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2011年3月10日 (木)

絵本作家のアトリエ・せないけいこさん

Photo 4月号の「絵本作家のアトリエ」は、『ねないこだれだ』や『いやだいやだ』などの小さな貼り絵絵本で子どもの心をがっちりつかんできた、せなけいこさん

『ねないこだれだ』や「めがねうさぎ」シリーズ、「おばけえほん」シリーズなど、おばけの出てくる絵本を数多く手がけているせなさんを訪ね、絵本作家としてデビューするまでのお話をうかがいました。

ン ボン ボン……夜は眠る時間です。
夜中に遊ぶ子は、おばけになって、おばけの世界に飛んでいけ――。
『ねないこだれだ』は出版以来、40年以上にわたり愛されている絵本です。
柔らかいタッチの貼り絵で描かれるおばけは、ユーモラスだけどどこか怖い。
子どもがおばけの世界につれていかれたまま終わるラストは、ぽーんと突き放されたような印象を残します。
いったいどんな人が、どんな思いでこの絵本を作ったのでしょう?
神奈川県・逗子市に、せなさんのご自宅兼アトリエを訪ねました。

1_2 おばけは怖い?
指定されたバス停から歩いていくと、小高い丘の上に二階屋がありました。
家の中を案内してもらって、まず圧倒されたのが本の量! 玄関、居間、2階の寝室兼仕事場の壁際に高い棚があって、本が縦に並び横に積まれ、ぎっしり詰まっています。

「なにしろ、本屋に行っては、いろいろすぐに欲しくなって買うので増える一方。
地下に書庫もあるんだけど、整理が悪いからあちこちにもぐっちゃって、あの本はどこ行ったかなってしょっちゅう探しているんです。
出てこないから、また買い直したり(笑)」。

最近買った本はなんですか、と尋ねると、『妖怪絵巻』(「別冊太陽」)という答えが返ってきました。
なるほど、本棚にも、『本日の水木サン』(水木しげる)、『お化けについてのマジメな話』(平野威馬雄)、『ホラー小説大全』など、妖怪やお化け関係の怖そうな本が多くならんでいます。
やっぱり、おばけが好きなのですね?

Photo_3 「でも、私、もともとは”おばけ党”じゃなかったんですよ。
小さいころは、特におばけが怖い、なんて思ったこともなかったですし。
興味を持ち始めたのは大人になって自分に子どもができてから。
息子が3歳くらいのときに、テレビアニメの『ゲゲゲの鬼太郎』に夢中になったんですよ。
でも、ひとりで見るのは怖いってんで、テレビをつけては『ママ、ここに来て隣に座っててよ』と言うんです。
『そんなに怖いならやめようか』と聞くと、『ううん、ぼく見たいの』って。
子どもはそんなにおばけが好きなのかと、興味を持って調べ始めたらおもしろくて、私のほうがのめり込んでいっちゃってね。
この間も日本の妖怪の研究をしている民俗学者の小松和彦先生の講演を聴きに行きましたよ」。

*この続きは、本誌でごらんください。
(写真・岩崎美里)

3月 10, 2011 今月の“立ち読み” |

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