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2011年5月26日 (木)

「東北観光地復興支援の旅」ご案内(中野京子さんより)

本誌・ははとも倶楽部「ビデオ」の連載をしてくださっている中野京子さんから、

お知り合いの方が企画した「東北観光地復興支援の旅」のご案内をいただきました。

被災地でがれきの撤去をするなどのボランティアではなく、

「観光」に訪れることも、一つの復興支援になるとの話に、

なるほどと思いました。

詳しくは、中野さんのブログ

http://blog.goo.ne.jp/hanatumi2006)、

読売オンラインの「大手小町」内の記事

http://www.yomiuri.co.jp/komachi/shopping/labo/20110513-OYT8T00656.htm

にありますが、

6月18日~19日の日程(一泊二日)で宮城県鳴子温泉・松島へ行くツアーです。

また、「応募日程が詰まっていますが、もしお時間があるようでしたら、ぜひご参加ください。また今回は無理でも、また次があるはずですので、どうかこのツアーをご記憶ください。」(中野さんブログより)とのことです。

5月 26, 2011 イベント情報 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年5月12日 (木)

絵本作家のアトリエ・辻村益朗さん

4834006042 好評連載「絵本作家のアトリエ」も、6月号45回目を迎えました。
海外編、特別編などを合わせると、すでに50人以上の作家のアトリエをお訪ねしてきたことになります。
編集部にとっても、この連載は仕事場におじゃまして、長い時間お話を聞かせていただける貴重な機会。
毎回取材に行くのを楽しみにしているコーナーの一つです。

さて、今回お訪ねしたのは、ブックデザイナーとしても小社刊行物を長い間支えてくださっている、辻村益朗さんです。

Photoザインを手がけた本は、なんと1000冊以上! 福音館書店の本だけでも、「エルマー」や、「タンタン」、古典シリーズや福音館文庫などがあり、皆さんもきっと手にしたことがおありでしょう。

電子書籍が出現した今、改めて「本」とはいったい何なのかを考えなければ。
そんなことを頭の隅に置きながら、東京都内の高層マンションにある、辻村さんのお宅を訪ねました。

決まったことでなく、自分の気に入るように
午後の陽が注ぐ明るい仕事場で、辻村さんがにこやかに迎えてくれました。
家具や小物が整然と配置されています。

「4年前に一軒家からこちらに越しまして、そのときに膨大な資料を手放したんですね。
自分が装丁した本だけでも相当数ありましたから。
書庫や暗室もあったのですが、全部本で埋まっていて」。

えっ、暗室があったのですか?

「私がデザインを始めた40数年前は、活字の時代。
それから写真植字になったのですが、平体や長体、斜体をかけるにも、写植屋さんでは決まったことしかできない。
文字を自分の気に入るように加工するには、暗室で自分で作るほかなかったんです。
それに、自分でやったほうが速い! 急ぎの仕事が多かったですから」。

Photo_2 嗅覚から絵画へ
辻村さんは1934年、愛知県岡崎市で生まれました。
「父方は街道筋の宿屋の家系。祖父は隠居して古道具が好きでした。
宿屋だから、宿場に流れてきたおかしなものがたくさんあったんです。偽物の掛け軸とか。
家計に無頓着な道具好きの血は、私も祖父から受け継いでいますね。
母は和装の師匠をしておりまして、お弟子さんに教えながら、自分で袴を仕立てたりもしていた。
職人気質で、できあがったものを見て、気に入らないとまた全部ほどいてやり直す。
あまりもうけにならない仕事でしたね。
今思うと、私もその気質を引いている。
仕事で、他の人が気にならないところが妙に気になってやり直す。
そういうところがあります」。

*この続きは、本誌でどうぞ!
(写真・吉原朱美)

5月 12, 2011 今月の“立ち読み” | | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年5月10日 (火)

母と娘のあいだには

わが子はかわいい、でもときに苦しさを感じる瞬間がある……。
その一瞬の苦しさは、もしかしたら自分自身が母親から受け取っていたものと関係があるかもしれません。
「母」として子育てに頑張るあなたは、同時に「娘」でもあるのです。

6月号の特集「母と娘のあいだには」は、そんな微妙な母と娘の関係に、真正面から向き合う試みです。

自分に正直に、見つめ直してみませんか、あなたとお母さんとのこと。

今回の特集の案内人、岩城範枝さんは、現在60代。
母親の介護をきっかけに、今まで解放されずにきた母親との心の問題に直面している友人をたくさん見てきました。
「母のここがイヤ」と思うことさえ必死に否定して、自分の気持ちを抑え込んだまま精神のバランスを崩したり、ついには老いた母親を虐待してしまったり……。
そこには幼いころから続いてきた母親の影響と、それに抵抗できなかった娘の長い歴史があるのではないか――。
岩城さんはそう語ります。

まずは”怒り”に気づいて
手塚千鶴子

今回まずお話を聞くのは、岩城さんの中学高校時代の同級生であり、自身も母親との葛藤を体験した手塚千鶴子さん。
手塚さんは現在、海外からの留学生たちに日本文化の視点から考える日本人の心理学や異文化コミュニケーションの授業を行っています。

