ピーターラビットの本って、てのひらくらいで持ちやすいんです。幼い娘を連れての外出先で、読み聞かせするにも、カバンに入れるにもちょうどいい大きさなのが気に入っています。挿絵もきれいで、一つ一つにリアリティがある。ポターが描く動物たちは人間と似ているんです。ズルかったり、お馬鹿さんだったり。人間でもこういうことやるよねって(笑)。絵本は子守唄みたいなものかもしれません。子どものために歌うのが子守唄なら、子どものために読んでやるのは絵本。よい歌が歌い継がれていくように、よい絵本も読み継いでいきたいですね。
(いのうえ あずみ 歌手)
『ピーター・ラビットのおはなし』
ビアトリクス・ポター 作・絵/いしいももこ 訳
56ページ 15×11cm 4才から 定価735円
初版年月日:1971年11月01日
マグレガーさんの畑で野菜をたべていたピーターは、追われて逃げるとき大事な上着をぬぎすててきました……。のどかなイギリスの田園を舞台に、小動物たちがくりひろげる事件が、淡く美しく彩られた水彩画によって展開していく「ピーターラビット
の絵本シリーズ」は、世界中の子どもたちに愛されつづけています。
福音館書店は2012年2月に創立60周年を迎えました。これまでささえてくださった皆様に感謝を込めて、さまざまな企画をご用意しております。このブログで順次お伝えしていきたいとおもいます。どうぞご期待ください。
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