「わたし」とは何かを、こんなに正確に、こんなにわかりやすく、そしてこれがいちばん大切なことだが、こんなにおもしろく定義したものが、いままでにあったろうか。この絵本をはじめて見たとき、「ああ、目からうろこが落ちるとは、こういうことだったか」と、ぼくは思った。ぼくの目からうろこが落ちたのはこのときだけで、それ以前にもそれ以後にもまったくない。
(あまの ゆうきち コラムニスト)
『わたし』
谷川俊太郎 文/長新太 絵
28ページ 25×22cm 4才から 定価945円
初版年月日:1981年02月02日
わたしは山口みち子、5才。お兄ちゃんからみると“妹”。でも、犬からみると、“人間”。わたしはひとりなのに呼び名はいっぱい。社会関係を楽しく描きます。
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