幼いころ、当たり前のように乗っていた地下鉄が、こんな大がかりな工事を経て走っているのか、と驚がくしたものです。工事現場の背景の季節がちゃんと移り変わったりと、物語性にもあふれているのが楽しい本です。作者の加古さんは、子どもを「子ども扱い」せず、対等にぶつかっていて、いい意味で容赦がないところが本当にすごいなと思います。
(はば よしたか ブックディレクター)
『地下鉄のできるまで』
加古里子 作
32ページ 24×24cm 幼児から 定価1365円
初版年月日:1987年10月30日
都会の地下を走る電車、地下鉄。その工事は、地下でどのように進められているのだろう。ページを繰るごとに工事が進み、地下鉄の完成までを楽しく伝えます。
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