタカウスカスさんの盆栽

こんにちは。「母の友」最新号もいよいよ発売の昨今ですが、
お元気におすごしですか?

Photo_6

あ、さて、新聞を眺めていると、ときおり、「大」がつくような
ニュースではないけれど、妙に心に残る人や出来事に出あいます。
最近は、11月26日の朝日新聞朝刊「ひと」欄に載っていた、
ケストゥーティス・プタカウスカスさん(51歳)のことが、不思議と頭に残りました。

プタカウスカスさんは、リトアニアの方です。
父母が政治犯として送られたシベリアで生まれ、
その後、祖国に戻るも……。以下記事を引用しますね。
「10歳から材木を削って家計を助け、若くしてアフガニスタン紛争への
従軍を命じられる。戦場の記憶が頭から離れず、酒浸りの日々が続いた」。

うーむ・・・・・・苦難の人生・・・・・・。

 

しかし、そんな折です、プタカウスカスさんは
友人からあるプレゼントをもらいます。
それは……
20センチほどのケヤキの盆栽。

「えっ、ぼんさい?」。

しかし、なんということでしょう、この盆栽が彼の人生を変えることになるのです。
プタカウスカスさんは言います。「植えた人の愛情が伝わってきて、
すさんでいた心がすっと穏やかになった」。

 以来、アルコールを抜き、自動車関連の会社を営むかたわら、
木の世話に没頭します。欧州の展示会で優勝したこともあったそうです。
さらに……「自身の経験から、アルコール依存症で
苦しむ人々を癒したいと、04年から国内で盆栽展を開く。
『盆栽を見るのが夢だった』と、70代の女性に
泣きながら感謝されたことが忘れられない」。
 一鉢の木が酒浸りの男を更生させ、生きる目標を与えた。
果たして、プタカウスカスさんに盆栽を贈った友人は、
彼にここまで大きな変化をもたらす、と思っていたかどうか――。
贈り物っておもしろいですね。ちょっと違うけれど、
この絵本のことを思い出したりもしました。

*********

 さて、私は、この記事を切り抜いて、編集部の仲間に見せびらかしては
「どうです! いい話でしょう」と自慢気に鼻をふくらませていたのですが、
つい昨夜、はっ、と思い出したことがあったのです。
そして、我が家の窓を開けると……い、いた……狭いベランダ片隅に、
枯れ果て、無惨な姿になった盆栽くんが寒風に吹かれている……。

 あれは今年の4月のことでしたか。ある金曜日の晩、
ぼんやりとテレビの経済ニュースを眺めていると、
真っ赤なもみじ盆栽がずらりと並んでいる情景が写りました。
海外での検疫にひっかかり、輸出ができず、大量に売れ残ってしまった、困った、というのです。
私は驚いてしまいまして、いや、その、なにに驚いたって、恥ずかしながら、
もみじってやつは秋に赤くなるものだと信じていたので……春にも赤くなるんだ、と。

Photo_5

春のほがからな陽光に照らされたもみじは非常に美しく、テレビ画面に現れた
その盆栽園の名前を思わずメモし、調べてみると、
案外、我が家から近い場所にあり、電車で数十分でたどりつけることがわかりました。

かくして早速、翌日、出かけてみました。
数千もの鉢が並ぶ様は(事情があるので、申し訳ない気持ちを抱きつつも)圧巻で、
その美しさに見ほれてしまったものです。
そして、園のおじさんに一鉢、選んでもらって買ってきました。

 最初のうちは、いやあ、見事なもんだ、と得意気に水をやっていたのですが、
梅雨が終わって夏が来るころ、なぜだか、みるみる枯れてしまいまして……。
しばらくはひょっとして復活してくれないか、と水をやり続けていたのですが、
9月くらいからは……もう……忘れてしまっていた……。
 ……。
 こういう人間が、プタカウスカスさんの話を吹聴するのはどうなのか、
という疑問を抱きつつも、ええ、長々とすみません、そんなような話でした。

ちなみに、余談ですが、現在「母の友」編集部には、
かつて、「たくさんのふしぎ」で盆栽の本を編集した人間がおります。
ぼくの知人に、その本と子どものころに出あい、
趣味が盆栽になった、という人がいます。(I)

12月 2, 2009 編集部だより | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年11月25日 (水)