――母親に対するもやもやした気持ちは、どうやら若い世代にもあるようです。
きちんと育ててくれたことに対する感謝の念があるからよけいに、母のここがイヤだと言えない。
そう思う自分に罪悪感を感じてしまうのよね。

臨床心理学的には、そういう罪悪感は”怒り”とつながっているんだと思う。
罪悪感のほうが気づきやすいけれど、その裏側に張り付いている怒りには気づきにくい。
私自身もそうだったから。母に対してネガティブな気持ちをもったり、父を亡くし一人でいる母になかなか会いに行けないことがものすごく大きな罪悪感になっていた。
私もフルタイムで働いていて忙しい。それでも、どうしてきょうだいじゃなく私ばっかり見舞いに行かなくちゃいけないの、という怒りにはならず、行ってあげられない罪悪感のほうが強かった。
自分の中に怒りがあることがわかるようになり、受け入れてからのほうが、罪悪感がなくなっていったという感じがする。

――自分の中に怒りの気持ちがあるということに、まず気づくことが大事なのね。

大事だと思う。
でも気づくのって怖いのよね。イヤなのよ。
気づくと「自分は嫌な娘だなあ」と自分を縛る罪悪感になってしまうから。
全く気づかないでいる人のほうが多いんじゃないかしら。

――手塚さんの研究テーマは「日本人の怒りについて」でしたよね。

そう。それは私自身が怒りに気づけない、怒れない人だったからなの。
自分の怒りを表現したり伝えるすべを知らなかった。
それが留学生を相手に授業をするうちに、これは自分だけでなく多くの日本人の中にあるものなんだ、そして怒るということは意外に大事なんだ、と。
日本人って、怒りや否定的な感情に気づきにくいし、それを表現できない傾向があるでしょう。

留学生の多くが、「なぜ日本人は怒らないんですか?」と不思議がっています。
「怒りも人間の感情で、健康なことじゃないですか」「ニコニコしながら怒っていると、どうしていいかわかりません」って(笑)。
彼らは、意見の食い違いがあってぶつかるからこそ本当の友達になるんじゃないか、それをしないまま別れてしまってはもったいないとも言います。

*この続きは、本誌でお読みください。

てづかちずこ 1946年生まれ。慶應義塾大学日本語・日本文化教育センター非常勤講師。教育心理学博士。専門は多文化間カウンセリング。日本人と留学生が英語で共に学ぶ日本研究講座で、「日本人の心理学」「異文化コミュニケーション」を教える傍ら、留学生や日本人学生のカウンセリングを担当。

5月 10, 2011 今月の“立ち読み” | | コメント (3) | トラックバック (0)

2011年5月 9日 (月)

~葉っぱでふりかけ遊び~編・その2

さて、あまり間をあけずに前回の続きです。

散歩をしていたのでした。

前回は、「クスノキ」の新葉で見事、

ふりかけ遊びが楽しめました。

しかし、種類によっては失敗することもあるようです。

本文には詳しくありませんが、

高柳さんは、「常緑樹だとやりやすく、

なぜだか落葉樹の新葉だとうまくいかない」と

話していましたが……

Photo5

確かに、うまくパラパラッといかず、丸まってしまう

ものもあるようです(これが何の葉っぱかは、

すみません、忘れてしまいました)。

そして、散歩しているといろいろなものにも出会います。

Photo9_5

だれかのいたずらでしょうか、猫(?)を抱いた

女の子の像が、なんと花束を抱えています。

思わず写真を撮ってしまいました。

さて、ふりかけ遊びの上級編も一気にご紹介

しちゃいましょう。

こんな緑の葉っぱ

Photo6

赤い新葉(「春紅葉」なんて言葉もあるようです)を

Photo7

まとめて一緒に……

Photo8

ぐしゃぐしゃっとやると、カラフルでほんとに

ふりかけみたい!

ああ、楽しかった(F)。

(おわり)

*ついでに、前回芽が出た「しめじパック」のその後も

お知らせします。

Photo13

見えますでしょうか?

あちらこちらに、双葉の芽や、一つ葉(?)の

芽がいくつも出てきましたよ。

今後の成長も楽しみです。

5月 9, 2011 やってみよう!草とも | | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年5月 2日 (月)

~葉っぱでふりかけ遊び~編

こんにちは。

GWの最中、みなさんいかがお過ごしですか。

お子さんとGWを満喫するためにもってこいの遊びが、

「母の友」5月号「草花はともだち!」(P.59)に載っていますよ。

先々週の土曜日(UPが遅くなってすみません!)、

お天気がよかったので、「葉っぱでふりかけ遊び」を実践しようと、

近所を散歩してまいりました……という話です。

まず目についたのが立派な「クスノキ」。

Photo1

本誌では、赤色の新葉が紹介されていましたが、

緑色のものもあるようです。

さっそくやってみます。

一、

Photo2

二の、

Photo3

三!

Photo4

近くに子どもがいたら、パラパラとやってみたかったのですが、

これ、新葉が水分をたっぷり含んで、瑞々しくて

こうしてるだけでも、まだに「肌で」感じて

気持ちがよかったです。

さて、散歩は続きます。

(つづく)

5月 2, 2011 やってみよう!草とも | | コメント (0) | トラックバック (0)