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2011年7月15日 (金)

網中いづる個展「So many memories」

Aminaka_prs 連載「今月の母たちへ」(文・宮地尚子)の絵を描いてくださっている、網中いづるさんの個展「So many memories」が7月22日より、東京・代官山のGALLERY SPEAK FORで開催されます。

書籍や雑誌、展示などのために描いてきたアーカイブを中心に、新作も展示。
原画や複製画、Tシャツや関連書籍、雑貨も販売されるとのこと。

お近くにおよりの際は、ぜひご覧ください!

こちらに、インタビューも!

網中いづる
So many memories

期 間 2011年7月22日(金)~8月3日(水)
    11:00-20:00(最終日のみ18:00まで)
    毎週木曜日休廊
会 場 GALLRY SPEAK FOR
    〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町28-2 SPEAK FOR B1F
    tel 03-5459-6385/fax 03-5459-6386
    http://www.galleryspeakfor.com/

ギャラリートーク 7月22日(金)18:30~19:00
作品解説=網中いづる、聞き手=長崎訓子(イラストレーター)
予約不要

7月 15, 2011 イベント情報 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年7月12日 (火)

絵本作家の書斎・稲田和子さん

Photo 8月号の「絵本作家の書斎」は、長年、昔話の研究や再話に取り組み、数々の昔話絵本の文章を手がけてきた稲田和子さんです。

昔話を「再話」するとはどういうことか、稲田さんがどのようにして、昔話の世界に魅せられていったのか、たっぷりうかがいました。

Photo_2話絵本『くわずにょうぼう』と聞いて、赤羽末吉の迫力ある絵を思い出す人もいるかもしれない。
では、お話を書いたのは誰だろうと表紙を見ると、そこに稲田和子さんの名前がある。
しかし、「作」ではなく、「再話」と。

「再話って何のこと?」「そもそも昔話とは?」
あらためて考えるとよくわからない。
そんな素朴な疑問を胸に、4月中旬、岡山県に稲田さんを訪ねた。

岡山駅からタクシーで10分ほどのところで降り、家の呼び鈴をならすと、稲田さんご本人が出てきて「遠いところをわざわざお越しくださいました」と、丁寧に居間に案内してくれた。
書棚には日本の昔話に関するたくさんの資料があり、さすが研究者の家と、少し緊張しながら机の上に目をやる。
と、ほっかむりをした穏やかそうなおばあさんの写真が目に入った。
その隣にはお城の模様の入った絣。

「めずらしい柄でしょう、この絣」。
途端に稲田さんの目が輝く。
「この写真のおばあさんが機で織ったのをもらったの。
福井雪江さんいうて、私が短大に勤めはじめた1972年に、広島県の上下町で昔話の調査をしたときに出会ったんです。
ほんとにいい語り手でした。
のちに有名になり、彼女の語りがレコードになったくらい。それからね……」と、流れるように語り出した――。

Photo_3 文学好きの一家だった
語り手への思いを熱く語る稲田さん。
「ご自身も、子どものころお家でたくさん昔話を聞いて育ったのですか?」と尋ねると、すぐに「いいえ」という声が返ってきた。

稲田さんは1932年、岡山県里庄町生まれ。
母親がたまに”ありふれた”桃太郎を聞かせたぐらいで、特別、昔話を聞いて育ったわけではない。
家は農家で、兄2人、弟2人の5人きょうだいのまんなか。
本をよく読む文学好きの一家だったそうだ。

「母は、石川啄木の短歌が大好きでね。
あるとき、父の畑仕事に私と弟でついていったけど、なにしろ退屈で。
それで、弟に啄木の歌を聞かせてたら、父が『もういっぺん今のを聞かせてくれ』と頼むので、『はたらけど はたらけどなほ わが生活 楽にならざり ぢつと手を見る』と聞かせると、『啄木はええのを言うのお』言いよりました。
父も俳句雑誌に投稿したりしてました」。

*この続きは、本誌でどうぞ!
(写真・山本尚明)

7月 12, 2011 今月の“立ち読み” | | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年7月 5日 (火)

連載「ないものがある世界」

4月号より始まった連載「ないものがある世界」(文・今福龍太、絵・村瀬恭子)。
お楽しみいただいているでしょうか?

お気づきの方も多いと思いますが、この連載は、隔月で2つの物語が交互に展開しています。
偶数月号(4・6・8月号…)では「ないものがなく、あるものだけがある」世界。
奇数月号(5・7月号…)では、「ないものがあり、あるものが消えゆく」世界。


ノアという少年によって導かれてゆくこの「ないものがある」世界と、もう一方の現代の私たちが住む世界がパラレルに描かれながら、これからの世界のあり方を模索していく、壮大な思考実験となっています。

謎に満ちた物語は、今後どのように発展していくのでしょうか。

ドイツ・デュッセルドルフ在住の画家、村瀬恭子さんとの即興的コラボレーションにもぜひご注目を。

未来を生きる子どもたちを育てるすべての大人に、じっくり読んで、感じて、考えていただきたい連載です。

7月 5, 2011 編集部だより | | コメント (0) | トラックバック (0)