手をつなぎ

Dscf2360 娘のみどと、保育園に向かいます。

赤ちゃんのころ、その手ははかないくらいに小さかったけれど、

今では少し大きくなりました。

それでもがっちりと手をつなぐ、というわけにはいかず、

僕の人差し指と中指をにぎり、歩きます。

これまでは、だまって手を差し出せばつないできたのに、

最近はスタスタとひとりで歩いていってしまうことも。

そんなに早く大きくならなくてもいいのに。( I 田)

11月 25, 2009 編集部だより | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年11月18日 (水)

ダイエットの道は遠い……

いつも「母の友」ブログにお立ち寄りくださる皆様
初めまして、編集部のKです。

個人的な話をして申し訳ありませんが、
実は、ダイエットをしています。

下は、今年6月に撮影した私の写真です。

お腹周りは、Katuo5_3メタボ検診にしっかり引っかかるサイズ、
体重だって……、人には言えないほどでした。

よく見ると、後ろの背もたれがしっかり隠れてしまっています。

でも、このぽっちゃり感が”癒し”系だと言われていました。


……しかし、この夏、私は決心したのです。
理由は言えませんが、とにかく痩せてやる……と。

ちょっと動いただけでゼイゼイしてしまうし、
汗っかき……、最短ルートをいち早く見つけることのできるこの私が、
毎日8000歩以上歩くことを決意いたしました。

それから5ヵ月……

体重を10キロ落とすことに成功しました!!(右下の写真をご覧ください)

(だれだ!、髪型が変わっただけじゃんと言ったヤツは……)Katuo4jpg

よ〜〜く見れば、いすの背もたれが
ちょっとだけ見えるようになったでしょう?

おかげさまで
メタボを卒業しました。

でも、目標にはまだまだ近づいていません。

やはり、歩くことと食事だけでは、限界があるのでしょうか?
お腹のぽっこりも減りませんし……。

ダイエットの道は、エベレストよりも高く遠いものですね。

でも何事も焦りは禁物……

一歩一歩進んでいくしかありません。

これは「母の友」のメッセージでもあります。
「ゆっくり子育て、たっぷり絵本」は、「母の友」のテーマです。

来年度もがんばりますので、よろしくお願いします。(K)

11月 18, 2009 編集部だより | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年11月11日 (水)

校了日と靴下

今日は「母の友」1月号の校了日です。

こちらは、編集長と図書印刷のTさんが間違いのないよう、最後のチェックをしているところ。

Kouryou

さて、その時間を使って、ブログの更新です。

1月号「新春インタビュー」に登場してくださっている映画監督の河瀬直美さんに取材に行って、影響を受けたことがあります。

それは……じゃーん。

Gohonyubi




5本指ソックスです。

インタビューのなかで河瀬さんが、何気なく、「五本指ソックスはいい」と話していたのですが、思わず、「えっ、それは男性が履いてもいいんですか?」「それのどういうところがいいんですか?」と矢継ぎ早に質問してしまいました。何でも、大地をしっかりつかむ、とか。

早速影響されて、使い始めました。感想は……「あ、自分の足に指がある(笑)」というのを意識するようになった気がします。履くときと脱ぐときがけっこうめんどくさいのが難点です(F)。

11月 11, 2009 編集部だより | | トラックバック (0)

2009年11月 4日 (水)

チンチンでんしゃのはしるまち、で取材。

Tinntinndensha_2 スタートより早3年がたった本ブログ。
今月から毎週1回、編集部5人が交代で「母の友」編集のこぼれ話をお届けしていきます。
いうなれば、ブログ版「くいんてっと」
毎週水曜日の更新をめざします! どうぞお楽しみに。

←さて、この絵本をごぞんじですか?
月刊絵本「かがくのとも」から生まれたチンチンでんしゃのはしるまち (横溝英一作)。
先日、この絵本の舞台となった長崎県長崎市を取材のため訪れました。

市内の交通は、もちろん路面電車!

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こんな昔ながらの車両があるかと思えば、

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↑こんな広告つきの新しい車両も走っています。

ガイドブックを見て運賃の100円を握りしめていたら、下車の際「10月1日から120円になりました」との張り紙を発見。お、惜しい……。

それにしても、修学旅行シーズンだったのでしょうか。どこを歩いても、修学旅行生に出くわします。

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平和公園にて。

Photo_6

記念撮影も複数班同時進行で。

晴天に恵まれ、美しい景色と坂道での程よいエクササイズを堪能しつつの、有意義な出張となりました。取材の結果は、2月号に登場予定です。ご期待ください。

Photo_7

11月 4, 2009 編集部だより | | コメント (2) | トラックバック (0)