この本で描かれているようなナンセンスには永遠を感じます。順番に飲み込んで順番に吐き出して、それで終わり(笑)。いわゆる命の大切さとは全く関係がなくて、もっと永遠な感じがするんですよね。ナンセンスなものには神様がつくった世界にわけもわからず経たされた人間の尊厳へのまなざしがあると思うんです。
(ほむら ひろし 歌人)
『ありこのおつかい』
いしいももこ 作/なかがわそうや 絵
40ページ 28×22cm 3才から 定価1365円
初版年月日:1968年12月15日
アリのありこはおつかいの途中、道草をくったばっかりにカマキリにのみこまれ、そのカマキリはムクドリに、ムクドリはヤマネコに……。楽しいぐるぐる話が絵本になりました。
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